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【初期ユーザー獲得マーケティング】第2回:ミラティブ

第2回はミラティブです。ミラティブは配信の手軽さが魅力的ですよね。今回はミラティブの初期ユーザー獲得について私なりに分析考察をしてみました!あくまでも施策から考えた私の仮説です。もし誤りや記述されていない情報などがありましたらぜひコメントいただけると嬉しいです!


ミラティブとは

ミラティブは、ゲーム配信プラットフォームです。スマートフォンの画面をミラーリングしてそのまま配信できるため誰でも手軽に始めやすい点やエモモというアバターを作成できる点が特徴として挙げられます。

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どうやってユーザーを獲得していったのか

ミラティブはどうやって初期のユーザーを獲得し、大きなサービスになっていったのでしょうか。ミラティブの初期ユーザー施策や記事を調べたり、社長である赤川さんとDMをさせていただく中で(本当に丁寧にご対応いただき感謝しかありません)下記の仮説に辿り着きました。

コアユーザーを集めてPDCAを高速で回して最速でPMFする

こういった方針で進めていたのではないでしょうか。ではそれぞれ詳しくみていきましょう!


コアユーザーを集めてPDCAを高速で回して最速でPMFする

なぜコアユーザーに焦点を当てたのか

『派手なPRとか有名人マーケティングはイケてるサービスに見えてかっこいいんです。それがターゲット的に正解のプロダクトもあると思います。でも、プライドをグッとこらえて、まずはコミュニティの根幹を作ってくれるユーザーさんとだけ向き合う。初期のコミュニティにとって大事なことだと思っています。』

赤川さんの記事に上記の言葉がありました。PMFすることを目的とした時にマーケットを見極めてより純度の高いユーザーのみを集めることで、より研ぎ澄ませれた検証結果が得られ、それが効率化につながるということですね。


コアユーザーの集め方

コアユーザーを集めれば効率良く仮説検証ができる、ということはわかりました。ではどうやってコアユーザーを見つけてサービスに引き入れて行きたのでしょうか?
一つ目の仮説は、まず顧客と話す地道なアプローチを取ることです。「スケールしない顧客獲得」をするという、一件まわり道にも思える直接会うということを大事にしていたそうです。確かに、ユーザーからしても実際に話したことのある人がやっているサービスはただ偶然見つけたサービスよりも当事者意識を持って使ってくれるでしょうし、提供者側としても顧客がどんな人かを把握できたり、色々なインプットを得る機会にもなりますし、ただのユーザー獲得以上の価値を得ることができるのかもしれません。
(Twitter 赤川様とのDMより引用)

二つ目の仮説は、「熱狂」です。ミラティブの方の記事を読んでいると「熱狂」「熱量」という言葉が頻繁に出てきます。「熱狂」を作り出すことによって自然にユーザーが増えていくサービスにすることを目標に進めていたようです。


さらに純度の高いコアユーザーを選定

コアユーザーの集め方はこれだけではありません。実際にサービスを使ってくれているユーザーのうちさらにコアなユーザーを選定して、データ分析をしているそうです。コホート分析を用いて、ユーザーをセグメント分けしてそれぞれの行動を分析することでさらに純粋な結果のみを抽出し、サービスの価値向上を目指す。徹底していますね。


コアユーザーを集めてPDCAを高速で回して最速でPMFする

PDCAを高速で回すためにしたこと

次はユーザーを集めた後にどうサービスを改善していったのかについてです。
まず1つ目のキーワードは「熱量指標の分解」です。熱量のあるユーザーの「熱量のトリガー」となっている部分を数値にバイアスなく向き合うことで適切に見つけることです。
2つ目は「ユーザーフィードバック」です。赤川さんにDMさせていただいた時にも「ユーザーと直接話す」という言葉を何度もおっしゃっていただいたように、Mirrativeでは話すことをとても重要視しています。2018年10〜12月期のコミュニティチームの目標が「3ヶ月で500人以上のユーザーさんに会う」であったということで、これは本当に大事にしている行動なのがわかります。「オフ会」「グループインタビュー」「1on1インタビュー」でサービスの使われ方やユーザーの意見を分析してサービスの改善に生かしていったそうです。



第1回 メルカリとの比較

同じ基準で単純には見れないですが、第1回のメルカリと比較してみると興味深く思えました。

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メルカリでは集客を強化してユーザーを増やした後に、トランザクション数の良いユーザーを見定めてアプローチをしていました。
逆に今回のミラティブでは初めからトランザクション数の良いであろうユーザーを特定してから集めに行くやり方をしていたように思え、違いが見て撮れたように感じました。



サマリー

ユーザーを絞り込む時期に遅い早いはあるものの、トランザクションするユーザーを見極めることはとても大切だということがわかりました。しっかりと生かしていきたいなと思うものの、獲得を優先してからコアユーザーを見極めるメルカリ型と、コアユーザーを集中して獲得するミラティブ型は何が違うのでしょうか?

今後はこの辺にも仮説を持って検証していきたいと思います!最後まで読んでいただきありがとうございました!


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