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早朝のフライトにはもう乗らない

フランスに住んでいた頃、ヨーロッパ旅行の際によく利用していた格安航空。

中でも早朝便は特に安くて、現地の滞在時間も増えるということで、喜んで選ぶことが多かったのですが…

ある出来事をきっかけに、もう早朝便を選ぶことはなくなりました。

この投稿では、わたしが早朝便を選ばなくなった理由を、ハプニングエピソードとともにお話しします。

早朝フライトはとても疲れる

まず、朝4時や5時に起きて観光するのって、想像以上に体力を使います。

早朝に起きて準備をして、空港へ移動して、飛行機に乗って現地に到着するまででも、結構疲れてしまうんですよね。

もちろん、旅行のワクワク感やアドレナリンのおかげで乗り切れることもあります。

でも最近は、早朝に出発したら一度ホテルでお昼寝をしないと、夜まで体力が持たなくなってきました…。

早朝便は本当に安いのか?

早朝便や深夜便を利用する際、よく考えなければいけないのが空港までの移動手段。

早朝フライトの時間って、電車やバスがまだ動いていないことが多いんですよね。

私も早朝便を利用する時は、ほぼ毎回タクシーを使っていました。

フライトチケットはお得だけど、早朝移動にかかるタクシー代を考えると、実はそんなに安くないことも。

早起きの大変さやタクシーを呼ぶ手間を考えると、「もっと遅い便にしておけばよかったな…」と後悔することも何度かありました。

早朝便はストレスの塊

早朝フライトを予約した時点で始まるのが、ちゃんと起きられるか問題です。

これが、想像以上にストレスなんですよね。

寝坊したらどうしよう、間に合わなかったらどうしよう…と緊張してしまい、私はぐっすり眠れません。

寝不足からの早起きって、相当なストレスじゃない?ということに気づいてからは、なるべくゆっくり準備できる時間を選ぶようにしています。

呪われたバルセロナ旅行

私は一度だけ、早朝便を逃してしまったことがあります。

それは、シャルル・ドゴール空港から朝7時台の格安航空で向かう予定だった、バルセロナ1泊旅行です。

その日、目覚ましは4時にセットしたはずなのに、なぜかスッキリ目覚めて時計を見ると、6時20分。

空港までは最低30分。

「終わった…」と思いつつも、「今すぐに出ればギリギリ間に合うかも」という、わずかな望みにかけて急いで準備しました。

すぐにタクシーを呼び、車の中で念のため次の便のチケットを探しながら空港へ。

運転手さんがものすごい勢いで飛ばしてくれたおかげで、なんと30分もかからずに到着!

オンラインチェックインは済ませていたし、預け荷物もなかったので、ダッシュで保安検査場を通り抜けました。

「これなら空港にいるというデータが残るはずだし、間に合うかもしれない!」と思いながらゲートに向かったものの…

ちょうど目の前で飛行機のドアが閉まってしまいました。

平気で何時間も遅れることがあるのに、人の遅刻には容赦なし、それが格安航空の現実です。

タクシー代を払って空港に来たのに、チケット代はもちろん戻らず、変更もできず、タクシーの中で買い物かごに入れていた次の便のチケットも、なんと売り切れ。

当日中に出発する便は、その後夕方までありませんでした。

1泊だけの旅行なのに、ほぼ丸一日失うという大失態…

実はこのバルセロナ旅行、1年前にもコロナでキャンセルになっていて、そのときも格安航空のチケット代とホテル代は戻らなかったんです。

どれだけのお金を無駄にするんだと思いつつも、「今日こそは絶対に行かなければいけない!」という意地で、夕方の便を再予約。

結果、滞在時間は24時間もなかったけれど、念願のバルセロナを全力で楽しむことができました。

「時間が足りないくらいがちょうどいい」と言い聞かせながら…

私が早朝便を選ばない理由まとめ

早朝便はチケット代が安く、現地での滞在時間を最大限に使えるというメリットがある一方、私にはデメリットの方が大きく感じます。

  • 体力的に疲れる

  • 早起きのストレスが大きい

  • 空港までの移動にタクシー代がかかる

旅は、フライトの時間を選ぶところから始まっています。

心と身体に余裕を持ちながら旅を楽しみたいですね!

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