私、物覚えが良くないな。とコンプレックスを感じる時
私自身、物覚えが良くないことにコンプレックスを抱えていました。いや、今も抱えています。日常生活の中で三つほどの連絡事項を伝えられ、さらにそれに関わる情報も付け加えられると、
「紙!紙!」と。受け取った情報を脳で記憶、管理するのでは無く、紙という絶対的に消えないものに記憶の管理をお任せしようとする傾向があります。脳は誤作動することがあるので紙に記録するのは間違いではないけれど、
脳の処理能力を上げて相手に対応、行動できたらかっこいいやん!と思い「記憶の仕組み」を探ることにしました!
犬塚 美輪さんの著書「認知心理学の視点」引用
物覚えが良くない=忘れやすい
ということ。
忘れるという現象が起こる理由は二つあるらしい。その二つとは「転送の失敗」と「検索の失敗」
今回は転送の失敗を避ける方法について探ってみることにします。
もらった情報を悪れないようにするためには、転送するときに分類化すること。例えば、人参、フライパン、石鹸、歯ブラシときいて
●台所の器具 フライパン
●台所の食品 人参
●洗面所の雑貨 石鹸、歯ブラシ
のように、脳内にある家の中に、人参、フライパン、石鹸、歯ブラシの所属する場所にそれぞれを持っていくイメージ。こうやってそれぞれを分類することにより記憶の定着率を上げることができる。
上記のように自分が普段から接している世界(食事や歯磨きなど)は簡単にそれぞれを所属する場所に配置できるけど、
自分が普段接していない世界の情報を受け取った際に覚えられない。というのは何もコンプレックスに感じることはないということ。
紙にガシガシ書いて、その世界についての知識を深めると自然にその単語を所属する場所に配置できるようになるということ。
コンプレックスに感じることは全くないということ^_^
自分の受け取った情報はドンドン紙やパソコンや携帯電話に記録して、その世界についての知識を広げたらいい。そうしていくうちに自然と受け取った情報を所属する場所に配置できるようになり、自分の活躍したい場所で活躍できるようになると思う。
そして、1才、3才、4才の子供を育てる身として、自分に言い聞かせたい、さらに周りの人に伝えたいこと。それは子供が物覚えが良くないのは当たり前だということ。親が自分の物覚えが悪いことをコンプレックスに感じている場合、自分の子供が物が覚えられない場所を目の当たりにすると
「この子は物覚えが良くない。それは私のせいかもしれない。」というふうな考えに至ることがあると思う。
でも、子供が物を覚えられないのは当たり前で、この世界に生まれてきてまだ数年しか経っておらず、この世界についての知識量が圧倒的に少ないから。
だから、子供が同じことを何度も聞いてくるのは物覚えが悪いからではなく、その世界について知りたいから。何度も何度も教えてあげたら自然と自分で受け取った情報を自分で所属する場所に配置することができるようになる。
覚えられないのは、その世界での経験値の差。
結論。自分の置かれている場所について知っていることが多いと自然と受け取った情報を所属する場所に配置できるので自然と覚えられる。
逆に、自分の情報が少ない分野の情報を受け取った場合に覚えられないのは当たり前。紙や携帯電話やパソコンに書き出し、情報量を増やすことによって、自然と覚えられるし、物分かりがいい状態になる。
覚えられる、物分かりが良い=経験値の差
コンプレックスに思わず、自分の望む居場所を手に入れるために挑戦したり失敗したりしながら、経験値を上げていこうと思います。