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『anybody's game』〜神様の手の上でも〜

こんばんは!

未歩さんの誕生日とされる3/30までもう1週間を切りました…!
早い…!!!
今回の1曲1時間ラジオは3/30に放送されます。
テーマの曲はanybody's game!

この曲はカラオケの一曲目とかによく歌います!
歌いやすいのと、かなり盛り上がるので笑

私はいつもの小説形式を一旦お休みして、解説形式したいと思います。

では早速行きましょ〜

タイトルについて

『anybody's game』

英訳を調べると

anybody's game=予想のつかない試合、五分五分の勝負

と出てきます。

それともうひとつ、私はそのままの訳"誰かのゲーム"という意味も含まれていると解釈しました。

その誰かとは誰か。
神様ではないかな?と私は思うんです。
未歩さんの歌詞には神様がよく出てくる気がします。

mysterious loveの"神様のchess-board"
神様はジッと見てるの"神様にえぐり出された気持ち"
私たちの人生は神様の手の中で転がされてる、という意識が根底にある曲がいくつがあります。

ですがそれとは逆に、この主人公はそうは思いたくない信念があるように感じました。
神様や運命、ある程度人生には決まったものがあると理解しつつやっぱり夢を見ていたいって気持ちが強い女性。

『anybody's game(誰か=神様のゲーム)だけど夢を見たい』

そんな思いを抱いた主人公のいうことを踏まえて、ストーリーを紐解いていきたいと思います。

二人の関係は?


主人公(あたし)、相手(あなた)はお互いに地方出身同士。 
新生活に慣れた頃でしょうか。
5〜6月くらいのイメージです。
慣れてきたけど、主人公にはまだ都会に馴染めない不安定な気持ちがあるように感じます。

「目と目合わせて解りあえるなら 眠れぬ夜はあなたと二人でいたいな」
「馴染めない都会でも 孤独を分け合える」

この歌詞からお互いに新生活や仕事への不安を感じていて、それを二人で話すことで安定していける、良好な関係性がうかがえます。

「ひとつまた消えてく言えなかったこの痛み」
「会いに行きたい 今すぐに」

この部分から、お互いの痛みを話すことで段々と距離が縮まっている、でも半同棲や同棲のようにいつも一緒にいる訳ではない。
都会で出会い、付き合って少し経ったくらいの二人の雰囲気を感じました。

 

主人公の性格

「坂道登るいつだって」
「勝気な瞳は生まれつきなの覚えてて」

基本的には自分で人生を変えていきたいと強気な主人公。
どんな時でも坂道=苦難を乗り越えていきたいって気持ちが強いんです。
でも主人公は「勝気に見えて、弱い時もあるんだからね?」って言いたいんじゃないかなって思います。
それはあなただけに見せる姿。
「だから、裏目に出てる時は助けてね?」っていう意思表示をしてるのかなと思いました。

だからこそ『泣いたあとは次への力がみなぎるものね あたしでも』に繋がるのだと思います。
弱気になる時もある私だけど、立ち直れるよって。

情景描写 

anybody's gameの情景描写は初期の未歩さんらしい不思議さを感じます。

まずこの部分。

「今日で地球が爆発したって 一番近くにいれる二人でいたいな」

すごく突拍子もない、印象的な歌詞です。
なんで急に爆発?となりますが、これは主人公の新生活が充実してるのだと思いました。
楽しかったり充実してる時ほど、「事故に遭ったら嫌だなぁ」とか「重い病気になりたくない…」とか"死"がチラつきませんか?(え、もしかして私だけでしょうか?)

未歩さんの言葉を借りると『幸せすぎると不安になる』に近い感じかなと思います。

そしてこの歌詞。

「黄昏の電車が この街を通り抜けてゆく 渦巻く話題乗せて愛する人の元へ」

ここはちょっと悩みどころでした。
"愛する人"ってあなたに限定しているわけでは無いと思うんです。

主人公が帰宅の電車に乗りながら、もしくは電車を見ながら、「みんなそうやって生きてるんだよなぁ」みたいな感じで物思いにふけっている様子だと感じました。
忙しい時ってそういうことを無意識に考える時ありませんか?

どっちの台詞?


品川さんのアンケートにもありましたが、このセリフはどちらのものなのでしょうか?

「そんな君の生き方が好きさ」

このフレーズ、ドラマの主題歌では「そんなあなたの生き方が好きよ」になってるんですよね。
シングルの方は相手、テレビ放送の方は主人公のセリフって考えると未歩さんはどっちの気持ちでも捉えられるように書いて、お互いに思ってる事という意味を込めたのかな?と思いました。

主人公の矛盾した感情

個人的に一番好きな1番最後のフレーズ。

「二人はきっと上手くいく」

これは"私たち"ではなく"2人"になっているところが重要だと思いました。
第三者の視点ではないでしょうか。

ここは神様から見た2人の事だと思うのです。
正確に言うと「神様がそう思ってる」と思いたい主人公の期待なんじゃないかなぁと解釈しました。

ドラマの放送ではここも少し歌詞が違い、「これからもきっと上手くゆく」になっていることを考えると主人公はこれからの未来に期待して"神様から見た2人"に思いを馳せているのだと思いました。
happy endingの『運命はきっと私たちに優しく微笑んでる』のようなイメージです。

ですが序盤で解釈したように、神様の手の中だとしても自分で人生を変えたい、夢を見たいと言う信念があった主人公。
ここは相反してると思いませんか?

きっと矛盾した感情があると思うんです。

運命を信じてるけど、運命論は信じたくない。
占いを信じたいけど、嫌なことは信じたくない。

そんな渦巻く感情の中で日々生きる女性のお話なのでした。

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解釈は以上となります!!
久しぶりに解説形式で書いたのですが、こっちも楽しいですね笑
また小説も書くかもしれないし、色々試行錯誤しながら解釈を続けていけたらと思っております☺️

こちらの解釈は初めにも書きましたが3/30(木)22:30〜Twitterスペース上でお話させていただきます!!

未歩さんをお祝いしながら楽しんでいただけると幸いです✨

3/30のラジオでお会いしましょう!!
それではまた( ´ ▽ ` )ノ

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