『楽園』〜私の決意、照らす存在へ〜
こんばんは!
第7回目の1曲1時間ラジオの曲は「楽園」ということで、今回も解釈をまとめました!
皆さんが書いてるのを見て私も小説書きたくなったので書いてみました!
良かったら読んでください🎶
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ずっと人のせいに、世の中のせいにして生きてきた。
厳格な親にレールを敷かれた人生。
私に決定権などないのだから人のせいにしても良いだろう、と。
ずっとそう思って生きてきた。
そうしているうちに自分の感情が分からなくなった。
「何がしたいの? 」
聞かれても分からない。
そんなこと私が知りたい。
笑顔の友達も騒がしい教室も全て、灰色のフィルターを通して淀んで見える。
今笑ってるのは私の意思なんだろうか?
なんのために生きているのか。
まるで行動をプログラミングされたロボットのようで、自分に嫌悪感を覚える。
楽しいフリをして、なんのためか分からない勉強をして。
そんな高校時代だった。
大学に進学し、一人暮らしを始めた。
これも親の決断だ。私の決断じゃない。
でも1人で生活すれば少しは変わると思っていた。
その考えがそもそも人任せだから変わるわけもないのに。
十数年染み付いた考え方はそう簡単に変わらないのだ。
自分のやりたいことも分からず、無味な日々をただ過ごすだけ。
いい加減叫びたいほどに嫌なのにそれをぶつけることも出来ない。
そんな時、あなたに出逢った。
純粋に自由に感情を出して振る舞うあなたが羨ましかった。
それと共にこの人になら自分の心の内をさらけ出せるかもしれない、そう思った。
惹かれ、一緒に過ごすうちに知らなかった感情が引き出され溢れ出した。
灰色がかって見えていた世界に色がついて見えたのだ。
嬉しさに心が震える。
初めて心から笑えるようになった。
そんなこと初めてだった。
こんなにも酷く淀んだ私の心を溶かしてくれたのだ。
あなたになら苦しい過去を吐き出してもいいかもしれない。
たとえ涙を流すことになっても、格好つけず晒け出せると思うから。
あなたと出会って少しづつ考えが変わってきた。
今までなんのために生きているのかも分からなかった。
親の敷いたレールをただ言われた通りに歩くだけのちっぽけな私。
こんな私でも誰かのために生きたいと思えた。
孤高に光る1粒の星のように。
あなたが私を照らしてくれたように。
初めは彼について行きさえすれば何とかなるかもしれないと思っていた。
自分の何もかもを捨ててついて行きたいと。
違う。それじゃダメだ。
自分で選んだ場所で幸せにならなきゃ、また同じことなんだ。
捨てなきゃいけないのは私の人任せな考え方だったんだ。
依存するんじゃなくて、彼と共に歩いて2人で幸せを分かち合いたい。
どんな場所にいても乗り越えていきたい。
だから、2人で歩むこの先の道を楽園と呼ぶことにした。
ずっと周りの所為にしていた私が初めて自分で選んだ居場所だから。
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小説はここまでになります!
ここからはこの曲を聴いて思ったことと軽い解説を書きたいと思います。
まず品川さんのアンケートでもあった解釈が難しい部分
わたしも難しくて考えていて結局回答できなかったのですが、こうやって小説を書いていく中で結論が出ました。
ここは主人公から見たあなたのことなのでは?と思いました。
純粋なまま素直に感情を出せるあなた。
その強さを主人公は感じていて、その強さがあれば自分が持ってる余計な考え方がいらないのに…と羨ましさを感じているのかなと思いました。
そして前回の「青い空に出逢えた」もそうですが、1番のサビとラストのサビに同じフレーズがあるんですよね。
この曲も全く違う意味に感じました。
同じフレーズなのに違って聞こえる歌詞大好きです。
ありがとうございます。
小説にも描きましたが、初めはついて行けばなんとかなるみたいな人任せな気持ちでした。
全て捨ててあなた以外必要ないっていう依存の感情ですね。
それが最後には、捨てなきゃ行けなかったのはずっと染み付いていた他力本願な考え方だと気付きます。
初めて自分で選んだ居場所を楽園と呼んで、生まれ変わる。
そんな主人公の意志と決意だと私は解釈しました。
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回の主人公は厳しい親に全て人生を決められ自分の感情を見失った女の子です。
こんな境遇なら他力本願になってもおかしくないなぁと思ったところから始まりました。
そんな彼女の成長と心の変化を描きました。
(感情移入して書きましたが全然実体験じゃないです!笑)
皆さんの解釈見てると前回以上に色んなストーリーが生まれていて、読んでいて楽しかったです!
9/22 22:22から「楽園」を語る1曲1時間ラジオ、楽園ナイトが開催されますのでお時間のある方は是非いらしてください!!
⬇
ではまた(*´︶`*)ノ