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「私のこと記事にしてよ」、という友人を記事にできない理由

「ねぇ〜私のこと書いてよ!」

書く練習をしていて、毎週2000字の課題提出がある。
ありがたいことに3週連続でウェブに掲載してもらっている(4週目も掲載が決まりました!)のだが、
友人が、自分のことを書いて欲しいと言っている。

ネタも切れてきたことだし、いいね、書いてみよう!
書くまえに構成を決めるためにノートを取るのだが、全く構成が浮かばない。

構成としては、山があって谷があって、最後には爽やかに駆け抜ける、そんな感じで書きたいのだが、
彼女との思い出といえば、言い方は悪いが
「ただ楽しい」
それだけだ笑。
ここに至るまではや15年くらい?
本当にたくさんの時間を過ごしてきた。

大失恋をした時も、一向に出口の見えない私の話を、何時間も聞いてくれたっけ。
日常の、ちっちゃいことを、なんでも話したっけ。
モヤッとしたことや、こんなこと言ったら人に嫌われそう、と思うような嫌な自分の中身も、全て曝け出してきたっけ。

記事にするには、ある程度そのコンテンツが締めくくられている必要があって。
こうだったから、こうなった。だから、こんなことが言える。みたいな。

彼女との関係は、まだまだこれから続いていくわけで。
楽しいことがたくさん起こるはず。
これまでと変わらずに……。

だから、ごめん。
今は記事にできない。

結婚式の時には、なんかエッセイ書かせてね。
書きながら、泣いちゃうね。

親愛なる友人へ。
愛を込めて……。

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