見出し画像

故郷は1ヶ所に収まらない

故郷って、1ヶ所じゃないのかもしれない。。。
関西に戻ってもうすぐ2ヶ月。
そんな風に思っています。

滋賀に10年、今住んでる地元に20年近く、兵庫に12年、そして横浜に7年半。
地元が1番長いのに、
私の故郷はずっと滋賀だと思ってた。
そして、地元に戻った安堵感。
でも何となくの違和感。
地元と言えども20年近く離れていた。

新型コロナ感染が周りにも出始めて、
私は陰性で何ともなく元気で、
ただただ更年期障害によるウツ症状と、仕事の出来ない不安定さの中、
地元に戻ったと言えどもそこに生活感はなく、
行くあてもなく車に乗り込んで惹かれたのは171神戸方面の看板。

この道をずっと行けば、西宮に辿り着く。
どんな道だったか、、
懐かしい気持ちのまま西宮まで来ました。

美味しい珈琲が飲みたいと、
関西に戻ってから西へ東へ地元の喫茶店なども探してみたけど見つからない。
店主に言っても伝わらない中、東京の喫茶店が恋しく、帰りたくなっていた。

西宮に着いて、ふと思い付き西宮にある名店を訪れた。
店員さんに質問したら、
少し考えて的確なアドバイス。
その通りに注文したら、
やっと好きな珈琲に辿り着けたのです。

西宮を出る日、もう2度とここには来ないかもしれないな、と思った。
でも車を西へ走らせて、とても懐かしんでいた自分が居た。

あの頃も壮絶だったけど、楽しかった。
そんな気持ちも巡って、美味しい珈琲に満たされた。

故郷は、1ヶ所ではない。
好きな場所はたくさんあって良い。
一つ難問をクリアした気分。

読んで下さってありがとうございます! 励みになります。