フリーパート保育士として思うこと
私はフリーのパート保育士をしているのですが、正規保育士のやり方が全て正しいと言うわけではない、と思うことが今勤める保育園でもたまにあります。(フリー保育士は、固定のクラスに属さず、色々なクラスに入ります)
特に発達に凹凸のある子に対してあの対応はいかん、と思うことが昨日の幼児クラスにいた3時間の間に2回ありました。
1人は無理矢理楽しんでいた遊びを取り上げられ、次の支度をするべく担任の元へ強制的に連れて行かれたこと。その子どもは癇癪を起こし、泣き疲れて、給食を食べられずそのまま午睡…。
場面の切り替えが得意でない子どもには、前もって次の行動を早めに知らせ、時間をかけて移行出来るように対応しないと上手くいかないです。特にとても好きな遊びをしていたので、急には止められない。時間だから、といった目に見えない概念は頭に入って来ないのです。
取り上げられた、苦しい、という思いだけが、その子に大きなストレスとなってのしかかる。本人にとって、とても疲れること。
そしてまた、関わる保育士も大きく手を取られます。その子どもにかかりっきりになる状況が作り上げられるので、誰かが他の子ども達へフォローに入らなければなりません。
もう1人は熱があるんじゃないか?と私が気付き、熱を測ってお迎えになったこと。水遊びから帰って来た3歳児クラス。多動傾向があるその子どもに個別で対応していた時のこと。ふと首元に触れるととても熱かったのです。
そう言えば朝、通りがかりにその子どもが熱を測ってもらっているシーンを見たのを思い出し、「○○くん、朝、お熱測ってましたか?」と聞くと、途中で逃げ出して最後まで測れなかったという。でもその時点でもう37度以上あったらしく、測ったということは何かしらの理由があったはず。
そもそも水遊びさせない方がいいよね…💧水遊びさせるならもう一度測ってみた方がいいよね。もしくは、終わってから誰か1人でも気にしていたら‥。
特に昨日はお休みも多く、子どもの人数もそんなに多くなかったから気付けたはず。何より、今、発熱の風邪がとても流行っています。
人は誰しも完璧ではない。先生と呼ばれる大人も然り。だから、子どもに関わる大人(保育士)それぞれが目を配り、子どもの命や最善の利益を守りたい。特に発達に凸凹の子どもが複数いるクラスでは、多くの目があった方が気付きも多いです。
世間に対して保育士が、保育士なめんなよ、と思うように、正規保育士に対してフリー保育士が、フリーなめんなよ、と思う事もあります。。例えば、以前勤めていた保育園では、お局さん以外のパート保育士に意見の権限など全くありませんでした。意地悪や陰口を叩かれる元にもなります。
フリーパートも色々と頭を働かせて動いています。なかなか思う通りに発言は出来ず、立ち位置はとても難しいです。それでも、気付きを伝えた時、耳を傾けてくれる今の職場の正規保育士さん、担任の保育士さんには、感謝したいと思っています。