２０年前の私へ

あなたはもう、人生の全てが終わったかと思ってるよね。

これからどう生きていこうかと、絶望しか見えないね。

何が正しくて何が間違っていたのか、

信じていたものがすべて崩れ去って、土台を失って、

どこをどうやって歩いて来たのかさえ分からなくなっているよね。

だけどヘトヘトになっても、それでもまだ私は終わりはしないと

藁にもすがる思いでしがみついた所は、少し遠回りだったけれど、

大丈夫だよ。

２０年経った頃にはきっと、あなたは本当の自由を手にしているから。

２０年と言う年月は、とてつもなく長く感じるだろうけど、

その中にも必ず輝きはあるから、それを見つけて生きていってね。

小さな幸せは必ずあなたの周りにあるから。

そうすれば、２０年後の自分に会えるよ。

その時にはきっと、何を信じて、何を手放せばいいか、

それが分かる人になっているから。

２０年踏ん張るんだよ！どれだけ苦しくても負けちゃダメだよ！

その先に素敵な笑顔と笑い声が毎日やって来るからね。

諦めないことが一番の近道だったこと、２０年後にやっと気付くから。

二人の息子は立派に大人になるよ。

今まで自分がして来たことが、間違いではなかったと、

振り返る日がきっと来るから。

大丈夫だよ。あなたはきっとそれが出来る、負けない人だから。

だって、あなたには大切な二人の息子たちが居る。

二人のためになら何だって出来るはずだよ。