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「幸せな子」ではなく「幸せになれる子」

最近、息子がぐんっと大人びて、
肉体的にはもちろん、とっくに
私よりも背が高くなっているし、
足のサイズも遂に夫と同じになり、
大分逞しくなったけれど、
精神的にも、ここ1年で随分
成長しているなと感じる事が多く、
その成長がとても頼もしいです。

どんな人でも、親として何度かは、
大人気なかったなとか、
親として至らなかったな、とか
ちゃんと育てているだろうか、とか
怒りすぎちゃったな、とか、
もっと良い言葉があったのに、、、とか
反省したり、自己嫌悪に陥ったり
した事があるかなと思います。

時に反省の弁を述べる私に、
私の母は、
「それでも子供って、
至らない親を許してくれるのよね。
子供って、本当に心が広いのよ。」

何度となく言ってくれました。

折につけその言葉を思い出し、
本当にその通りだなと思いながら、
その子供達の優しさに
甘えすぎちゃいけないと、
自分を戒めつつ、自分の至らなさを
愛情表現でカバー!とばかりに、
とにかく最低でも朝起きた時と
夜寝る前は必ず、
他に機会があれば何度でも、
口に出して愛情表現をするようにしていました。

それでどれだけ、子供達に
愛情が伝わっているかは分からないし、
愛情表現しているからと言って
良い親だと言える訳じゃないけれど、
息子の心の部分での成長を感じる時、
あぁ、あながち間違ってなかったかな、
と思わせてくれ、今度もこのまま
真っ直ぐ育って欲しいと思っていたら、
偶然にも美智子上皇后陛下が
お若い時に子育てについて
仰られたお言葉を見つけ、
とても素敵で心に響いたので
ご紹介させて下さい!

周りから
「大事にされている」
「大切に思われている」ことが
子どもに伝われば、
育児はまず心配ありません。

「幸せな子」を育てるのではなく、
どんな境遇に置かれても
「幸せになれる子」を育てたい。
参照:「歩み 皇后陛下お言葉集」海竜社

いや本当に、そうですよね。
どんな境遇に置かれても「幸せになれる子」!
幸せになって欲しいとは思っていたけれど、
「幸せになれる子」
そんな風に、思った事はなかったと思う。
改めて、本当に大事だなって思います。

前記事「Yes To Life In Spite of Everything」
にも書きましたが、まさにこれが、
ヴィクトール・フランクルが言った
誰からも奪う事ができない人間の自由、
「態度価値」ですね。
これを実践できる人に育ってほしい。

きっと、上皇后陛下も、
慣れない皇室のお暮らしの中で、
ご苦労も沢山あったと思います。
どんな境遇においても「幸せ」を感じようと、
努力された事もあったのでしょう。。。

もう1つ、上皇后陛下のお言葉で、
素晴らしいなと思ったのがこちら。

現在の天皇陛下が
雅子皇后陛下と婚約された時に、
「皇后陛下(当時の美智子皇后陛下)は
慣れない皇室の生活に苦労されたと聞きますが、
雅子さまをどうやって支えますか?」
と記者から質問された時に、
お母様から聞いて心に残っている言葉
としてご紹介されたのが、

「私はいつも自分の足りない点を、
周りの人に許して頂いてここまで来たのよ」

謙虚なお人柄に、心打たれます。。。

まさに、私も、私の足りない点を、
子供達や夫に許してもらっているんだなと、
つくづく思ってしまいました。
(私が許していると思ってたけど🤣)

幸せな子ではなく、幸せになれる子!
どんな境遇に置かれても幸せになれる子!

我が子達も、そんな人になれるように、
親としてお手伝いができるように。

そして、自分自身も、何があっても
幸せだと感謝できる日々を送れるように、
と、改めて思ったのでした。

是非、今日からは、皆んなで、
「幸せになれる人」になりましょう😊

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