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部活動の思い出

今年もいよいよ終わりに近づいてきましたね。またも久ぶりのnoteの更新です。
年の瀬という実感も沸かないのと、勘を取り戻すために今回は年末感などを出さずにお題に沿って書いてみようと思います。

私にとっての部活の思い出。

部活は中学、高校と演劇部に所属していました。
今でこそ目立たずにいようと必死ですが、当時はかなりの目立ちたがり屋だったし、この頃密かにアイドルになりたくて、オーディションもいくつか受けていたこともあって中学生の頃は何の迷いもなく演劇部に入部しました。
実は入部した大きな理由がひとつあって、それは「運動ができない」というものでした。
私が通っていた中学校は運動部が活発で、どの部活も市や県の大会で優秀な成績を収めていました。
この頃の時代背景もありますが運動部の練習は過酷で、暑さが厳しい夏場でも「水を飲んではいけない」という今では考えられないルールや、顧問の先生が怒鳴り散らすのは当たり前で、鉄拳制裁も普通に行われていました。
一年生の部活動は強制参加だったので、根性論が大嫌いでどこか冷めていた私は運動部という選択肢は当然なく文科系で所属したいというのが本当の理由だったのです。

ところが、見た目の華やかさとは違い演劇部も舞台で通る聞こえる声を出す。というのが前提だし、柔軟性も求められるので腹筋や柔軟体操や発声練習と運動部より楽ではあるけど、運動音痴にしてみればかなりの苦痛だったのは今でも覚えています。

忘れられない思い出は中学三年生の文化祭です。
それまでは舞台で発表するときは「戯曲集」やこれまで先輩たちが演じた戯曲を使っていたのですが、みんなでオリジナルの戯曲を創ろうという話になり、ある程度の設定を決めた上で個々に意見を出し合って顧問の先生がまとめてシナリオを創ろうとなったのです。
ある程度ストーリーの内容は決まっていたので本来は必要なかったのですが、その時に初めて舞台のシナリオを書きました。
内容がどんなのだったかはかなりの年月が経過しているので詳しくは思い出せませんが、森の妖精が美しい花に恋をするみたいなストーリーだった気がします。

中学三年生が書く舞台台本なので、今思えば足りないことろだらけで全く面白くもなんとも無かったはずです。
なので採用されることはありませんでしたが、引退するときに顧問の先生から「あの時書いてくれたストーリーはとても面白かったよ」と褒めてくれたことを今でも鮮明に覚えています。

この体験を一度はすっかり忘れてしまっていて、これまで一ミリも思い出しもしなかったのに、また一昨年のこのくらいの時期に急に思い立ってシチュエーションボイスの台本を書くことになり、さらに今年は声劇台本にも挑戦して来月には活動二年を迎えることになるとは…。
何があるか分からないな。と振り返って思うのです。

#部活の思い出


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