人間不信。
人を信じること。
が、あたしには中々出来ないでいる。
表面上は、笑っていてもその人の本音が分からない。良く言えば、人見知り。
心の中では、笑っているかもしれない。
自分より下と見下し、分かっていると分かってもないのに、同情をしてくる。
醜い生き物
何度も裏切られ、避けられ、差別されてきた。
わたしもアホではない。表面上の薄っぺらい顔で接してくるのなら、私は同じく表面上でしか話さない。わたしのことを知りたがる人が、以前はたくさんいた。何故、知りたがるのか?ただの興味本位だろう。
話をしたところで、誰も信じてはくれない。
⚪︎病は気から。
⚪︎ただ病気になりたいだけ
⚪︎構ってちゃん
⚪︎体調管理が出来てない
⚪︎思い込みが激しい。
など
と言われるだけ。
同じように精神疾患になった事がない人には、当然だけどわからないはず。
家族も同じ。今でこそ、あまり言わなくなったけど、良く私に聞いてきた。
なんで?どうして?と毎日聞かれた。
わたしだって、わからない。いつどうして、こんな風になってしまったのか。勘違いなんじゃないの?とかただの思い込みなんじゃないの?って聞かれるたび、イライラした。そして、泣いた。
なんでこんな風になってしまったのか、わからないから苦しい。死にたい!と叫んだ。
すると、母親から
「死にたきゃ勝手に死ねば?」
と返答され、家を飛び出して闇サイトで知り合った人と集団自殺をすることになった。
いざとなると、怖いのか皆んな逃げてわたし1人になった。家にも帰らず、何故かおばあちゃんと一緒に旅行に行った、思い出の場所に行く事にした。ケータイには家からのメール、電話がたくさん入っていたが、全部無視した。
行く場所もない。
ケータイの充電も残りわずか。
ふと思い出した。友達の顔。
ケータイの写真を見ていた時、親から着信が入り思わず涙が出て、電話に出た。
すると、母親が涙声で
「ごめん、言い過ぎた。どこにいるの?」と泣きながら電話口で言っていた。
すると知らないうちに、パトカーが登場。
わたしが、フラフラと歩いてたのをお店の人が通報したらしい。家出してるんではないか?と。
私に声をかけてきた、婦警さんが電話の相手は?と私に聞いた。
母親です。
と私は伝えた。
何かを確認しながら、笑顔でわたしの頭を撫でながら大丈夫。迎えに来てくれるって。っと婦警さんが私に言ってきた。
どうして、家出なのにこんな遠い場所まで来たの?と婦警さんが聞いたので、亡くなったおばあちゃんとの思い出の場所で、私は消えたかった。と伝えた。。
すると、婦警さんは私に言った。
「お孫さんが自ら命を捨ててしまったら、天国にいるおばあちゃん泣いちゃうよ。。悲しいよ。。わたしもね。ここにいる、お巡りさん皆んな泣いちゃうよ。⚪︎⚪︎ちゃんの命を救えて、嬉しい」と涙を流した。つられて、わたしも泣いた。
無事に両親も到着し、婦警さんが
「今度くる時は、家族旅行で楽しく過ごしてね。」と両親とわたしに言った。
わたしは、うなづくことしか出来なかった。
絶対、父親から殴られる!と思っていたから、頭を撫でる仕草された瞬間、頭を両手で押さえて構えてしまった。
異変に気付いた、お巡りさんが私に耳元でご両親から殴られたりしてるの?と聞かれ、うなづいた。都内の、児童相談所の方に連絡をしといてあげるから。安心して帰っていいよ。と言ってくれた。