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料理を作りたくないけど料理記事のアイデアだけはあるんだ

皆さんこんにちは!防犯上の観点から手のひらで失礼します!(この前口上がダサい事は分かっています。そんな予防線も貼ります)

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料理記事が書きたい。でも、料理は作れない。

台所等も関係している。本当にやろうとは思ってたんですよ。でももう無理です。

なので、料理を作り食べる工程を全部すっ飛ばして記事を作りました。

それでは記事本編をどうぞ!



キャラ弁と言うものをご存じだろうか?

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自分の好きなキャラを弁当にする行為。私は体験した記憶はない。傍から聞いてるだけだ大分猟奇的に感じる。

しかし、何事も経験してみなければ分からないだろう。

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やってみよう。それならば、テーマにする人物はもう決まっている。

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タモリだ。

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タモリが好きだ。

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飄々と芸能界を渡り歩いている黒サングラスが好きだ。ミュージックステーションでイグアナのフレンズにされたタモリが好きだ。私たちを奇妙な世界へ連れて行ってくれるタモリが好きだ。

これはタモリノートだ。

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この愛を、自分で可視化し、作るのだ。そして食べる。

【計画】

早速取り掛かろうと思ったのだが、一つ問題がある。

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弁当、狭い。

こんな狭さで私のタモリへの感情を表せるのか?生憎自信はない。しかし、それならば弁当の外へ出てしまえばいいのではないか?先生も文章は要約した方がいいとはいっていたがタモリへの愛を要約しろとは言ってなかった。

キャラご飯を作ろう。

テーブルいっぱいに私のタモリへのラブフードを並べよう。

タモリと言えば何といってもサングラスだ。このサングラスは海苔で作ろう。海苔をいっぱい買う必要がある。

タモリは蕎麦が好きだ。主食は蕎麦にしよう。これは顔にできそうだ。一つの山にするのではなく少しずつ取り分ければタモリの顔がたくさんできてハッピーかもしれない。

タモリと言えばやっぱり笑っていいとも!だろう。いいとも要素は必要だ。ここはタモリの好きなポテトサラダをいいとものロゴにしよう。

タモリは冷や汁が好きだ。汁物にはやはり冷や汁を採用したい。海苔サングラスをたくさん浮かべよう。沢山のタモリが冷や汁の奥に潜って、ゴーグルに取って代わられたサングラスが浮いてきてるのかもしれない。

タモリはマシュマロが好きだ。これも大量タモリフェイスにつかおう。デザートにしよう。

待っててね、タモリ!

【制作パート】

【食パート】

「にしても珍しいね。あなたがキャラ弁食べたいなんて」

タモリフードを作る過程で仲間になったドラゴン族の亜種(美少女)がそう言う。

「・・・え?」

「昔異空間世界で冒険してた時に、好きなキャラがかわいそうだからキャラ弁は作らないでっていってたじゃん」

・・・何を言ってるんだ?いや、自分は何をしてるんだ?確かにそうだ。自分はキャラ弁を食べることに強い抵抗感があった。好きなキャラを傷つけることは耐えられなかったからだ。だから私はキャラ弁を経験したことが無かったのだ。

ならなぜ今、自分はタモリを食っている?

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私はいつから、タモリが好きじゃなくなっている?

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桜は既に自重と人々の期待で散ろうとしている。私はそんな桜を来年も笑って見るのだろう。

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あの後のことは正直覚えていない。一つだけ確かなことは、私はもうタモリを愛していなかったことだ。

桜が散るように、私にとってのなにかも散りゆく。タモリへの感情も例外ではない。でも、確かに昔の私のとって、タモリはろくでもない私を世にも奇妙な世界に連れて行ってくれる案内人だったのだ。

桜はまた花をつける。私もまた何かを好きになる。こうして世界でまたひとつ、私となにかがつながるのだろう。

オールナイトが終わってしまえば、私も昼にならなければならない。それでもヨルを乗り越えたなら少しブラブラしてみよう。新しい私と共に。

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こんな貧相なボキャブラリーでしか私は自分の感情を伝えられない。でもまぁ、それでもいいだろう。ねぇ、タモリ。貴方を置いて、出発してもいいかな?

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全ての料理記事に、ごめんなさい。

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