焼津曼荼羅(海神海印曼荼羅)に込められた8つの意味、完成までの道のり。初代曼荼羅NFT「焼津曼荼羅」完成しました!!【大変お待たせしました!】
どうも!!こんにちは!🌟
曼荼羅好き女子大生市原光悠です😊わーーーーーーい!✨
今回は焼津曼荼羅完成までの軌跡、曼荼羅に込められた意味についてご紹介します!!!!!!!文章長いかもーーーー!!!でも、後の方には素敵な曼荼羅、NFTアプリについても見れるので、是非是非最後まで読んでいただきたい―――!!!
目次、多すぎ(笑)
私、一年前、曼荼羅NFTを作成することに決めたんです。
簡単に言うと、、、
去年「焼津に2カ月滞在して、曼荼羅を描いて、それをNFTにして販売します!」というプロジェクトを立ち上げました!!!
というのも、ちょうど一年前に始まった、この商店街クエストに参加したことがきっかけです!!!
商店街クエストとは、全国の大学生が焼津に集まり、それぞれが
「自分の好きなことと焼津の資源を掛け合わせて月三万円稼ぐビジネスプランを実行する」というサマープログラム!
んで、半年間何してきたの?どうやって完成したの?
実は、2024年3月に商店街クエスト最終発表がありました😊
グッズを作ったり、イベントに参加したり、似顔絵を描いたり…2023年9月~2024年2月までなにをしてきたのか以下の記事でも語っています!
2月から4月焼津曼荼羅滞在。まあ、そんな簡単に描けるわけなかった。知ってた。
実は、インスタグラムで楽しそうにストーリー更新していたりしたのですが‥‥。
うん。かなりつらかった。(笑)
自分で描きます!!!!!!!って言ったんだけどね!?
私、別に美術がめちゃくちゃ得意!!!というわけではなかったし、高校生の時に一度しか大きな曼荼羅描いたことないし!!!てか、その時つらかったし!!?
⇩の記事に、はっきりと「曼荼羅を描く=修行」だったと分かっていたのに笑
滞在初日は良いスタートだった。
以前、ご紹介いただいた「マンダラタロット」を制作された中川さんに会いにいった!!そこで、焼津へ行く前に三島に寄り道✨。
マンダラタロットについてとても詳しく説明してくれて、他の曼荼羅のお宝も見せていただいきました。また、観仏符(マンダラタロット)という発想、細部までのこだわり、図像の美しさ、ロジック…色々と素晴らしく感動。
しかも、同じ大学の先輩であったことも判明!こ、こんなすごい先輩がいたなんて‥‥。私も勉強頑張ろ!!!!と思えた。
本当に素晴らしい出会いのあと、焼津へ向かいました!!
こんなにも良いスタートが出来たのだから、これから2カ月の滞在上手くいかないはずがないじゃん!!!!!!????
と調子にのっていました。
そして滞在、焼津中走り回った
神社仏閣15件くらい回ったし、おすすめのお店、八雲記念館、大漁旗のお店、資料館、図書館‥‥。
焼津曼荼羅のネタになりそうなことを探し、歴史・文化・信仰について学ん出ました~。
まず、画材にこだわった。
そして、滞在から1週間がたった。
高いけど、、、せっかく大きい曼荼羅を描くなら、日本画の絵の具・技法で使って描きたい。
いやでも、日本画の技法で描くのも人生で一回しかない。(なのになんで、描こうと思ったん!?という感じなんですが。)
これはやる!!と決めたら、中々変えない、頑固な性格なんです。😢
んで、藤枝のアート影山に行ってきた。
そしてとりあえず、1メートル四方の木枠と、水干絵の具、膠、筆…等々買ってきた!!
まだ何を描くか全く決まってないのに!!!!
まあでもよいじゃないか。気分も上がるし(?)
やっぱり緊急事態発生。
絹に描こうとしていたのに…?絹がない!!!インターネットで探してもない!!
そして、いろんな画材屋さんに連絡しまくった。
すると、「もうね、1メートル四方の絹を作っているところなんてないよ?」と言われてしまった。
え。やばいやばい。木枠買っちまったよ!!!!!😢
日本画作家の方、日本画修復している方にも聞いた。
でもやっぱり見つからない。絶望…。
探している間、何もしないわけにもいかないので…イメージ図を何枚か描いていました⇩
あっという間に、滞在始めてから2週間がたつ…。(笑)
ということはもうね、3月になっちゃったってことなんです。
色んな人に「みはる、いつ曼荼羅描くの?」と聞かれました。
(ですよねー。笑)
そして、ここで3月3日商店街クエスト最終発表会!!!
みんな、「○○円稼ぎました!」「こんなことを学びました!」「支えて下さりありがとうございました!」と報告しているのに、私だけ「これから描きます。応援よろしくお願いします」と発表。そして、その後の食事会ではもう2023年度商クエにはエンドロールが流れてた。
が、私はまだ終われない。
絹見つからないのは、もうしょうがないから、「うーん、布なら何でもよいのかなあ」と考え…、(良いわけないだろ!なんて浅はかな考え…笑)
「綿でやってみる」ことにしました。
綿、描きにくいし…発色悪いし…。はあ。これで進めなきゃいけないのか。まあ、でも描けなくはない。
(事前に確認していなかった自分がわるいのに。)
ということで、本番の木枠にも綿を貼ってみた。(でも、インスタには納得いっていない感を出していない。これ大事。)
色々と騒いでいたのに、3月8日。絹を手に入れる。
4月8日完成会。んで、その1か月前の3月8日、絹をゲット。
数日前、いつもとてつもなくお世話になっているみんなの図書館「さんかく」副館長のみきとさんから、「絹あったよ!!!」と連絡が!!!!
まじ、みきとさん。神。いや仏様。
インターネットで取り寄せ、3月8日に木枠に貼れました。
一件落着ーーーーー。そして、皆さんお騒がせしました。
3月9日、大体の構成完成。
これ見た方は、「?」「曼荼羅って思い浮かべるイメージと違うな」と思ったと思います!!
でも、春日鹿曼荼羅とか、参詣曼荼羅とか、神仏習合した絵も「曼荼羅」の1つであることを知ってほしい~!と思い、このような構図にしました!
3月15日 急にヒッチハイク!?
な、な、なんと、、、愛媛からヒッチハイクで日本一周する大学生(ももち)に出会いました!!!
ヒッチハイクする経験なんて、この先ないかもしれないっ!!!と思い、東京までついていくことにしました(o^―^o)ニコ
ももちは今、商店街クエスト2期生として面白い企画を考えています✨わくわく✨⇩
遊んでるけど、遊んでるだけじゃない!!!笑
ヒッチハイクいったり、人とご飯行ったり、イベントに参加したり…色々焼津での生活を満喫しつつ…、曼荼羅の下絵、完成!!
3月21日 下書き完成!!
下書き完成したけれど、あと20日しかない(笑)…。
3月20日 山々の色付け完成!
3月22日 山をキラキラに且つ、鳥居と海も完成!!
一人で描いているけれど一人ではない!!!
描いている中で、毎日色々な人が来て下さり、とても心強かった!!
3月25日 日本画の技法、裏彩色で背景に深みを出す!!
3月29日 表からも背景を塗り、漆黒に!!そして、龍神の内側も完成!!海もこだわった。
4月2日 般若心経。周りの金が難しすぎる…。
4月3日 龍の周りなんか足りない…。
4月6日 足りなかったのは、炎だ!!!
見てくださいよ…これ。
みんなの公民館「まる」の外に置いてあった、ノートにランナーがコメントしてくれてた!!
4月7日 炎を書き直した!!!そして、山の上に星を並べた!!
4月8日 曼荼羅完成式!!!!
4月7日の深夜に完成したもんですから、、、4月8日の深夜1時くらいから、完成会の準備を始めました!💦
商店街クエストを立ち上げた土肥さんに、龍神に魂を入れる「開眼」をしていただきました!!!!
松田会長がこの日のことを記してくださっています😊⇩
さて、焼津曼荼羅にはどのような思いをこめたのか。以下記しました!!
焼津曼荼羅に込められた思い。
【海神海印曼荼羅という名称について】
海神(わだつみ)とは海の神々のことです。
そして、海印(かいいん)とは「全てのものが生まれたところであり、全てのものが帰るところである。それゆえに全てのものの象徴であり、それに沿った人であることが大切だということ。清い心。強い心。これが海印三昧。海印になりきるということ。みんな海のように深く平等に生きていきましょう。」と焼津のお坊さんが教えてくださいました。
清らかでどこまでも広く、そして深い焼津の海は、仏様のように安らぎを与えてくれます。そして、心を浄化してくれます。ゆったりとした水の流れのように様々な人が留まり、進み、流れ、還り、出会い、また進む。私にとって焼津は人々を包容し、背中を推してくれて、見守ってくれるそんな寛大な港町なのです。
【曼荼羅に込めた8つの意味】
①中心に位置する鏡
龍の内側に位置する青い円は己を映す鏡です。曼荼羅は基本的に中心に位置する仏様が主尊です。主尊はその曼荼羅世界の最も重要な存在です。つまり、この焼津曼荼羅では「鏡=曼荼羅を見ているその人自身が大切な存在であるということ」を表しています。
そして、この青い鏡は焼津を深く愛したとされる小泉八雲の物語とも関係しています。「日本の面影」には八雲が日本にきた最初の日のことが記されています。この日は横浜の神社仏閣を暗くなるまで巡り、海辺のとある寺院で一枚の鏡に出会います。
『渦巻き状のろうそく立てが並べてある須弥壇の上にご本尊を探した。しかし、そこに見えたのは鏡だけであった。良く磨かれた金属の青白い円盤の中に、私の顔が写っている。そして、その私らしき鏡像の後ろには、遠い海の幻影が広がっていた。』 鏡との出会いは、自分自身を探す旅の始まりであったようです。
②龍
今年は辰年であり、龍は「水」の神であるため、焼津の海の信仰の象徴として描きました。龍の鱗には般若心経があります。これは、小泉八雲の「怪談」で紹介された「耳無芳一」の物語と重ねて、目には見えない龍神が、常に守ってくれていることを暗示しています。
この般若心経には、目立つ文字「若」「子」「異」「知」「時」があります。
焼津は「若」者や「子」ども達が絶えず集まる場であり、「異」なる個性を尊重しあう環境があります。そして、人々は自分を「知」り、人を知り、社会を知る「時」間を大切にする。そこで成長した人や作り上げられた文化は、「波」紋のように世界に広がり、より良い社会へと変えていく姿が想像できます。
③梵字
焼津では年頭やカツオ漁やサバ漁が近づくと、船元や乗員、その妻が航海の安全と大漁を祈願して、巡拝をしていました。そして、一回に七か所の巡礼が多いことから「七所参り(ななとこまいり)」とも呼ばれていたそうです。初漁や毎月一日には海蔵寺、青峰山、西宮神社、水天宮、石津の八幡宮、虚空蔵山、焼津神社の七か所を参りました。そこで、それぞれの寺社に祀られている仏様の梵字を配置し、航海の安全と大漁の祈りを示しました。
頂点には「海蔵寺の地蔵菩薩」、そして右回りに「青峰山の十一面観音菩薩」、「西宮神社の恵比寿天」、「水天宮の言仁尊(ことひとのみこと/安徳天皇)」、「八幡宮の誉田別尊(ほんだわけみこと)」、「虚空蔵山の虚空蔵菩薩」、「焼津神社の弁財天」の梵字を書きました。
④丸、三角、四角
この絵には丸、三角、四角が隠されています。
・龍=円(円相)
・山=三角
・鳥居=四角
禅においての丸、三角、四角は3つで宇宙を表しています。そこで、龍、山、鳥居で焼津の宇宙観を示しました。宇宙は真理・本質であり、万物を生み出す場所でもあり、万物が帰る場所です。さらに、焼津には、みんなの公民館「まる」、みんなの図書館「さんかく」があります。今後「しかく」を作る構想もあるそうです。つまり、この曼荼羅は焼津の未来を示したものであるとも言えます。
⑤鳥居
七所参り(ななとこまいり)では半数以上が神社でした。そこで、曼荼羅は仏教の法具ですが、神仏習合の象徴として鳥居を描きました。
⑥星空
山の上には3つの星が描かれています。
北極星、北斗七星は、海の方向から焼津(北の方面)を見ていることを示しています。
左側の雲上には昴があります。5~7つの星が集まった星団です。昴の語源は、統一するという意味の「統べる(すべる)」とされています。さらに昴は比較的若い星団であることが知られています。昴は、何かが始まる・若者が集まる公民館の「まる」で皆の力があわさり、非常に大きな美しい光を放っていることを象徴しています。
⑦色
曼荼羅は基本的に五色(ごしき)で構成され、各色には意味が込められています。焼津の五色は「金、青、藍、黒、緑」です。
金…希望の光
青…清らかな水
藍…あたたかな愛(あい)
黒…何事も恐れない意思
緑…安らかな癒し
⑧炎
龍と周りにある炎の形は、「如意宝珠」になっています。如意宝珠とは、どんな願いでも叶えてくれる珠のことです。この曼荼羅が人々の願いの希望となるよう祈っています。
また、焼津の地名の由来の一説には「ヤマトタケルが東征の途中で地元の賊衆に襲われた時、草薙剣で葦を薙ぎ倒し、そこで賊衆を迎えうち、火を放って難を逃れた。その火で葦が焼け燃え盛ったことから「焼津」と命名された。」という伝承があります。この炎はこの物語も示しています。
以上が意味です。
なぜ夜空なのか、波が穏やかなのか、龍がこの位置にいるのか、絵の比率の意味…等、2カ月滞在した時の経験や、出会った人、話したことが影響しています!!
ですので、それが気になる方は、是非私か焼津の商店街にいらっしゃる方に聞いてみてください✨
この曼荼羅は、私が2024年2月から4月に焼津いて、皆さんとその2カ月の間に偶然、巡り合えたからこそできたのです!!
だからこそ作ったもう一つの曼荼羅。「焼津人曼荼羅」
【曼荼羅の一部になりたい人を募集した】
【日日是好日曼荼羅(人曼荼羅)について】
この曼荼羅が完成した4月8日はお釈迦様の生誕祭の日です。お釈迦様は天上天下唯我独尊と仰って、お生まれになりました。この言葉は皆それぞれ尊い存在であることを表しています。
日常では、つい自分に厳しくなってしまうこともあるかと思いますが、この曼荼羅を見る時には、皆さん一人ひとりが尊く、唯一無二の存在であることを思い出していただけたらと思います。
この曼荼羅は「焼津曼荼羅化プロジェクト」を応援してくださった(一部の)方々です。関わっていただいた方、全員を描くことはできませんでしたが、約80人の方々が曼荼羅の一部になってくださいました。
海神海印曼荼羅(焼津曼荼羅)と日日是好日曼荼羅(焼津「人」曼荼羅)の二つを描いたのには密教の両界曼荼羅(胎蔵界曼荼羅、金剛界曼荼羅)を焼津両界曼荼羅として表すためです。
歴史と信仰が記録され、受け継がれている焼津という地(海神海印曼荼羅/焼津曼荼羅)そして、私の制作をサポート、応援してくださった皆様の存在(日日是好日曼荼羅/焼津人曼荼羅)。この土地と人々の存在が私の両輪となり、ここまで走りきることができました。焼津の2つの曼荼羅世界は、まさにどちらも欠けてはならないとされる密教の両界曼荼羅と重なります。
どんな感じでNFTになったのか!!😊
焼津にあるITの企業「サンロフト」さんにひじょーーーーーうに感謝してもしきれないくらいご協力いただきました!!!😢
実は、NFTは三点セット!!!!あと二枚は、NFTをご購入いただけた方のみぞ知るということで…!!!(笑)
本当に素敵なNFTになったなあと。ここまで頑張ってきてよかったととても感動しました。
焼津曼荼羅は完成したけど、ここからが始まりなんです!!!!!!!!
そう。この焼津曼荼羅はNFT巡りの始まりに過ぎないのです!!!!!
そこで、今は流山市にあるお寺、市役所の方、松田会長と引き続き会議をしています!!!!!😊
曼荼羅NFT巡りはまだまだなんです!!!
数年後には実現しているので今が踏ん張り時なんです!!!✨✨
また、これを実現させることがお世話になった焼津の方々への恩返しだとも感じています!!!
長くなりましたが、ここまで読んで下さりありがとうございました!!!✨✨
引き続き活動していくので、応援お願いします~~~~~!!!😊✨
愉しみにしていてください!!!!
では、またーーー!!
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