しくじりは究極の学び #しくじり先生
私は常々、人はしくじったぶんだけ人に優しくなれると信じています。
で、まさに複業はしくじり放題。
思いっきりしくじったところで、会社をクビになるわけでもなく、破産するわけでもなく、ただただそのしくじりという経験が血肉になる。
かく言う私も、複業で小さなしくじりから大きなしくじりまで、数えきれないほどしくじってきました。
今日はそんな「しくじり」のお裾分けです。私の忘れられないしくじりをご紹介します。
すべてにしくじった2016年9月
私の忘れられないしくじりは、なんと言っても私が主宰する『先生の学校』で初めてイベントを開催した2016年9月のことです。
それまで私はイベントを開催したことなんてなかったので、会場選びから集客、ゲスト探しから、当日の進行に至るまで、すべて手探り。
そして気持ちいいほど、すべてにおいてしくじりました。
しくじり① 会場選び
まずは会場選び。
無名の団体(主催する個人も無名)が初めて開催するイベントです。皆さんが主催者だったとしたら、何名くらい入る会場をおさえるでしょうか?
背伸びをしたとしても、まずは100名入る会場までかなと思います。
イベントを開催するのであれば最初は30名〜50名規模がおすすめです。
で。私はというと、初っ端から500名入る会場をおさえてしまったのです。
ドーン!!!
結果、集客はかなり頑張ったものの、160名のお客様。会場の半分も満たすことができず、見栄えはスカスカ状態という結果に。
まずは、身の丈にあったサイズ感で始める。これは大事かなと思います。
しくじり② 座席のセッティング
続いて、会場選びに付随するしくじり。座席のセッティングです。
500名入る会場に160名。どう考えても会場はスカスカになってしまうわけで…
ではどうしたのかというと、舞台前の可動式の椅子をすべて取っ払い、少しでもスカスカの見栄えを改善しようとした結果。
ド、ドーン!!!
ご覧ください。
ゲストスピーカーとお客様の間にできた、とんでもない距離を。
ちなみに、舞台でお話してくださっているゲストスピーカーは、お笑い芸人であり絵本作家のキングコング西野さん。
今思えばなんでそんな判断をしたのかと穴があったら入りたいのですが、結局は「お客様のことを第一に考える」ことができず、「かっこ悪い自分(集客できなかった自分)を隠す」気持ちを優先した結果です。それが一番かっこ悪いことなのに。
しくじり③ もちろん赤字に
これだけ大きな会場に加え、ゲストスピーカーは贅沢に好きな人たちをお呼びした結果、収支はもちろん赤字。
恥ずかしいのですが、収支をすべて公開します。
見ていただいたら分かると思いますが、改善点ありまくりです。
何よりもクラウドファンディングのリターンにお金をかけすぎています。何の信用も戦略性もないままクラウドファンディングに手を出すとこうなりますのでご注意を。
以上、私の忘れたくても忘れられないしくじりをご紹介しました。実はもっともっとしくじっているのですが、今日はこのへんで。
最後に。
この第1回のイベントはしくじりだらけだったわけですが、それでも力を貸してくれた仲間が大勢いて、その仲間が今でも力を貸し続けてくれています。
『先生の学校』は先生と子どもたちの人生をより豊かにすることをミッションに活動していますが、私の個人的なミッションは、まずは仲間の人生をより豊かに、です。それなくして『先生の学校』は成立しないと思っています。
散々しくじりに関して恥ずかしいとか、穴があったら入りたいとか書きましたが、これらのしくじりが血肉となって、今の『先生の学校』があるので、しくじることも、とても大切なことだと思います。
複業だからこそ、思いっきりしくじれる。
なので、今日も私は豪快にチャレンジし、豪快にしくじろうと思っています。