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「渦中」にある時、高いところに上りたくなる☆都会の展望台3選

ふいに、「そうだ、高いところに上ろう」という気持ちになることがあります。
たとえば高層ビルの展望台、たとえば屋上庭園

街中に存在するそれらは、お手軽に行ける非日常な空間。

「どうしてあの時、高いところに上ったのかな?」

あとで振り返ってみると、「渦中」にあるとき、高いところに上っていることに気づきました。

今回は、ここ2年の間に上った高いところ3選をお届けします。
いずれも大阪や東京の街中にある無料のスポット☆

お得情報? ですが、私の「渦中」とも絡む話なのでちょっと重めな内容です。


🔶東大阪市役所☆母の施設からの帰り道、ジャンクションを上から見下ろした

東大阪市役所
(2025-2-6 描)

まずは東大阪市役所です。
22階の展望ロビーから大阪の夜景を楽しむことができるスポット。

先日「マツコの知らない世界」で「タダで夜景が楽しめるお役所夜景」が特集されていまして、こちら直接紹介はされませんでしたが、全国のお役所夜景のフィリップには載っていました!(目を凝らして探しました!)

ここからの夜景で最も目を引くのはー

2025-1-15 撮影

足元にある東大阪ジャンクションです。

道幅日本一を誇る大阪中央環状線の上で阪神高速と近畿自動車道が交差分岐するスポット。
日本夜景遺産にも認定されています。

巨大すぎて素人がスマホで撮るのには限界がありました笑

美しい写真は東大阪公式観光情報サイトをご覧ください☆

✨✨✨

ここへは母が施設から数時間外出して、帰宅した日に行きました。
母が骨折してから半年、自宅で二人でまとまった時間を過ごすのは初めてのことです。
歩くのに危なくないよう最低限部屋を整え、携帯酸素の使い方も教えてもらい、、準備から当日まで気を張って過ごしました。

施設へ母を送り届けた際、施設の相談員さんから「次は外泊へ進めますか? 今日はお疲れだと思うので、落ち着いてから考えてみてください」と言われー

気持ちとしては、外泊→1ヶ月のお試し帰宅と決まっていたものの
「考えてみます」
とお伝えし、その足で市役所展望ロビーへ向かった次第です。

以前から、とくに東大阪ジャンクションは絶景だと聞いていたものの、足を運んだことがありませんでした。

ふいに、「そうだ、今日、行こう」と思い立ったのです。


地上約100mの高さから眺める街の煌めき、車の流れ。

それらを一人見つめていると、約2年前、都庁に上った日のことを思い出しました。

東大阪市役所22階展望ロビー
・9時から23時
・入場無料
・お休みは年末年始のみ(土日祝も開いています)


🔶都庁☆2年前、インバウンドで溢れていたあの日

都庁
(2025-2-7 描)
2023-4-19 撮影

2023年4月、八重桜が見頃を迎えていました。

その数日前、実家から病院へ救急搬送された父に余命宣告が下されました。
その日から遡ること2年前に肺がんを切除する手術を受けていましたが、がんが再発し、脳及び全身に散らばっている、と。
手術しなければ1ヶ月、手術しても半年もつかどうかだが、手術しないと脳の腫瘍が大きくなる過程で大変苦しむことになるとのことでした。

その日は職場の休憩室の隅で、手術をするかどうか、父への告知はどうするかなどを主治医と電話で話し合いました。

当時の職場は新宿にあり、仕事終わりにふと都庁を見上げ

「そうだ、上ろう」

と思ったのです。

都庁南展望台からの眺め
(以前のスマホで撮影しているため、今よりも画質が粗めです)

まだ新型コロナが五類へ移行する前のことです。

都庁展望台はほぼ全員、インバウンドの方達でした。

夜景と窓に映る人々
インバウンドっぽさ、伝わりますでしょうか


たくさんの言語が飛び交う中、日が沈みゆく様を見ていました。




まだ夕暮れだった時に撮った動画。


日は必ず沈むのだと、改めて思いました。

都庁を下りると、夜の街にも花が咲いていました。

都庁展望室
・9時30分~22時00分
・入室無料


🔶目黒天空庭園☆ジャンクションの上の庭園で強風に曝されたあの日を今鮮やかに描く

父の手術前、手術後に転院する候補にあげていただいた病院、幾つかに下見に行きました。
ですが手術3日後に亡くなったため、転院先を選ぶ必要もなくなりました。

お葬式などを終え、ひとまず東京に戻ってきたのは都庁展望台に上ってから3週間も経たない5月初旬のことです。
大阪から東京に戻って来た日、一人で家にいることが出来ず

「そうだ、前から行きたかったあそこに上ってみよう」

と思い立ちました。

大橋ジャンクションを見上げる
2023-5-6 撮影

目黒区の大橋ジャンクションの上にある目黒天空庭園です。

大橋ジャンクションの上
木々が植えられ小路が整備されています

以前のスマホは今のスマホよりも夜間撮影に弱いです。

それを差し引いても夜の灯りは控えめでした。

人気ひとけもあまりなく、初めて行くので園内の構造もよく分からず。。

管理棟の中に模型がありました。
庭園はドーナツ状になっているのですね。

広場とその向こうに広がる夜景。

この日はとても風の強い日でした。
ここでも動画を撮っています。
強風の中ふいに現れる影は私のものですが、ここまでの背景を知って見ると、「この人、大丈夫??」感があるかも💦

目黒天空庭園
・7時~21時
・入園無料
・休園日は設けられていませんが、天候により休園する場合あり


こちらの最寄り駅は池尻大橋
田園都市線で渋谷から1駅です。

この日は京王井の頭線で渋谷から1駅の神泉まで、ぶらりと歩いてみました。
20分ほどの距離です。





彷徨うように街を歩きながら撮ったあの日の写真を見ると、少し胸が苦しくなります。


「渦中」にあるとき高い場所に上りたくなるのは、自分の立ち位置を俯瞰して見たくなるからなのかなとも思ったりします。

よく言われるような「自分の悩みなんて小さいな」とはなりませんが、「大きな流れの中にいるんだな」とは感じます。
渦に巻かれている間、自分でコントロールできることなんてほんのわずか。
どうにか沈まないようにするのみです。

沈まないようにするため、歩く。
ずっと歩いている。


ここまでご覧くださり、ありがとうございます☆

私の絵は、現実の風景をベースに、簡素化してメルヘンチックな脚色を加えたものです。
写真でご覧いただいたあの日の目黒天空庭園を今回の絵にしたとき、「あぁ、描けたな」と思いました。

きっと描いている時も歩いている。

そんなわけで長岡京市の思い出に引き続き、重い思い出話しが続いてしまって、すみません!

次はガラっと変える・・・予定ですが、相変わらず具体的な予定は未定です笑
こんな私ですが、また様子を見にきていただけると嬉しいです♪

🌸🌸🌸

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