劇的・妊婦生活①~妊娠4ヶ月まで気づかない編~
忘れもしない10月18日。
大好きな十二国記の新作をファミレスで読んだ帰り道、
ふと昨日遊びに行った時のI先輩の言葉を思い出す。
「面白いから!とりあえず調べてみなよ!」
10月頭まで時代劇の舞台に出演しており、それが終わりひと段落。
「そういえば生理が3ヶ月きてないんすよー、
あと最近おっぱい大きくなったんですよー。」
なんて先輩に報告。
「えー、それ妊娠あるかもよ!とりあえず面白いから!調べてみなよ!」
なんて、笑いながら話していた。
最近まで激しい舞台に出てたし、かなりのハードワークだったし、
さすがに妊娠なんてないだろうと思いながらも、
先輩の言う通り、面白いから調べてみようと思い、薬局で妊娠検査薬を購入。
人生初の妊娠検査薬。
一本入りでいいか、と購入し早速自宅で試してみた。
…
…
瞬息で陽性反応。
いやいやいやいや。
ちょいお待ちなさい。
1分くらい待てって書いとるやないか。
1分経ってないし!
しかも、終了マーク薄くない?
いや陽性マーク濃すぎ?
壊れてる?調べ方間違えた??
色々いちゃもんつけて、検査薬を疑い、
速攻また薬局で別メーカの2本入りを購入。
最初から2本入りにすりゃよかったわ…とプチ後悔。
調べ方も直接かけるのではなく、
コップに溜める方法で先ほどよりも慎重に。
…
即、陽性。
最初に何を感じたかな。
頭真っ白、て感じなのかな。
頭殴られた、とも違うし。
自分の人生に、全く想像していなかった展開。
地球の外から、柔らかく爆発しない隕石が落ちてきた、みたいな。
衝撃なんだけど、ズドンって感じじゃなく、
スンッて感じで隕石落ちてきた、みたいな。
マジか。
感動でもショックでもない、謎の感覚。
だとしたら、決めなければいけないことがある。
まずは妊娠の時期を調べるために病院行かなきゃ。
翌日レディースクリニックへ。
台に乗っかって股開いて下から検査。
「あー…
もうだいぶ大きくて下からだと見えませんね。
エコーしますね」
即、お腹でのエコー検査。
胎盤が大きくなってたから、下からだと見えなかったらしい。
「妊娠してますね、16週ですね」
16週。
4ヶ月。
エコー写真をもらう。
頭がしっかり見えていた。
グレープフルーツくらいらしい。
赤ちゃんとしての影が写っていた。
16週で初診。
軽くクリニックざわつきました。
「生理こないのに気付かなかったんですか?」
的なこと聞かれたけど、
7月あたりに婦人科系の持病が酷くなり、
ホルモンバランス崩れてたのかと思ってました、と答える。
なにより、つわりなかったし、めっちゃくちゃ身体動かしてたし。
早めに産科受診してくださいと言われ紹介状を貰う。
ちなみに調べてみなよと言ってくれたI先輩は
一人目の妊娠気づいたの21週くらい。
先輩の記録は抜けませんでした。
そんな感じで
役者 千葉ミハルの劇的妊婦生活が幕を開けました。
次回は、
妊娠に気付くのが遅くなった理由、とある婦人科系の病気について。