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劇的・妊婦生活⑦~お産の記憶中編~

長くなったので中編に。

居眠りしてる姉。
必死にサポートしてくれようとしてるけど、なにしていいかわからない母。
破水はまだか…破水はまだか…と長丁場を覚悟した私。

この時、恐らく23時前くらい。
陣痛が始まってから約一日経過している。
体力はある方だけど、果てのない痛み、それに加えて出口の見えない。この時、もう二度と妊娠なんてするものか、と自分を恨んだ。

ケツが何個あっても足りないわ…
ケツ爆発。

4日の内には出てこないだろうな、と覚悟した。
助産院なので、促進剤もなし。
ちなみに、書いてなかったけど、
ここの助産院はご自宅兼助産院。
お産は和室の普通のお部屋です。

助産師さんに、今どれくらいですか、と聞く。
子宮口見てみようか、となる。
体制を変える。これがまたしんどい。
もう、どの姿勢でもしんどさは変わらないけど、
痛みを逃すことでいっぱいいっぱいで、身体を動かすことがキツイ。

子宮はもうだいぶ開いていた。
たしか、8センチとかだったかな?
ここで、助産師さんが電話に立つ。
いよいよお産が近づいてきたので、別の助産師さんを応援に呼ぶ。

診てもらった後から、更に痛みが大きくなってきた。

身体の内側からすごい圧。大きな丸いものが、身体を突き破ってくるような。
でも、元の体勢に戻れない。
痛い痛い痛い、こんなに痛いのに、まだ破水しないの?てことは、さらにすごいいたみがまってるの?

横向きで、なんとか呼吸を続ける。
声がでかくなる。
あああーーー。
助産師さんも一緒に声を出して、アシストしてくれる。

数回、波を越えた時に、
頭が見えてるよ!!って言われた。
私の手を取って、触らせてくれた。
あ、柔らかい。これ、頭なんだ。

ここで、姉が父に連絡するため、電話に行く。

え?頭?
とういうことは?
あれ?破水は?

なんて、思ったけど、
勢いが止まらない。

とにかく声を出して、息を吐いて、勢いを止めないように。

2、3回波がきただろうか…
勢いが止まらない、

ぐわぁぁーーっていう勢いの最後に

どぅるん

と出てきた。

あ、これ、破水かな?
と思ってたら、


出たよー!!産まれたよー!!

23時26分

え?
うそ。
あれ?破水は?

どうやら、羊膜を被ったまま、破水せずに産まれてきた。
助産師さんが、羊膜をハサミで切る。

そして、へその緒が繋がったままの、娘を、私の胸に乗せてくれた。

ここから、
リアルお産写真載せます。
血や胎盤やへその緒が写ります。
グロテスクなので、苦手な方は、ここまてで!!


ようこそ、我が子👶
感動の対面、と思いきや、
私は現実がまだイマイチわかっておらず、
あれ?破水しなかったの?
え?
本当に産まれたの?
と、半信半疑。
これからが本番だと思っていたので。

うそでしょー。

でも、たしかに、ここにいるなぁ、娘よ。
よく来たね。
最後の勢い、凄まじかったね。

4日滑り込みセーフ。
約束は守る女。

父に電話していた姉は、父が電話に出ず、今頃になって部屋に戻ってきた。肝心の産まれる瞬間は見れなかった姉。笑

ヘルプの助産師さんがまだ到着しないうちに産まれたため、助産師さん大慌て。やることたくさん。

へその緒カットに(母にお願いした)

胎盤どぅるん出し。

綺麗な胎盤だったみたい。
これがお腹の中で赤ちゃんを守っていたんだなー。すげー。

一日着っぱなしの汗だくの服を、やっと着替えた。産褥パッド(お産の後、何日か出血が続くため、オムツみたいなのを履く)を履く。

このくらいでヘルプの助産師さんが到着。
もう、ほぼやること終わってる。

姉の眠気が限界そうだったので、ここで姉離脱。
母も帰りそうだったけど、なんとなく引き止めた。

最後の勢いの良さもあり、お股は裂けたみたい。痛みは感じない。アドレナリン。

勢い良く出てきたため、子宮の収縮が追いつかず、出血が止まらない。

助産院で許可されてる収縮剤を打つ。
これで、少し落ち着いた。

初乳を飲ませたり、
赤ちゃんの体重を測ったりしていた、

が、しばらく時間が経つと、

また血が出てきた……

助産師さんの顔が曇り始める。

合計で800ミリ近くの出血、
これ以上はここで処置できない。

助産師さんは、提携医療機関の病院へ電話。

そして、救急車を手配。

あれ、私元気なはずなのに…

ヤバイのかな……

後編へ続く。


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