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裏成り、うらなり、うらない
タイトルは「占い」の語源です。
裏の成り立ち→裏成り→うらなり→うらない→占い
だそうです。(※おそらく諸説あると思います)
九星氣学上で「裏」の意味を持つのは一白水星、「表」の意味を持つのは九紫火星です。九紫火星と一白水星は”火と水”という見た目上は正反対の関係性を持ちますが、実は深い関係を持つ星同士です。
ただそれぞれの意味から考えると、探しものをするときには、一白水星の日→裏を、九紫火星の日→表を探すと出てくる可能性がある、とも言われています。
消えた社員証
私は先日、会社の社員証を忘れたのに気が付かず出社しました。
そんな日に限って、前日は社内の飲み会。
いつもならきちんとカバンにしまってそのままなのに、楽しかった記憶に日常の動作はかき消され、手元には無い社員証。
会社では社員証をかざして執務室に出入りするので、入る時は誰かの力を借りるしかありません。
「どうしたの?」
「今日ちょっと社員証忘れちゃって・・・」の会話は必須。
誰しもが経験があることなのか、みんな優しく入れてくれました。
落とした場所の見当がつかない、それが落とし物
お店に置いてきてしまったのか、帰り道でなくしたのか。思い出せないのが落とし物。
ふと思い出したのはその日の吉方。
その日は九紫火星の吉を取りました。ただ今月、九紫火星の下にいるのは一白水星。そして、思い出した探し物をするときのヒント。
裏か表か…さーて、どこにあるんでしょうか。
きっと家にあるはず、と帰宅。でも、思った場所にはなく、クローゼット周りを探しても、ない。いよいよ焦りだす私。
クローゼットにこもり、お店に電話するもなし。望みは薄いと思いつつ、とりあえずの電車のお忘れ物センターへ電話。
「お調べしますね。少々お待ちください。」
とにかく見つかって…と藁にも縋る思いで待っていたその時。
ふと、部屋の窓のカーテンの下に置いていたクッションに目をやるとよく見慣れた紐が。
保留音の鳴る電話を片手に、カーテンをちらりとめくると、まさにお忘れ物センターのお姉さんが一生懸命探してくれているであろうものが。。。
「・・・・(あってよかった、と思って前向きに)。」
「お調べしましたが、こちらには届いていないようでして・・・」
「こちらこそ、申し訳ございません!ありました!!」
”クッションの上にあった”ので「表」ともいえますし、思いもよらないというところでは「裏」かもしれません。判断は人それぞれ、それが氣学です。
焦った時こそ出てくる本質
「表」と「裏」というテーマで話を書きましたが、自分が焦ったときには本質が出てしまうもの。五黄土星の私はまさに、周りを巻き込む力で、お店や電車のお忘れ物センターの方々を巻き込んでしまいました…
最後に、電話対応してくださった皆様方、本当にありがとうございました。直接お礼を言うには、忙しさの手を止めてしまうのでしのびなく、今度そのお店を利用することで恩返ししようと決意しております。
お騒がせだと反省しつつ、やはり、氣学的な要素を持ち合わせていることを実感したのでした。