ギャルワ・ロンチェンパの、涅槃日(2023年)
本日(2/8)はチベット仏教の古訳ニンマ(ニンマ派)の祖師ギャルワ・ロンチェンパ(1308-1363)が円寂された日にあたります。
ギャルワ・ロンチェンパは、サキャ派のサキャ・パンディタ、ゲルク派のジェ・ツォンカパと並んでチベット仏教の「三文殊」の御一人、文殊菩薩の化身とされます。
この特別な日を記念して、今夜8時から「ロンチェン・ニンティク」最秘の成就法「ヤンサン・ティクレ・ギャチェン」の儀軌を厳修します(ツォク供養も含まれます)。
今回も供物を供養し、講員の皆さま・有志の皆さまの善を廻向させていただきます。大いなる加持がありますように。
(参考)昨年の記事:「ギャルワ・ロンチェンパの、涅槃日」
(更新:2/10)
ギャルワ・ロンチェンパ円寂日の特別法要を午後8時から午後9時半まで執り行ない、無事に満行しましたので、ご報告いたします。
告知どおり「ロンチェン・ニンティク」最秘の成就法「ヤンサン・ティクレ・ギャチェン」を修しました。
供物を供養し、チベット寺に喜捨し、講員の皆さまの善を廻向させていただきました。
また今回のトルコ大地震の犠牲者や被災者にも廻向させていただきました。
深夜2時過ぎには別座で三昧の境地に入り、最後に善を廻向しました。
私は改めて、皆さまにお伝えする必要があります。
ギャルワ・ロンチェンパの偉大さは、長い間まったく理解されませんでした。
それは悲しいほどに、です。
思想が高度すぎて(ぶっ飛びすぎていて)当時から人は、価値を見出すことができませんでした。
以前の記事にも書きましたが『七宝蔵』は、人智では計り知ることのできない思想を言葉にされているため、理解には『ゾクチェン十七タントラ』伝授などの加持も必要になってきます。
ところが、晩年のギャルワ・ロンチェンパは難解な語り口をやめてしまい、平易な言葉を用いて解説書を著すようになります。
それが『三安息論』です。すなわち:
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