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外務省でのキャリア(総合職と専門職のリアルな違い)

これまで外務省でのキャリアや仕事内容について書いてきました。


外務省職員といっても、正規職員(総合職、専門職、一般職)や任期付き職員、専門調査員、経済協力調整員、在外派遣員など、様々な種類の職種があります。


これまで執筆してきた記事では、正規職員であり、外交関係の業務に携わることになる総合職及び専門職を念頭に説明してきました。


国家総合職の試験を経て外務省職員になる総合職は、いわゆるキャリア官僚であり、様々なポストを経験しながらゼネラリストとして活躍しつつ、将来的には事務次官や局長、欧米諸国の大使などの枢要なポストに就いて、日本外交をリーダーとして担うことが期待されています。


一方、専門職は、外務省独自で実施する外務専門職試験に合格した職員のことで、言語や地域、特定の分野などのスペシャリストとして、日本外交を支えることが期待されています。


試験の違いなどは詳しく説明しませんが、こちらのHPの記事は参考になるかと思います。

外交官とは?仕事の内容・魅力| 外交官(外務省専門) |資格の学校TAC[タック]

Diplomat記事|【外交官の魅力!】vol.1 外交官の魅力とは!|資格の学校TAC[タック]


総合職と専門職の違いについての大まかな情報はインターネット上にありますが、今回は、外務省での10年以上の勤務を踏まえて、以下の5点の観点から、総合職と専門職の違いについてリアルな実情をご紹介したいと思います。


1 キャリアパス・昇進

2 仕事内容

3 在外勤務

4 給料

5 それぞれのメリット・デメリット



1 キャリアパス・昇進


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