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takatom0_28
はじめてフルタイムで1年教員を勤めた時の思い出。
何でまた?と問われることが多い土地に赴任しました。
電話面接の呼出音が携帯から鳴った時、私は裏山を登山中でした。歩く足を止め、木の切り株を机にしてメモをとりながら、赴任校からの話を聞きました。
赴任前の顔合わせでは、新幹線の切符を取得済みにもかかわらず、地震で新幹線が止まりました。赴任地でのホテルをキャンセルし、在来線で300km手前の地へ行き、そこに2連泊。手前の地から赴任地まで片道300km、往復600kmを日帰りしました。
赴任のための転居では、車通勤をするため、800kmの道のりを単独運転、途中泊して、現地入り。
今思うと、若かった・・・何かに取り憑かれていたのかも。
職場で貴重な職務経験となったのは、副担任と修学旅行引率。どちらもまだ、2度目の経験をしていません。
生徒は学業優秀な上、副担任を大事にする学校風土がありました。「うちのクラス専属の先生」だと。のちの赴任校では、生徒の方が新任教員より長く学校にいるため、生徒に反感を持たれ授業をやりにくいことがありましたが、この学校では、そのようなこともありませんでした。
コロナ禍で、生徒もストレスが溜まり易かったでしょうに、元気いっぱい。
では、なぜ1年で切り上げたのかというと、待遇がね。
夏休み、冬休み、春休みに雇用を打ち切ることで、給与をカット。しかも、冬休み、春休みは月末に非雇用となり、国民年金の支払い義務が生じるのです。
情に厚く、お盆時期が他地域より長い(二十日盆)土地柄。一方、冬の日課となる雪かきは辛く、今度住むなら無雪期のみにしたい・・・新年度の始まる4月は有雪期のため、無理かしら。