「Love letter」
通り雨が過ぎ去るのを
下駄箱で待っていた君に
傘と一緒に渡した手紙
僕は雨の中を走って帰った
普段 話をする勇気が無くて
直接伝える 勇気も無くて
心を込めて一生懸命に書いた
君は読んでくれただろうか
教室の席で 静かに読書する
君の事 いつも目で追っていた
一瞬視線が合うと慌てて逸らす
そんな僕は意気地なしだ
心の隅っこにでもいい
僕を置いてほしい
届くと良いな この気持ち
君の心に沁み込むように
明日は晴れの天気予報
君の心は晴れるのだろうか
雲が立ち込めるのだろうか
雨が降り続けるのだろうか
僕の胸は張り裂けそうな程の
鼓動で耳が痛くなる
返事を貰うのが怖くて
でも とても待ち遠しくて
通り雨が過ぎ去るのを
下駄箱で待っていた君に
傘と一緒に渡した手紙
僕の気持ちは君に伝わるのかな