打点表について
Miguruと申す者です。突然ですが皆さん、シャドウバースにおける打点表というものをご存知でしょうか。少し前にトレンドに挙がっていたものだと20点近く出せるようなやつとかありましたよね(現実的かどうかは置いといて)。今回はその打点表の使い方や、存在意義について色々と語っていきたいと思います。
また、例のごとくこの手の記事はある程度の実力を持ち合わせた人からすれば時間の無駄と言えるほどのものなので、そういう方々はイライラする前にブラウザバックした方がいいと思います。
まずは、なぜ打点表なるものが存在しているのかについて考えていきましょう。シンプルに考えると相手の体力を削るパターンの1つを記したものとなります。打点表に書いてあるPPにたどり着き、特定のカードが揃っていた場合その通りのダメージを出すことが出来る……わけでもないのが重要なところです。
簡単な例を挙げると、相手リーダーにダメージカットの効果があったり、体力の最大値が増えていたり、なんなら相手の場に守護持ちのフォロワーがいるだけでも打点の変化は起こり得ます。そのため別の視点で打点札について考える必要が出てきます。
最近のデッキだと、「羅刹の咎人・ガロダート」による特大打点を中心とした狂乱ヴァンパイアなんかがかなり説明しやすいと思います。 有名なところだと「紅き血の女王・ヴァンピィ」を進化させて「眷属の贈り物」2枚+「羅刹の咎人・ガロダート」+0コストの「デモンディーヴァ」で6PP20点という毎試合それができればシャドウバース簡単すぎセットってやつですね。
しかしこれは3面以上の守護だったり、そもそも盤面が足りなかったり、相手が自分の盤面をアミュレットのみで埋めて「デモンディーヴァ」が攻撃できなくしたりと不発となってしまう場面はいくつか存在しまうため、打点表をそのまま覚えてしまうのは非常に危険です。
そこで先程述べたパターンを分解して考えてみましょう。「眷属の贈り物」がプレイするだけで2点+「フォレストバット」がリーダーを攻撃できれば1点なので2枚あれば最大で(2+1)×2=6点、「羅刹の咎人・ガロダート」がプレイするだけで相手リーダーorフォロワーに3点+リーダーを攻撃できれば8点なので最大で11点、「デモンディーヴァ」が攻撃できれば1×3=3点となり、更にここに「紅き血の女王・ヴァンピィ」を置くスペースがあって尚且つ自分の体力が3以上(デモンディーヴァの自傷で消し飛ぶため)あってようやく合計6+11+3=20点が出せるわけです。強力なコンボのはずなのですが、こう書くと引きの要求値も合わせてめちゃくちゃ条件厳しいですね。それでもここまで細かく知っておくだけでもかなり応用が利き、この「応用が利く」ということが打点表において最重要と言えるポイントでしょう。
同じパターンで例を挙げると、3面守護で止められるとは言いましたが相手の体力が19ならどうでしょう。「フォレストバット」を1体盤面処理に使ってしまっても減った打点は1点なので問題なく削りきることが可能です。まぁ当たり前っちゃ当たり前ですが。
そして更に話を広げると、打点表に載っている一つ一つのパーツについて理解しておくだけで思考時間の短縮に繋がりますし、別のパターンが来ても対処することができます。「この試合は○ターン目までに勝ちたいけど後○点足りないからあのカードが必要で〜」だったり「2ターンに分けて削り切りたいけど、相手のデッキ的に○○点回復されるから〜」みたいなやつです。あれ、意外とこのゲーム面白いですね。
前述したものが現在の狂乱ヴァンパイアの主な打点札なのですが、他にも盤面に攻撃可能なフォロワーがいる時に狂乱状態でエンハンス7の「人狼の女王・ルーナ」を出すと進化+「幼き人狼・リベルテ」の効果でフォロワー1体につき3点分増えるって話も初めて聞いた時に面白いな〜って思いました。こういう知識に助けられることもよくあります。
そういえばこの話、数学の公式とかを必死こいて暗記してもその仕組みや条件まで理解出来ていないと、あまり得点に繋がらないってのと少し似てるような気がします。後はノートに漢字とか英単語書きまくっただけで勉強した気になっている人とかもいましたね。
いかがでしたでしょうか。今回はある1デッキのほんの一部にしか触れませんでしたが、厄介なことにシャドウバースというゲームはアホみたいに難しいことがあるのでもっと上手くなろうとすると、余程センスがない限りとんでもない練習量が要求されます。しかし、やり方次第でいくらでもいくらでも効率化できるのもまた事実です。
あんなに数やってるのにどうして結果が出ないんだろうって思ってる人はそういうところから変えていく必要があるんでしょうね。筆者は努力アンチ派閥のクッソめんどくさがり屋なので、数やってるだけでもすげ〜って思いますが、世間的には結果出さない人間には価値がないらしいです。ゴミすぎ〜w。
参考になるかどうかわかりませんが、ちょっと面白い場面に遭遇したので最後に載せておきます。
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