「好き」をもっと細かく見てみよう。の巻
今年の春も多くの方から「花仕事にまつわる全般」「好きの見つけ方」「キャリアについて」などなどご相談をいただきました。
お一人づつお返事をさせていただいておりますが、それぞれのご質問には共通した内容も多くあるのでその中から今日は「好き」をもっと細かく紐解いてみませんか?というお話。
文章をわかりやすくする為に
「お花の仕事がしたいんです。まず何から始めるべきか迷ってます。(お花屋さんで働くのか、多少の知識をつけるためにレッスン受講から始めるのか。などが迷いの内容)」というご質問と仮定します。
この問いに対してまず発する私の言葉は
「花を扱って何をしたいんですか?もしくは、花業界のどの領域で活躍したいんですか?」ということ。
一括りに、花の仕事と言っても
街のお花屋さんだったり、婚礼に特化した花屋、葬儀に特化した花屋、広告や大きな空間装飾を得意とする花屋、レッスンを行っている花屋やサロン、オンライン販売に特化した花屋などなど多岐にわたる活動方法があります。
好きなことを仕事にするために、まず何から始めるか?は、どんな花仕事を目指すかによって変わります。
花のどんな部分に惹かれて好きになって、
それをどうすることがワクワクしますか?
空間装飾の仕事をしたいのに、オンライン販売に特化したお花屋さんで修行を行ったり、街のお花屋さんでギフトブーケを作る仕事がしたいのに冠婚葬祭に特化した花屋で修行しても、辿り着きたいものに対して内容が合致しないですよね。
もちろん、応用の効く知識と経験は沢山あるし、それが強みになることはいうまでもないですが、そこは一旦置いといて。
なので、好きなことを仕事にしたい!
それは花仕事だ!てな感じで、好きなことが見つかった方は、その好きをどう使っていきたいのか思いを巡らせてみてください。
ちょっと角度を変えて。
私にとって「花仕事」は、仕事をする上であって欲しい「5つの好き要素」が掛け合わさって出来ています。
色 × 香り × コミュニケーション × 心地よさや喜び × 人が集まるリアルな場所を作りたい
好き要素の中に花が入っていたわけではなくて、
この要素を叶えられる職業が花仕事でした。
(お花は特に好きじゃないと言いたいわけじゃないですよ!むしろ愛してる)
なので、花仕事をする上でどの領域で活動したいか?と考える時もこの5つ全てが成立する部分だけを選んでいます。
人によっては、
花 × 稼ぐ × 時間 × ひとりでできる × ○○○○
という内容だったり、要素がもっと少なかったり、多かったりする場合もあると思う。
「料理人になりたい!」と言っても鮨とフレンチでは全く違うし、
「航空間関係の仕事をしたい!」と言っても操縦士と整備士でも全く違う。
大きな「好き」をもう少し細かくしていくと具体化してより行動計画が立てやすくなるよ!というお久しぶりnoteでございました。
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