【実録】占い師、験担ぎについて真剣に考察する【運のおはなし!】
占い師が運についての考察を実例を元にまとめてみました。
読み物としてなかなか面白いので、運を良くしたい人のヒントになってくれると思います。
辛気臭い時はシャンパンじゃ!
これは木枯らしが吹き始めて急に冷え込みだした秋の日のはなしです。
季節の変わり目で体がしんどいので、家に引きこもって読書と映画三昧の毎日を送っていたのですが、
これじゃいかんと思い天気がいい日に無理やり街に出たあとに、馴染みのバーに飲みに行ってきました。
ここのバーの常連さんと会えるかなあと思いながら急な階段を登っていたのですが、
重たい扉を開けてバーに立ち入った瞬間、
つま先がひんやりとした感じがしました。
おや?と思いながらカウンターに向かったのですが先客はおらず客はわたしひとり。
席についておしぼりを受け取りながらマスターに「最近どうですか?」と尋ねてみると、
10月に入って急に冷えだしてからはお客さんの入りが悪いとのこと。
飲食や販売業界ではニッパチ(2月と8月)は昔から客入りが悪いと言われているのですが
季節の変わり目は季節商品を購入したりといろいろとお金がかかる上に、
体調を整えるために早めに家に帰る人も増えるため客足が少なくなるのだそうです。
お店というのは、お客さんが来てなんぼなので人が入らないと空気が停滞してしまうものです。
その時にいた店内も寂しい感じがして居心地の良い空間とは言い難い雰囲気でした。
そりゃあスタッフの士気が下がっているうえに、
人がいなくて物理的に寒くて店の雰囲気が寂しいと福はやってこないわなと思いマスターに思い切って
「景気づけにシャンパンでも入れましょう!」
と言いました。
そこのお店には、何年も通っていたのですが恥ずかしながら今まで周年やお祝いごとでシャンパンを開けたことがなかったのです。
(周年の日にプレゼントや一杯どうぞはやっていました)
値段が怖かったのでピッコロサイズを入れたのですが、それでも効果はてきめん。
乾杯前は、うっすらと渋い顔をしていたマスターの雰囲気がシャンパンを片手に持った瞬間に柔らかくなりました。
乾杯の時にしっとり系のBGMがかかっていたのですが、どうも暗い感じがしてなんだかなあと思ったので、
マスターに明るくなるような曲をかけてくださいとお願いしました。
その時かけてもらった曲
↓
この曲のジャンルはエレクトロスウィングで1920年代〜1930年代のアメリカのダンスミュージックにインスパイアされて作られた一曲。
めちゃくちゃ景気のいい時にうまれた曲を真似て作られているので華やかな雰囲気がしてすごく良かったです。
シャンパンと音楽のおかげでおしゃべりがはずみ、場の雰囲気が明るくなったタイミングでバーの扉が開き新しいお客さんが入ってきました。
ピッコロサイズのシャンパンを分け合って飲む程度の時間だったので、シャンパンを開けてからそんなにも時間が立っていないタイミングです。
新しいお客さんのドリンクを作りながらマスターが小声で「験担ぎの効果がありましたね」とぼそりとつぶやきこちらに目配せをしてくれました。
それから隣の方を横目で見ながらちびちび酒を飲んでいたのですが、
そのお客さんはよく飲む方のようなのでとりあえずホッと肩の荷が降りました。
なぜ験担ぎが効いたのか
今回の招福の方法でポイントとなるのは、
シャンパンを開けることによって私の財をマスターに譲渡をし、店内の空気を変えた
というところ。
私がいつもよりも多めの金額でエイヤと出した+少しでも売上があがったのでマスターがリラックスしたことにより場の雰囲気が和らいだということが重要です。
運や電気や温度などといったエネルギーは、高いところから低いところに流れるものです。
つまり運というものは分け与えたり譲渡をすることが可能なわけです。
正直に言ってしまうと、別に私がボトルを入れたからと言って他のお客さんがはいってくるわけではありません。
大事なのは、場の空気を良くして互いにとって心地のいい空気を作れるかどうかなのです。
つまり、
シャンパンで悪い空気の流れを変えた
↓
マスターのモチベーションが回復し、仕事のパフォーマンスが上がった
↓
他の方が楽しく過ごすことが出来て注文も増えた
ということが大切なのです。
こう書いてしまうと「なんだ結果論か」と思われるでしょうけどそれでいいんです。
だって結果としてみんなが良い方向に進んだのだから。
悪い流れを止めるために普段やっていないことをして場の雰囲気を変えることは、
昔から招福をするためによく使われている方法です。
野球でも運のついていないエースではなくて、状況を変えるために普段は活躍していなくても、元気が良くて運の強そうなバッターを選ぶ時がありますよね。
要はそういうことです。
運は生き物
私は占い師として活動を始めて大体20年ほどたつのですが、
最近ようやく運というものの正体がわかってきた気がします。
運というものは生き物と同じです。
生き物と同じなので、彼らにとって居心地の良いところに集まります。
そのため、運にとって居心地の悪い「気」が停滞している場にいるとそこにいる人間の運も悪くなってしまいます。
パワハラやセクハラが多くて人が居着かない職場や、自殺者が多い場所を想像してもらえればわかりやすいかと思います。
このあたりの運が好む環境を体系的にまとめた学問が風水なのかなと思います。
運をあげるには?
運が好む環境は簡単にまとめると
・清潔であること
・空気がよどんでいないこと
・無駄なものがないこと
といったところです。
当たり前のことすぎて拍子抜けした方も多いと思いますが、昔から当たり前に言われていることが真実だということはよくある話です。
面白いことに、これは環境だけではなく人間にも当てはまります。
これを人間に当てはめると
・清潔感がある
・明朗な雰囲気である
・余計な欲や思い込みがない
・心身ともに健康である
といったところですね。
つまり、付き合っていて居心地の良い人が運の良い人です。
泰然自若で正直者で屈託のない、
こういった方はなかなか巡り会えないので近くに居たら大切にしてください。
しかし、残念なことに人は環境に左右される生き物です。
もともと運に好かれる性格をしていても職場環境や対人環境が良くなくて運がどんどん下がる人は多いです。
ストレス過多で劣悪な労働環境が多すぎるので、勤め人をしている人のほとんどが運が良いとは言い難いというのが正直なところです。
職場環境が悪く、運が落ち気味だなと思う方はしっかりとご飯を食べて適度な運動と睡眠を取り、苦手な人とは距離をとることを心がけてみてください。
当たり前の事なんですけど、これが1番難しいんですよね。
そして、もし余裕があるとしたら陰徳を積んでいってください。
街角の募金活動や献血、アンケートあたりがおすすめです。
一番良いのは公共の施設のトイレを使った時に、洗面台を綺麗にすること。
ペーパータオルが置いてあればサッと水滴をぬぐうくらいでOKです。
こういった気遣いが出来るようになれば、自然と対人面でも奥ゆかしさや気遣いが出来てくるので、
対人面で悩んでいる方は特に行って欲しいです。
おまけ
この言葉は私が大切にしている座右の銘でもあります。
人を幸せにすることで、巡ってくる運気や幸せもあるんですよ。
自分が余裕があるときに誰かの手助けをすると必ず困った時に救いの手は差し伸べられます。
良い人間関係を作ることが開運の第一歩かもしれませんね。
以上が運にまつわるちょっとしたお話でした。
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プチおみくじになっていますので、ちょっとした運試しにもどうぞ。
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