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カルト思想と和尚タロット
タロットの種類は数あれど、特に異彩を放っているのは「和尚タロット」です。
和尚タロット(Osho Zen Tarot)は、インドのスピリチュアル指導者ラジニーシの教えをもとに作られたタロットカードです。
伝統的なタロットとは異なり、未来予測ではなく「現在の心の状態」を映し出し、内面的な気づきや自己成長を目的としています。
1970年代のヒッピーによるカウンターカルチャーを代表するタロットと言い換えることが出来ます。
和尚タロットの特徴
テーマ:禅の教え、自己成長、内面的な悟り。
カード枚数:79枚(通常のタロットに加え、「Master」というカードが追加されています)。
目的:未来を予測するのではなく、「今ここ」に気づきをもたらすためのツール。
ラジニーシ(後に「和尚(Osho)」)として知られるスピリチュアル指導者は、革新的な思想と影響力で多くの支持者を集めましたが、その生涯にはいくつかの問題やスキャンダルがあり、物議を醸しました。
ラジニーシ教団の起こした問題はテロを起こしたオウム真理教や集団自殺をした人民寺院との類似性が指摘されています。
以下に、主な問題とその背景を解説します。
和尚タロット(正式名称:Osho Zen Tarot)は、インドのスピリチュアル指導者である和尚(Osho)の教えに基づいて作られたタロットカードです。
和尚(Osho)
本名:ラジニーシ・チャンドラ・モハン・ジェイン(Rajneesh Chandra Mohan Jain)
生没年:1931年12月11日 – 1990年1月19日
インド生まれの精神的指導者で、瞑想やマインドフルネスを中心とした哲学を提唱しました。
彼の教えは、既存の宗教や伝統的な道徳観を超えて、個人の内面的な自由や自己探求を重視したものです。
西洋でも広く知られ、多くの弟子を持ちました。和尚タロットは、彼の教えを日常的に活かすツールとして作られています。
ヒッピーとカルト都市
ラジニーシパラム(Rajneeshpuram)は、1981年から1985年にかけてアメリカ・オレゴン州に存在した、ラジニーシ(後の和尚)とその信者たちによる大規模なコミュニティ(または宗教都市)です。
この実験的な共同体は、ラジニーシのスピリチュアルなビジョンを現実化する試みとして設立されましたが、多くの物議を醸し、最終的には崩壊しました。
文章を中断してすみません。
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