経営コンサルが推薦するnote10選
noteを毎週書き始めて、14週間が経つ。自分が記事を書いていることもあり、他の人の記事を徘徊することが多くなった。ツイッターを始める前はnote記事は読んだことはほぼ皆無で、これはちょっとした行動変化である。書きたい人が自由に書けることもあり、その品質は正直ピンキリであることは否めないが、秀逸な記事は多々ある。全てnote記事を読んだ訳ではないが、私が読んだ中で「おぉー」と思ったビジネス系のnote記事を今回は紹介していきたいと思う。
①ビジネスモデル2.0図鑑
ビジネスモデルの創り方を実際の事例から読み解く書籍だけども、それをなんと全文公開している。いやぁー太っ腹! 個人的にはビジネスモデルを解説した書籍の中で一番分かりやすく、参考になった書籍であり、そのnote版。新しくビジネスモデルを考える立場の方や、将来的に自分でビジネスをやろうとしている方にはお勧めです。
②社会課題別ソーシャルビジネス事例
個人的に関心の高いソーシャルビジネス(社会課題をビジネスで解決するというビジネスモデル)の事例が書かれたnote。まだまだソーシャルビジネス自体の認知度は低いけども、非常に共感できるビジネスで、多くの方に知ってもらいたいビジネスである。社内でSDGsを推進する立場の方や、社会起業家を目指されている方にお勧めです。
ちなみに、あまりにも関心があるので、ソーシャルビジネスを多数手がける「ボーダレスジャパン」が主催するオンラインアカデミーを今受講中。
③ビジネスパーソンのバイブル「確率思考の戦略論」図解
日本人マーケターの代表格である森岡さんの著書「確率思考の戦略論」を図解して整理したnote。結構分厚くて、取っつきにくい書籍だけども、これを読むともう一度読みたくなる。それだけ上手く解説されたnote。経営企画の方やマーケティング部門の方にはお勧めです。
④P&Gに学んだコンサルとは違うポジショニングの考え方
ポジショニングの考え方が記載されたnote。ある一定の軸を切って、自社と競合他社をマッピングし、「ここを狙いましょう!」というのはよくあるポジショニングの話ですが、ここでは、そもそもその軸を創っちゃいましょうという話。私はこれを「軸ずらし」と呼んでいるが、そのやり方のヒントが書かれている。これも経営企画の方やマーケティング部門の方には参考になるかと。
⑤「ファン」が生まれる事業とは? -7つの事例で要素を考察
新型コロナはビジネスの明暗を分けた部分もあると思っている。その大きな一つとして、ファンを創ってきた事業とそうでない事業の明暗。困ったときに助けてくれるファンがどれくらいいるかは、特に変化の大きい時代には重要になってくる。ファン創るために何がポイントになるのかが纏められたnote。マーケティング担当やCS担当の方にはお勧めです。
⑥日本一利益率の高いラーメンチェーン 一蘭のシステムが学びだらけだった話し
あのラーメンチェーン「一蘭」の戦略を支える機能戦略やオペレーションシステムが学べるnote。私も「一蘭」には数回行ったことあるが、通常のラーメン屋とはかなり違っている。最初、”違和感だらけ”だった。一蘭は戦略からオペレーションの一貫性が秀逸で、それをどう設計しているのかが学べるnote。全てのビジネスパーソンにお勧めのnoteです。
⑦「新規顧客獲得」に失敗する最大の理由は「人間」を見に行かないからだ
新規顧客獲得に失敗する要因と対策が書かれたnote。実際に日本企業における多くの課題は売上高を上げることにあり、特に新規顧客の開拓が上手く進まないという話はよく聞く。ポイントは、既存顧客のいるこれまでの池で釣り方を変えるのではなく、新しい池で釣りをすることである。どうやって新しい池を見つけるのかのヒントがここにある。マーケティング部門や営業部門の方にはお勧めです。
⑧「手を放しても目を離すな」を心に刻んだ日
柳本さんの「人を育てる」とはどういうことなのかが、自らの原体験を基に語られたnote。私にはめちゃくちゃ刺さった。このnoteを読んで以降、柳本さんのnoteは毎回読んでいる。人材を育成する立場にある経営陣・部長・課長クラスは必見です。
ちなみに、今は「ゆうてんか」というオンラインバーのメンバー同士でもあるので、下書き段階から読めるという贅沢な機会を頂いている。
⑨中小企業の採用は『選択』が9割。
採用を中心に書かれてはいるけども、企業として、人事として、個人として、どう独自性(”ダケ”)を構築していくのかという思考トラッキングができるnote。さすが「ダケ感伝道師」である。人事の方、他との違いをアピールしたい方にはお勧めです。
ちなみに、浅野さんは私と同じく岐阜出身で、ツイッター界ではレアキャラであると勝手に思っている。
⑩はじめて企画する人、あるいは初心にかえって企画する自分のための企画法大全(1/5)
企画をする際にどういう視点で物事を捉えたらいいのかを悩み時があると思うが、ここに書かれている①8つの無理やり思いつく方法と、②5つの検証する視点は、かなり役に立つはず。しかもこの分量でまだ1/5⁉。驚愕です。これは全てのビジネスパーソンにお勧めです。
総括
今回は、ビジネスモデル、経営・マーケティング戦略、機能戦略・組織戦略、仕事の仕方などのビジネス系のnote記事を厳選して紹介した。本当は、もっと他にも紹介したい記事はあるけども、第二弾、第三弾で紹介していきたいと思う(以下マガジンに「ビジネス・仕事に役立つ記事」を参照)。また、「Twitter等のフォロワーの増やし方」についても、多くの方が書かれていて、かなり読み漁ったので、それも今後紹介できればと思う。