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Độc Đạo 1〜12話のあらすじ

あっという間に12話まで進みました。週に3話が放送されるので、4週間で12話。ここまでの展開を書いておこうと思います。


かつてギャングの親玉だったル・トアンは裏社会から足を洗い、運送会社を立ち上げ財を成す。
まだ若く生活も苦しかった頃、ル・トアンの妻はお腹をすかせた孤児ホアンを不憫に思い、密かに食べ物を与える。その場面に夫が現れ、妻は弁解しようとするが、言葉の遅い実子クオンがホンにむかって初めて言葉を発したのを見て子供嫌いのル・トアンも心を動かされる。
そういうわけで、ホンはル・トアンの養子となる。

時は流れ、ホンもクオンも成人しているが、相変わらず家族4人で仲睦まじく暮らしている。腕っぷしだけが強いクオンは、頭は良くないものの心根は優しい。一方いつも冷静沈着で聡明なホンは父親の仕事の片腕を担っている。

翻って警察サイド。地元警察のフンと切れ者麻薬捜査官のロンは旧知の仲。ロンは麻薬密輸組織の捜査のために、フンのいる地区へ赴任してくる。ロンは部下のK3を密輸組織の重要人物の一人「筋肉質のズオン」のもとに送り込んでいる。

ズオンはフンやクオンをダシにかつてのボスであるル・トアンに接近しようとするがル・トアンは拒み続けている。
ホンはズオンとの関わりを通じて、ル・トアンに対する疑念を抱き始める。自分の本当の父親を殺したのがズオンであり、それを指図したのがル・トアンなのではないかという疑念。ズオンの背中にあるコブラの入れ墨は、ホンが父親の殺害場面を壁の裂け目から目撃したときに見たものと同じだった。

ホンはル・トアンがもう一人の重要人物「老獪なクアン」と面会することを察知し、パイプに盗聴器を仕込んでクオンに父親への贈り物として渡させたが、クアンは金属探知機でそれを見破る。
ル・トアンとクアンの面会が終わり、裏口から山へ逃げ去ろうとするクアンとズオンを警察が取り押さえようとするが、惜しくも取り逃がしてしまう。

ル・トアンはホンがかつて殺害させた男の息子であることを知ってなお、自分が死んだあとの家族を任せられるのはお前しかいないと説得する。そして話の最中に激しく咳き込み、吐血し、帰らぬ人となる。


たった12話にしてこれだけの展開。これからどう話は転んでいくのか…

10話と11話には、警察が「老獪なクアン」と「筋肉質のズオン」を検挙しようとする山場のシーンがありました。

クアンとル・トアンが面会しているレストランの客のほとんどは私服警官。ペン型小型カメラで店内の映像を統率本部に送り、怪しまれぬ身さばきで盗聴器を仕掛け、トイレに行くふりをして発煙筒を仕込む。
何かを移送しようとするトラックを私服警官が茂みから飛び出て止め、後方から走って逃げようとした運転手を、菅笠をかぶった農民に扮した警官がバイクで飛び出して制止。

なんというか「すごい」の一言なのですが、これがベトナム警察(麻薬取締部)のリアルな姿なのでしょうか。実情を知っている人にいつか聞いてみたいです。

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