【遊戯王OCG/マスターデュエル】「U.A.(ウルトラアスリート)」のあれやこれや
こんにちは、Kodachiです。
今回はいろいろと構築がアップデートされた「U.A.」デッキについてまとめていきます。
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「U.A.」って何だっけ(復習)
スポーツ選手をモチーフにした、地属性・戦士族モンスターとそのサポート魔法・罠の集団です。
モンスターはレベル4〜8に2種ずつで、エクストラデッキに入るものはありません。
そのため、動きはメインデッキで完結します。
「U.A.プレイングマネージャー」以外のモンスターは上記の共通効果を持ちます。
レベル4「U.A.」の通常召喚を起点に、共通効果を駆使してモンスターを使い分けていくのが基本の戦術です。
具体的にはこの辺で頑張ります。つまりこれらが止まるとキツいということですね。
デッキレシピ
※マスターデュエルでは金謙1→羽根帚、サイコエンド→バロネス
構築のポイント
テーマの動きを優先する
要するに純構築ってことですね。全体のカラーが明確になるので、プレイの指標も自然と定まります。
元々が2枚初動かつ自由枠もそこまで多くないという面も大きいです。エクストラを活用する
ほぼ金謙で飛んでいきますが、メインで対応しきれない際のツールボックスとして15枚フルに選定しています。
特に「U.A.」は自ターン中の耐性がザルなので、そのあたりを補強できるとなお良いです。サイドも組んでみる
大会などに持ち込むわけではありませんが、エクストラまでで苦手なカードの傾向が分かるので、サイドのスペースを使って対策を立てることができます。
モンスター
初動・展開
「U.A.リベロスパイカー」
レベル4なので初動になります。
手札の「U.A.」をデッキの任意の「U.A.」に変換でき、とても優秀。
3枚入れます。「U.A.ファンタジスタ」
同じくレベル4なので初動。
手札とフィールド両方に「U.A.」を要求するため、リベロよりは優先度が下がります。
素引きも見込んで2枚入れます。「U.A.コリバルリバウンダー」
レベル6。
手札・墓地の「U.A.」を展開できます。
リベロから出てきて盤面を整える運用がメインになりますが、稀にアドバンス召喚することもあります。
複数欲しいことはほぼないので1枚です。「U.A.プレイングマネージャー」
レベル8。
共通効果を持たず、「U.A.」の展開に反応して特殊召喚できます。さらに特殊召喚に成功すると、除去か全体無効かを選択できます。
展開と盤面への干渉を同時にこなせるスゴいやつ。
とはいえ最上級なので、サーチしてくる分+素引きも見込んで2枚です。
妨害
「U.A.パーフェクトエース」
レベル5。
相手ターン限定ですが、手札コスト1枚で万能無効を打てます。
守備も2500あり、壁役としても及第点です。
手札コストがかさむので、サーチしてくる分+素引きも見込んで2枚です。「U.A.ストロングブロッカー」
レベル7。
相手モンスターが特殊召喚に成功した時、その表示形式を変更し、効果を無効にできます。
リンクモンスターに効かないのが弱点ですが、エースと違いコスト不要で打てます。守備も2700とわりかし固め。
妨害としてはエースを優先したいので1枚です。
戦闘
「U.A.マイティスラッガー」
レベル5。
攻撃する場合、相手はダメステ終了時まで効果を発動できません。
墓地発動を潰すという、地味ながらいい仕事をしてくれます。スタジアムのパンプで28打点。
サーチしてくる分で1枚入れます。「U.A.ドレッドノートダンカー」
レベル7。
貫通効果に加え、戦闘ダメージを与えると追加で除去を打てます。
通ると派手に盤面を荒らしてくれます。スタジアムのパンプで30打点。
同じくサーチしてくる分で1枚です。「U.A.フィールドゼネラル」
レベル8。
他の「U.A.」の攻撃宣言時に自身の攻撃力を800分け与えることができます。
効果の地味さゆえ今まで不採用でしたが、スタジアムのパンプで31打点となり、メインの「U.A.」で唯一30打点を超える点を評価して採用しました。
効果自体はキルラインを下げるものなので、実際思ったより活躍してくれます。
同じくサーチしてくる分で1枚。
手札誘発
「増殖するG」
大量展開に対する抑止力。
もしもの時は召喚してリンク素材に。
うららや指名者で止まりやすく、複数引くと腐りやすいので2枚でいいかなと思っています。「灰流うらら」
Gを止めつつ軽く相手に干渉する用。
こちらはチューナーなので、レベル8と合わせてサイパニ、レベル7と合わせて承影と耐性持ちSを選べるのが魅力。
使い所はかなり多いので3枚です。
魔法
初動
「U.A.ハイパー・スタジアム」
発動時の効果処理で「U.A.」をサーチし、1000ライフ払って手札のフィールド魔法を相手に見せると「U.A.」の召喚権を増やすフィールド魔法です。
「U.A.」の展開を支える重要なカードで、どうあっても初手に欲しいので3積みです。「U.A.スタジアム」
「U.A.」の召喚成功時に「U.A.」をサーチ、特殊召喚成功時に全体強化を行うフィールド魔法です。
使い切りのハイパーと違い、盤面に残り続けることで毎ターン「U.A.」を供給するエンジンとなります。
ハイパーで召喚権を増やすことで、2回サーチ効果を使えるのもポイントです。
こちらもどうあっても初手に欲しく、レベル4「U.A.」とセットでも初動になるので3積みします。「おろかな副葬」
ペナルティを落とすことで「U.A.」魔法をサーチできます。
主に2種のスタジアムをサーチしてくることになりますが、状況次第でディールやパワードギプスを持ってくることもあります。
同名ターン1があるので2枚で運用します。「増援」
レベル4「U.A.」専用のサーチカードです。
基本的にはリベロを優先しつつ、一方を握っている時は手札にないもう一方をサーチしてくるようにすると、共通効果を活かしやすいです。
制限なので1枚です。「テラ・フォーミング」
無条件で2種のスタジアムをサーチできます。
制限なので1枚。「U.A.フラッグシップ・ディール」
任意の「U.A.」をデッキから特殊召喚できますが、そのレベル×300のライフを失います。
「U.A.」を直接フィールドに用意できるのはさすがに強いです。ライフとも相談しつつ、主にリベロやエースなどを呼んでくることになります。
出したモンスターをS・X素材にできない点は注意。
同名ターン1があり、基本的には2種のスタジアムを経由した方が強いので、副葬ペナルティでサーチできるよう1枚のみ入れています。
戦闘
「U.A.パワードギプス」
装備モンスターの攻守を1000アップし、モンスターとの戦闘で与える戦闘ダメージを倍にし、モンスターを戦闘破壊した場合もう一度攻撃できるようにする装備魔法。
ダンカーやスラッガーに付けて上から叩きます。効果による除去・無効が主流の現在では、一周回って戦闘が有効打となるケースも少なくありません。
副葬ペナルティでサーチが効くので1枚です。
汎用
「金満で謙虚な壺」
エクストラを飛ばして初動を引っ張ってくるカードです。
初動が確保できている場合には手札誘発や墓穴、泡影を探しに行きます。
準制限なので2枚です。「墓穴の指名者」
誘発をシャットするだけでなく、「U.A.」では墓地に触れるカードが貴重なので、伏せて妨害として使うことも多いです。
準制限なので2枚。
罠
初動
「U.A.ペナルティ」
墓地から除外して「U.A.」魔法をサーチできます。副葬で落とすことで初動カウント。素引きした場合はほぼ手札コストにします。
一方永続罠としては、「U.A.」の戦闘を介して相手モンスターを発動後2回目のエンドフェイズまで除外する効果を持ち、伏せて使うこともあります。
副葬分はフルに使いたい反面、素引きはしたくないので2枚です。
汎用
「無限泡影」
置物対策や追加の妨害に。
特に超雷龍などクリティカルな置物の処理は死活問題です。
何枚引いても強いので3枚入れます。
エクストラ
リンク
「ヴァレルロード・ドラゴン」
マスカレーナ入りアストラムとかの打点と耐性両方備えた相手をパクりつつ処理します。
アウス経由でGやらフェンリル釣り上げて1体分消費を抑えるのがベター。「アクセスコード・トーカー」
ヴァレロと選択。
こちらはアウス→アークロードと経由し2破壊+53打点を押し付けてゲームエンドを狙います。「混沌の戦士 カオス・ソルジャー」
レベル7以上のモンスターを素材にするとマジェ耐性。
「U.A.」のみで出せる貴重な耐性持ちです。相手が除去の打ち所を探っている時に意表を突いて着地するのが強いです。「スケアクロー・トライヒハート」
混沌カオソルと選択。
こちらは素材の条件なく耐性を得られる反面、リンクモンスターや魔法・罠に対しては無力なので使い分けます。「アークロード・パラディオン」
アウスからアクセスへの経由先。
魔法使いが入らないのでセレーネでもなく、闇だとアクセスと属性被りするし経由するだけならユニコーンもいらないので。
リンク先に「U.A.」を置いて殴った後、ファンタジスタで入れ替えて攻撃制限を解除するといった芸当も一度試してみたいです。「トロイメア・フェニックス」
「トロイメア・ケルベロス」
「警衛バリケイドベルグ」
手札コストを要求するリンク2集団。
手札に来たペナルティを切ることでサーチに繋げます。
フェニックスはGうらら+「U.A.」で出すことでセンサー万別などの罠置物を割ることができます。
ケルベロスは遭遇頻度は低いですがオピオンなどを割れます。
バリケイドベルグはエンド時にフィールド魔法を回収できるオマケがありがたいです。「崔嵬の地霊使いアウス」
Gやフェンリルを釣ってリンク3,4に繋げます。「ミセス・レディエント」
「アンダークロックテイカー」
戦闘を補助するリンク2。
ミセスは全体を底上げ、テイカーはピンポイントにデバフをかけることでキルを取るのに貢献します。
シンクロ
「サイコ・エンド・パニッシャー」
うらら+レベル8「U.A.」で出せます。2枚で立つ貴重な耐性持ち。
「U.A.」はハイパーやディールなどでライフが飛びやすいので、耐性と打点上昇の両方を使える場面も多そうです。
マスターデュエルでは未実装なので代わりにバロネスが入っています。「相剣大公-承影」
うらら+レベル7「U.A.」で出せます。同じく2枚で立つ耐性持ち。
墓穴やペナルティの墓地効果、場合によってはプレマネの除去を使って効果を誘発させることができます。
「U.A.」では対処が面倒な打点と耐性両方備えた相手への解答の1つとして持っておきたいです。
エクシーズ
「宵星の機神ディンギルス」
レベル8「U.A.」2体で出せます。貴重な以下略。
ほぼ承影と同じ役割ですが、こちらは自身以外も2度まで破壊耐性を得られる点が魅力です。「深淵に潜む者」
レベル4「U.A.」2体で出せます。
墓穴を除いて墓地対策が皆無なので、余裕がある時にだけ出てきて墓地依存の相手を詰ませるために入っています。
サイド
モンスター
「原始生命態ニビル」
ケアされることも多いですが、大量展開に歯止めをかけます。
Gを突っ張られた時の保険くらいに思っているので1枚です。「クシャトリラ・フェンリル」
出せば事故のリスクを低減でき、除去効果付きで自ターン中の穴を埋め、後続確保で手札コストを稼げる夢のようなカードです。
とは言いつつ枠的な問題でサイドに置いています。どうせその内規制かかるし…「ダイナレスラー・パンクラトプス」
フェンリルが3枚入る中、迫真の制限カード。
適当なバックや置物に当てるだけで十分仕事をしてくれます。
魔法
「ハーピィの羽根帚」
「コズミック・サイクロン」
罠置物やバックの比重が高い相手へのせめてもの抵抗として。
シングル戦のみのマスターデュエルでは、お守りとして羽根帚がメインから入っています。
罠
「天龍雪獄」
墓地対策と高打点マジェ耐性への解答を一手にこなせる罠です。
ある程度相手を選ぶのでメインからの投入は避けました。「神の宣告」
自ターン中の穴を埋めてくれる罠です。
ライフ半分は痛いですが、どれだけライフが減っていても発動できるのが良いところです。
ふわんだりぃずなどの召喚を拒否する際にも使えます。
展開
他にもハイパーしか無い場合、ディールが絡む場合などいろいろあります。
おわりに
ここまで読んでくださりありがとうございました。
「U.A.」は、ほどよくマイナーながらほどよく強く、それでいて長く楽しめる良いデッキだと思います。
「U.A.」を知らなかった方には、少しでも興味を持っていただけたら。
「U.A.」を知っていた方、組んでいるよという方には、デッキ構築の一助となれば幸いです。
それではまた、気が向いたら書きます。おわり
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