148.朝日を感じつつ、人生はおもろいなと飛行機に関する珍エピソードを集めてみました。
◆先日、福岡に帰省しました。
先日家族に2-3年ぶりに会うべく、福岡に帰省しました。
ただ私のクセなのですが「AをしながらBしたいな。」と謎のケチ気質が出てしまい、「あ、始発で飛んだら機内で寝れるのでは!」と気付いたら朝イチの6時20分羽田発福岡行のチケットを勢いで取っていました。
(今思えば始発云々は関係なく、機内で爆睡しちゃうのですが笑)
その時に窓から見えた朝日がとても美しかったのでここでシェアさせてください。
◆飛行機に乗るたびにギリギリエピソードが更新されていきます。
今回は始発のフライトだったので、チケットを取れた時はワクワクしてました。ただ日が近づいて思い出したのですが、私、本当に飛行機と相性悪くてやらかしまくっておりまして。
思い出される飛行機エピソードとしては、
①初めての海外だったイギリスからの復路で手荷物に入れていたお土産類が全て没収される
②入場ゲートとは真逆の免税店を見回りすぎて乗り遅れてCAさんに「ちゃんと時間、見ときなさいよ。」と怒られる。
(なのでその場で翌日同時刻の便を予約し、すぐにタイへ再入国手続きをしその日は大人しく帰りました。)
③搭乗まで時間がない!!となり、CAさんらスタッフ専用のアーリーレーンを使ってダッシュで飛行機に向かう
④トランジットで訪れた中国の空港で飛行機遅延により当日中に飛行機が飛ばず、航空会社が手配したホテルに泊まれたものの諸事情により初対面のお姉さんと同じベットで寝る、等
パッと思い出せる範囲だけでも4エピソードほどありました。
①〜③は自分の過失がほぼ原因なのでしょうがないのですが、④に関しては今でも面白い経験だったなあと。
◆初対面のお姉さんと一夜を共にした上海。
台湾留学時、日本への一時帰国のために使った飛行機がまさに④でした。台北から福岡行きの直行便より、上海トランジットを挟んでる便が安かったのと「トランジットでも中国に入れるなら、何だか得した気分だし試しにやってみよう!」とついでに観光できないかな〜と軽い考えで取っちゃったら、まさかのフライトキャンセル。
原因は天候不良と飛んだ所で福岡空港での門限を過ぎてしまい、着陸できない、という飛行機の遅刻が原因でした。
(福岡空港は街中にあるような空港なので、着陸受け入れ時間があるのです。)
荷物も預けて座席に座って、シートベルトまでしっかり締めた状態での「ピンポンパンポン〜♬本フライトはキャンセルされました。」のアナウンスを聞いた時は軽く絶望です。
ただ運良く福岡行きだったので周りにいたのは日本人ばかり。飛行機を降りながらフライト玄人の方から「こういう時は航空会社がホテルを手配してくれるから心配しなくて大丈夫だよ。」と教えてくださった時の安心感は今でも覚えています。
その後は荷物が返却され、大型バスに乗って上海のどこかのホテルに到着。バス移動中に見えた看板の簡体字で「ああ、本当に今は中国にいるのだな。」と台湾の繁体字が恋しく感じ、ホテルまでの道のりが長く感じられました。
夕食が中華バイキングだった事は覚えているのですが「これからどうしよう」の不安と「あ!迎えに来てくれるハズだった親に連絡しなきゃ!」の焦りであまり味を覚えていません、折角の本場の中華だったのに…もったいない…。
そして夕食後、いざ部屋割りが教えられるのかなのタイミングで、
『2人1部屋じゃないとお金かかりますんで、よろしくね。』という非情なアナウンス。
ええええええええ!!トランジット挟んだほうが安くなるから飛行機取ったのにこれじゃあ意味ないじゃないか!
背に腹は代えられぬ、貧乏学生の私は片っ端から1人旅行客らしい女性陣に声をかけ、ラッキーなことに一人旅をしてきたというお姉さんと巡り合い、タダで部屋に泊まれる事になりました。
話はここでは終わりません。私達は無事に部屋に通されたものの、眼の前にはダブルベット。シングルベットが2つではなく、ダブルベットです。
「えっと、初対面なのですが、今夜はよろしくお願いします。」
なんて正座しながら、はじめましてのお姉さんにお願いする事があるとは思いませんでした。
そして我に返って思い出したのは、「福岡空港に迎えに行くけんね〜。」と事前に連絡してくれていた両親の存在。
大変だ!連絡してないので約5時間程ずっと待たせてしまっている!とLINEを開くも圏外。Gmailを開くも圏外。
そうだ、ここは中国だった、VPNが必要!!!
知り得るSNSを試してみましたが、しっかり規制されており何も繋がらず、また軽く絶望。
だとしてもホテルなら国際電話があるだろう、と受付につたない中国語で問い合わせた所「あ、今ちょっと国際電話繋がらないんだよね。」と一蹴。
えええええええ、そんなタイミング悪いことあります!?と一周回って笑ってしまいました。
その後は野良wifiか何かを拾って、何故かYahooメールだけは使えて、母親に明日朝イチの便で帰国する旨を伝えられました。(その頃日本にいた海外慣れしていない母親はフライトキャンセルのアナウンスを耳にしていたので気も漫ろだったそうです)
ついでに同部屋に泊まったお姉さんもこんな経験は初めて、2人して空港会社のアナウンスをしっかり聞き取れていなかったのですが隣部屋のマレーシア系の方が部屋に来てくれて「大体こういうのは朝イチのフライトになるから、3時には起きときなさいよ!」と夜中の12時に教えてくれたのを覚えています。いや、寝れるかい!
シャワーを浴びれたのかも覚えてないくらいドキドキとワクワクなトランジットでしたが、翌日朝イチのフライトで無事に日本に帰国。
母からは「今後から直行便で帰ってきなさい。」と重く重く釘を差されたのでした。
◆振り返れば、人生ネタしかない。
当時はもうこれどうなるんだ〜、という感じでしたが、今思えばあの経験があったのでその後の台湾一周1人旅も東南アジアへのバックパックも「まあ、どうにかなるでしょ。」の精神で乗り越えられたのだなと感じます。
経験からサバイバル精神を養いました。
そして飲みの席で披露できるネタが1つ増えたのだな、と思えます。
ちなみに次回の目標はANAラウンジでゆったり搭乗手続き待ちをすること。
ギリギリばたばたな私は果たして達成できるのでしょうか…。
「俺は/私は、昔こんなにすごかった!」という武勇伝より、「こんな面白い経験をして学んで成長してきた!」と語れる大人になりたいものです。
今の所、残すはロストバゲージくらいかなと思うのでこれからは国内外問わずに飛行機に載れて、世界各国の入出国スタンプを制覇できるように今日も実直に仕事します。