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企業の社会貢献を提唱した”開拓者”〜マーク・ベニオスについて〜
皆さん、Salesforceは利用中でしょうか?
私は最近になって顧客管理ツールとしてSalesforceを活用していますが、今回は世界中にSaaS(Software as a Service)を広め、クラウドという概念を作り出した天才プログラマーが、起業後に「社会貢献」をキーワードに先陣を切るからこその壁に直面しながらも、新しい企業の存在価値を”開拓”した存在、マーク・ベニオスについて調べたので簡単に特集します。
天才、起業する。
メークベニオフ氏(以下、マーク)が書いた【トレイルブレイザー】の中で、タイプの異なる祖父と父からの影響を受け、『自分でプログラミングしたゲームの収益で学費をまかなっていた』という、まるで絵に書いたような”天才”だったようです。
その彼が起業する、と聞いて、「まあまあ、そうでしょうよ。」と納得はいきます。
が、面白いのは創業後のハプニングの連続でした。
影響力があるからこそ、
とある政治問題へのTwitterの発言がきっかけでマークは自身に大きな影響力がある事を認識し、労働における男女平等問題、人種差別問題、などなど。
これもセールスフォース・ドットコムのコアバリューが「信頼」「カスタマーサクセス」「イノベーション」「平等(イクオリティ)」を挙げており、提唱するだけでなく、きちんと声を拾い、体現しようと、動いてきたからだそう。
その中で「1−1−1モデル*」と呼ばれる、社会貢献へのアプローチ方法は今では多くの企業で広まっています。
(*就業時間の1%でボランティア活動をし、株の1%を地域コミュニティや教育のために使い、自社製品の1%をNPOや教育機関などに提供すること。)
ただこのモデルを生み出すまでのプロセスも、むしろ今この瞬間も、マークが落ち着く時はなく、世間の波にもまれながら、企業文化として社会貢献を定着させてきた背景を知ると、創業者の苦労や面白さが少しだけ理解できます。
起業がゴールではない。
今回の件で思う所は、ついついビジネス書では「どう起業するか?」というシーンが多いように思うが、「起業はゴールではない事、見ている所はどこなのか?」と、ビジョンの大切さを学びました。
起業した会社の95%が5年以内に倒産してしまう、なんて話もよく聞きますが、1999年に創業したセールスフォース・ドットコムがこれだけ拡張しているのも、コアバリューを決め、それに沿って会社の舵を切ったマークの存在が大きいに違いありません。
自分にとってこの会社はどんな存在価値があるのか?
どんな貢献ができるのか?
もっと細分化すれば、自分自身の存在意義は何か?
どこまで与えられるか?
自身に問いかけながら、事業計画を書くことにします。
今日はここまで。