【書評】脳リミットのはずし方

皆さまはじめまして!mightと申します。
初の投稿となりますが、どうぞお手柔らかにお願いします。
最近はKindleのおかげで分厚い本も手軽に読めて、ホントありがたい世の中になりました・・・というわけで、早速書評になります。

今回の本: 脳リミットの外し方
著者: 茂木 健一郎

はじめに

2〜3年程前までは勤めていた職場の都合で、PM業を行いつつもアプリケーションエンジニアとして従事しておりました。
しかしながら自身の今後のキャリアパスを考えた結果、これまでの開発経験で培ったアプリ周りのノウハウを活かしつつも、集中してPM業の経験を積みたいと考えました。
実際にPM業に従事してわかったのですが、頭の中で使う脳が違うんですよね。脳の使い方が違うというか…発想が違うというか…。

そんな自分に刺激を与えたくて、最近は自己啓発本によく手を出していました。今回はそんな中、正直タイトルに惹かれて買ってしまった本を紹介したいと思います。

どんな本?

人は年齢、性別、経験、色々な理由を言い訳にして、無意識のうちに自分の「脳」に対して制限(リミット)をかけてしまっており、本来発揮すべき実力の数%も表に出すことが無いまま人生を費やしている人がほとんどだそうです。

しかしながら、人はリミットを外すことで多くの事を学び、吸収できる能力を持っており、それは何歳であっても関係なく、要は「考え方」一つで変えられるということを、誰しもの身の回りで起きている事象を例に、体系的にわかりやすく解説していました。

諦めるのはまだ早い!

私だけではないかもしれませんが、何事も「デキる」人を見ると、「あの人は別世界の人だから〜」みたい思ってしまう自分がいました。
今からやろうとしても「どうせあの人には敵わないし〜」とか「どうせ〜」という考えを軽く考えていました。
でもその「どうせ」が、脳へのリミットだったようです。
それがリミットだったなんて、疑ったことすらありませんでした。
「どうせ」を無くせば、年齢性別経験関係なく、誰でも脳のリミットは外すことができるようです。

「やるぞ!」はリミット!

例えば勉強「さて!やるぞ!!」
これもリミットだそうです。読んだ時「えっ!?」って思いました。
「やるぞ!」という意気込みが脳に「構え」を与えてしまっており、何か特別な事を行うぞってことで、意識が身構えてしまうようです。
ポイントとしては「やることを深く意識せず、『やってみよう』程度でやること」が大事なようです。うーん、これは実践難しい…。
何事も構えないと進められないと思うのですが、読み終えた今でも悩んでいます(笑)。

淡々とこなし、大事なところは一点集中!

何事も身構えず、自然体で。いつものことをいつも通り、身構えずこなす。
人間の集中力はせいぜい1時間。
例えば大事なところは10分でもいいから集中してみる。
ひとは時間に制限がかかる方が効率が良いそうです。
(小学生時代、夏休みの宿題の追い込みの速度たるや…)

結果ではない!チャレンジを楽しむ!

やったことの「結果」を求めるのではなく、取り組み(チャレンジ)を楽しむ!
ビジネスの世界に於いては「結果」を求められる場面が多々ではありますが、取り組みが楽しめれば、おのずと結果はついてくる…。確かにつまらない取り組みにいい結果なんてついてきませんね!面白いことなら頭フル回転です!なるほど、今まで無意識なところも、視点を変えるだけで見えるところが色々出てきます。

その先のロードマップを考える!

人は基本的に変化を嫌う「安定志向」だそうです。自分もそうかも…。
「自分はこうありたい」「こういうことをできるようになりたい」といった将来像を具体的に持ち、「何が好きで何が嫌い」という自分の考えや、「こうありたい」というイメージを持つことで意識が前を向き、ロードマップを持つことが大事です。

「根拠のない自信」を持つ!(笑)

根拠がない自信であるからこそ、学ぼう・吸収しようという意識を持つ。
根拠がある自信は、既に自分に満足しており、リミットがかかっている。
目からウロコです。

まとめ

正直、ちょっとうさんくさい話が出てくるかなと思いました(笑)。
しかしながら読み進めるにつれて、自分でも経験したことのある喜びの感情が、実は脳のリミットが外れている瞬間であるということを知り、確かにその時の自分はとてもハイであり、頭の回転がものすごく早くなっていたという実感があります。
「才能がない、もう歳だしな…。できる人は違うよな〜」
なんて考えていたらダメですね!!

身近なほんの些細なことでも「どうせ」を外して考えてみると、あれ不思議?確かにできるきがしてきます(笑)

考え方ひとつでネガティブがポジティブにひっくり返り、前向きになるという感じ方を学び、元々は仕事に役立てればと思い購入した本ではありましたが、私生活全般においても大変為になる一冊だと思いました。

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