.* AED *.
おはようございます!
チャイルドマインダーのみぎたです(*'ω'*) 保育園でしがない保育補助をしながら、個人で訪問保育も行っております。
先日、AEDの訓練が行われた時のことを少し書きたいと思います。
勤務先にようやくAEDが設置されたのは昨年のこと。そして訓練が行われたのはつい最近のことでした。
AED(自動体外式除細動器)とは、心停止の際に機器が自動的に心電図の解析を行い、心室細動を検出した際は除細動を行う医療機器です。
AEDの操作に関しては、電源が入るとアナウンスが自動的に流れ、それに従い操作をするので難しいことも怖いこともないので医療関係者でなくてもすぐに使えるのですが、その事を知っておかないと、「難しくてわからなかったらどうしよう」などと使用を躊躇してしまう人もいるかもしれないので、AEDも含めた救命救急の訓練は定期的に行うべきだと考えています。
私自身、保育に携わる以上それは当たり前と思っていて、小児MFAの講習を2年に一度、必ず受けていますし、頭の中で繰り返しシミュレーションもするようにしています。
勤務先では、緊急時などの対応は正規職員が行うとマニュアルに記されているため非常勤職員の出番はないと、そう言われましたが(それもおかしな話なのですが)、設置されているタイプのAEDを知っておいた方が良いということで、非常勤職員もAEDの訓練を受けることが叶いました。
私はMFAの講習を受けていることを話し、まだAEDを見たり触ったりしたことがない人のために時間を使ってほしいと思ったので、音声だけ流してもらうことにしました。
AEDにはポーチや医療用のL字ばさみが入っています。医療用L字ばさみは金属でもなんでも切れる優れもので、服や下着を切ってはだけさせたり、必要があればネックレスの切断もできます。体毛が濃い人の場合、ポーチにカミソリが入っていればそれを使いますが、なければL字ばさみで短く切ることができます。
講習で習ったことを思い出しながら音声を聞いていてふと、感染予防のためのマウスピースも入っていたことを思い出しました。
私が見たものは装着部分が蛇腹になっていて口と鼻をかぽっと覆い、しっかりと息が吹き込めるタイプの物でした。これはAEDに付属しているものでポケットには入らないため持ち歩くには不便なので、私はいつも「レサコ」という一方弁のマウスシールドを持ち歩くようにしています。
ちょうどコロナ禍ということで、感染予防にはみんな敏感になっていることを察し、「感染予防のマウスシールドって余分にありますか?」と聞いてみたところ、「それがね、ないの」と返ってきたので私はとても驚きました。それではいざというときに困るだろうと思い、新品未開封のレサコがロッカーに一つあったので、「これ差し上げます」と言ったところ、断られてしまいました。
勝手にあれやこれやと判断することはできないのでおとなしく引き下がりましたが、もし、マウスシールド(レサコ等)の準備が間に合っていない状況でCPR(心肺蘇生法)が必要になったり、AEDを使用する場面が訪れたりした場合、いったいどうするのだろうと、私は怖くなりました。かといって、無理に自分の気持ちを押し付けるわけにもいきません。不安な気持ちを抱えながら今もその現場で保育に携わっています。
その後も特に変わったこと、心肺蘇生が必要になるような緊急事態などは起きていないのでほっとしていますが、こんなご時世ということもあり、一人につき一つ、レサコは持っていてもいいのではないかなと思っています。
どんな時も、まず先に自分を守ってこそ他人のことも守れる。
心に留めておきたいですね。
本日も読んでくださりありがとうございました。