.* チャイルドマインダーとして開業する前に❶ *.
おはようございます!
チャイルドマインダーのみぎたです(*'ω'*) 一般のご家庭に訪問して保育を行っております。
先日、チャイルドマインダーの働き方についてご紹介させていただきましたので、今日は、開業に向けてどんなことをすればよいかについてお伝えしたいと思います。
※チャイルドマインダーのテキストを引用させていただきます。
まずどのような形であっても、こどもの命を預かる保育という特殊性をよく理解したうえで、十分な検討と準備を重ねて、開業に向けた準備を整える必要があります。
開業の前に
«目次»
➀開業の意思と決意の確認
②自身の力量を知る
➂収支予測を立てる
④資金を準備する
⑤活動地域における保育ニーズの調査を行う
【開業の前に】
➀開業の意思と決意の確認
チャイルドマインダーの仕事は、こどもの成長の喜びを親とともに分かち合い、充実感が得られ、社会的にも貢献度の高いやりがいのある仕事です。その一方で、こどもの命を預かる責任の重さがあります。楽しいことももちろんたくさんありますが、つらいことや困難に向き合うことも少なくありません。チャイルドマインダーとして仕事を始めるのであれば、その困難に向き合い、乗り越えていく強い意志と決意を自分自身の中で今一度、確認する必要があります。
②自身の力量を知る
まずは、自分自身のことをよく知ることが何よりも大切です。やりたい気持ち、熱意は成功の道への大切な要素ではありますが、それだけでは、上手に進むことはできません。
自身の力量を知り、事業を成功させるには
⋄自分にできること、できないこと
⋄今は難しいが努力次第でできること
⋄自分の得意分野や強みは何か
⋄自分の経験がどう生かせるか
⋄自分の体力・気力・能力・財力の限界は
⋄自分に対する第三者の評価
これらについて現実的に把握する必要があります。
➂収支予測をたてる
開業準備に入る前にまず、この事業が継続または発展していけるかどうかの判断をしなければなりません。
収支予測をたてるとは、開業した場合の収入と支出の予測をたてることです。どれくらいの売り上げが見込めるか、どれくらいの経費が必要なのかなどを考え、収支のバランスを予測します。この収支のバランスを予測した時点で、すでに事業を継続していくことが難しい状態であれば、前途は困難であることは明白です。
見込める収入はこれくらいなのに、出ていくお金のほうが多いと、継続は難しいということです。
④資金を準備する
施設等の規模により、少ない資金での開業から、大きく先行投資をする開業まであります。開業資金や運営資金についてもできる限り現実的な数字を把握して、事業計画を立てていく必要があります。
⑴個人経営か法人経営かを決める
施設の規模や将来への展望によってもメリット・デメリットの比重が変わってきます。個人での立ち上げか、共同で立ち上げるのか、法人経営にするのかを決めます。
⑵開業資金の準備をする
保育施設の確保、設備、備品の購入など、開業に際しどれだけの資金が必要かを計算し、開業資金を準備します。
⑶運営資金の準備をする
一般的に経費といわれるもので、業務を維持していくための資金です。業務を開始してもすぐには収益が発生しないことが一般的ですので、その間を維持するためにどれくらいの資金が必要かを計算し、運営資金を準備します。
⑤活動地域における保育ニーズの調査を行う
⑴活動地域周辺の保育ニーズの調査を行う
地域の環境、家族構成や年齢、就労状況や所得などによって地域的なニーズの特色があるため、活動地域では実際にどのような保育ニーズが高いのかを調べる必要があります。
⑵近隣の保育施設の調査を行う
待機児童数や世帯数も参考になりますが、実際に近隣の保育施設がどのような保育を行い、どのような評価を受けているかは、生きた現場の声として今後の活動展開の方向性への良い指針となるため、近隣の保育施設の稼働状況や保育内容、料金、顧客の満足度などリサーチを行います。
準備無くして事は起こせません。
開業からその後の継続も視野に入れて、しっかりと準備を行いたいですね。
次の記事では、事業計画から届出等の手続について書きたいと思います。
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