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「コンマス論」 無料配布します- 日本中の #ビッグバンド 演奏家に送る伝説の小冊子
*お時間の無い方は、どうぞこちらから「コンマス論」を無料ダウンロードしてください。
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お時間が許す方は、以下の私の想いを、お読みくださったらとても嬉しいです。コメントもぜひぜひ、たくさん書いていただけたら。私から差し上げるだけでなく、ご感想を聞きたいのです。
2018年のある日。
いつものように朝のメールチェックをしながらNYの自宅でコーヒーを飲んでいた私は、パソコンに向かってコーヒーを吹き出しそうになった。
「ええええ???」目をこすって、二度見した画面には確かに
「コンマス論」を拝見したいです。探したけど見つからないんです。どうしたら読めますか?
と、ある!
「コンマス論」は、2000年代で終わるべき伝説だった
驚いたのには理由がある。
「コンマス論」とは、2001年、当時20代のサラリーマンかつ、社会人ビッグバンドのリーダーであった私が、ネットに投稿した文章なのだ。コンマスとは「コンサートマスター」の略称で、ビッグバンドの合奏練習を仕切る人のことを、そう呼ぶ文化がある。
当時の日本にはビッグバンドの合奏法を教えてくれる学校などゼロ。ジャズが学べるコースもほとんど無く、SNSの発達も今ほどではなかった。誰もが皆、手さぐりで、ジャズの練習方法を習得していた時代だった。何もテキストがなかったから、とにかくたくさんの優秀なアマチュア・バンド・リーダーに教えていただいた。ものすごく辛くて、ものすごく、苦労があった。
私は1998年から自分のバンドを持っていたから、2001年までには3年が経って、様々な技術を習得できていた。それで「困っているであろうアマチュア・コンサート・マスターのために、私の知識を投稿してみよう。」と思い立ったのだ。そして自分のサイトに投稿したのが「コンマス論」だった。
この「コンマス論」を読みたいという学生さんが2018年になってもまだいる、ということに、私は驚き、胸が傷んだ!あの頃のわたしのように必死で情報を探している学生さんがいるなんて!必要な教育システムが日本に潤沢に揃えば、「コンマス論」のことなんて、2000年代までで皆忘れることが出来ただろうに!
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日本のビッグバンド・ジャズ教育は、アメリカのそれより実は20-40年ほど遅れている。ジャズ作曲の教育レベルも比較すると低い。学びたい人は多いのに、なぜかこの格差が解消されない。何とかしたかったからVanguard Jazz Orchestraの日本ツアーを作って、ワークショップを作って、審査員も8年もやって … 日米の教育格差を縮めるために努力をずっと続けてきたけれど、やはり、まだ足りないんだ!
ショックを受けた私は2つのことに取り組んだ。
ひとつは
「オンラインのビッグバンド講座を作って、アメリカからどれだけ遠く離れたところに住む日本人でも受けられるようにすること」。
もうひとつは
「コンマス論を書き直すこと」。
その二つが、今日、さきほど、やっと両方ともできた!
やっと、できたのだ!
すごく、嬉しい!!
画像クリックで詳細ページに飛べるので、是非ご覧いただきたい。
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こんな風にビッグバンドの勉強をまとめた講座は、おそらく日本にまだ1つもないだろう。
日本人にとって必要な知識に特化して作り上げた。
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アマチュア時代の私は、今でも私の魂の中にいる
学生時代、上を目指しすぎてキツイセリフを吐き、バンド仲間とよく言い争いになっていた私。本番が近づくと胃が痛くなり、合奏法もストレス解消法も聞きたくて、先輩のアマチュア演奏家に電話を掛けまくっていた私。
色んなことのバランスが取れなくて、いつも迷っていて、いつも苦しかった。あのときの私は、今でも私の魂の中にいる。
とても苦しかったけれども、ビッグバンドが好きすぎて、絶対やめたくなくて、気づけばその高みを目指してNYまで来てしまった。一時期は最多で4つのビッグバンドを同時に回しており、そのうちの一つはグラミー賞常連のVanguard Jazz Orchestraだった。
19歳で初めてビッグバンドに出会ってから約30年、私はほんとうに強烈に、自分にビッグバンドの知識を教え込んできた。だから、たくさんの経験と知識がある。
それらがやっと1つの形にまとまって、こころから嬉しい。わたしから日本の皆さんにお渡しできる最大のギフトが、このオンラインコースと無料の「コンマス論」だ、と言って良いと思う。
山野楽器さんが主催する「山野ビッグバンドコンテスト」がついに今年は開催されると聴いて、実はいてもたっても居られなくてこれらを仕上げた。この日をずっと待っていた方が、たくさん、たくさんいるはずだ。
学生さん達、悔いのない演奏を。ファンの皆さんは存分に楽しんで。ビッグバンドファンにとって、素晴らしい夏になりますよう!
*私と年がすごく離れている方でも、遠慮なくコメントを書いてくださったら嬉しいです。今後NYから日本へどんな情報発信をするかの参考にさせてください。
宮嶋みぎわ
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