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宅建士は勉強するだけでもメリットの多い資格だと思った
宅建士は、数ある国家資格の中でも、安定した人気を保ってます。
その理由は、勉強から得られるメリットが多いからだと思いました。
法律系資格の登竜門「宅建」
国家資格の中で、メジャーな資格は何?と聞かれたら、宅建ではないでしょうか。
「宅建は法律系資格の登竜門」と言われることからも、昔から不動の地位だったと伺えます。
よく聞く「宅建」は略称で、正式には「宅地建物取引士」です。
ひと昔前は、「士」が付いてなかったのですが、2015年4月の法律改正で改称されました。
若い頃の私は、不動産の分野に興味がなかったため、宅建は自分には関係ないと思ってました。
ところが、弁理士という超難関資格に挫折して、「登竜門」の意味を痛感したんです。
「民法」は法律系資格の土台
弁理士は、知的財産権を扱うマイナーな資格なので、該当する法律だけ勉強してました。
…が実は、土台として民法の基礎知識が、とても重要だったんです。
そのため、ある段階から実力が伸び悩み、4年後に挫折してしまいました。
「砂上の楼閣」になってたんですね。
弁理士に限らず、法律系資格の勉強で同じ経験をされた人は、結構いるのではないでしょうか?
それなら、遠回りに感じても民法の基本書へ戻った方が、合格への近道かもしれません。
もっと言えば、民法の基本書を読み込むなら、宅建の資格に挑むのがオススメです♪
宅建の勉強で得られるメリット
宅建の勉強を進める中で、思いの外、得られるものは多いです。
特に、「登竜門」と言われる所以だなと感じた点を、3つ挙げてみますね。
民法の基礎知識が備わる
繰り返しになりますが、大事なので挙げました。
民法を勉強するとなると、条文の数だけでも膨大です。
でも、司法試験を受ける訳ではないので、全部を勉強する必要はありません。
宅建の試験で頻出される、民法の出題傾向を分析すると、市販の入門書で間に合うレベルなんです。
つまり、宅建の資格に挑むことで、民法の基礎知識が身に付く訳です。
これだけでも、テキスト代の元が取れたもので、合格すれば一石二鳥です。
世の中の仕組みが分かる
まず、宅建の勉強をすることで、法律的なものの考え方が身に付きます。
加えて、世の中の仕組みが分かってくるのが、宅建を勉強して良かった点です。
例えば、地方自治体の役割,街づくりの仕組み,税金の種類…
一般人が普段の生活を送る中で、あまり意識してないと思います。
でも、社会人として知っておくことだし、きちんと理解してる人はいる訳です。
不動産物件の目利きになる←コレ重要
宅建を勉強して、一番役に立ったと実感したのは、コレですねw
「何だぁ、そんなことか…」と思われるでしょうが、住まい選びは大事なことですよ。
私の経験上、(言葉は悪いですが)不動産業界の人達って、誠実な人は少ないと感じます。
宅建で得た知識は、そういう不動産の玄人を相手に、丸め込まれず交渉を進め、自分を守る盾になるんです。
不動産仲介業の担当者は、マイナスな事項を説明したがらないので、自分で気づけるメリットは大きいです。
また、将来的に不動産を売却する予定がある場合に、宅建で得た知識が大いに役立つことは、言うまでもありません。
宅建は生業にしなくとも有益な資格
私もそうでしたが、宅建は不動産仲介業を営む人が取る、というイメージがあると思います。
でも実際は、宅建の勉強で得られるものが、一石二鳥どころではない。
これほどメリットの多い資格は、なかなか無いと思うのです。。
不動産は、衣・食・住のひとつで大事な要素ですから、実生活で役に立つのは必然なのでしょう。
ですから、不動産を生業にする人生設計がなくても、自己研鑽として有益な資格だと思います。
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