5月 “伸び”をして身心を切り替える
今年23年の春は、本来の春のゆるみに加えて、おそらくコロナ禍3年間の「自主規制」的な縛りが一気にゆるんできたことも影響して、頭~肩甲骨~骨盤が連動して一気に全身のゆるみが大きく加速しました。
21年22年の春も例年よりもゆるみ方は大きかったですが、それと比べてもこの春のゆるみ方の幅がさらに大きい印象です。
気の流れから見ると、とくに胸の中から腕に向かう気の流れが激しく、胸の中心の膻中のあたりに指先で触れるとヒリヒリするような痛みを感じる場合が多かったです。
胸の中に熱がこもって、夏のように寝苦しくなる人もいました。免疫系が敏感になり、寒暖差アレルギーも起こしやすくなりました。蕁麻疹など皮膚に炎症を起こす人もいました。
4月にゆるみ切った骨盤は、5月にはギュッと引き締まろうとします。身体の集中度を上げるべく、胸椎11番(棘突起)が敏感に応答して頭の方向に持ち上がります。この動きは免疫反応を鎮める方向にも働きます。
曲池に後谿を合わせて共鳴させると、みぞおちが温かくなり、同時に胸椎11番に弾力が出て働きが高まります。
春忙しかった人は連休に入ってからガクッとゆるむ場合も・・
一方で3〜4月に忙しかったり、ストレスが強かったりしてあまりゆるめなかった人は、5月の連休に入ってからガクッとゆるんで疲れが一気に出て、腰を痛めたり、アレルギーなどの不調に見舞われる場合もあります。そういう場合でもゆるみ切れば、リセットのチャンスになります。
“伸び”をすることでも胸椎11番が賦活されます。
「胸椎11番の疲れとり体操」も有効です。
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