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11月 冬への準備期だが胸の中にはまだ“残暑”
胸の中に”夏の残気”
晩秋、冬の身体への切り替え期に入っているのですが、9月まで続いた長〜い猛暑の後で気温・湿度とも急落したために、胸の中に熱気が取り残されなかなか抜け切れません。
胸に熱がこもっているとアレルギー症状(鼻・喉・皮膚などに炎症)を起こしやすく、風邪も引きやすくなります。
なんとなく呼吸が浅い感じがし、寝苦しくなったり、気分としては焦り感・不安感が起きやすくなります。気が焦ると、高齢者の場合は身体の動きが前のめりになり、転倒につながることもあります。
冬の身体への切り替え季=胸椎11番が敏感に動いてリセットをくり返しながら適応
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集中するときに持ち上がり
リラックスするときには下がる
胸椎11番は身心の集中のON↔OFFスイッチとして働きます。外的ストレスに対して身を引き締める(=防御―集中態勢)=スイッチON(上に持ち上がる)、リラックス時にはスイッチOFF(下がる)という応答をします。ON-OFFが自在=気合・テンションの上げ下げが自在にできれば環境の変化に即応できるということです。
胸椎11番の応答が敏感なこの時季は、ストレスに敏感に反応してギュッと持ち上がって硬くもなりやすいですが、うまくゆるめれば自在に動く弾力を身につけるチャンスでもあります。
共鳴する (( )) 曲池*後谿*みぞおち*胸椎11番
11月に反応が敏感になる肘外側のツボ=曲池と、小指の付け根の外側のツボ=後谿を近づけると互いに共鳴して、曲池が下腹を温め、後谿が胸をゆるめて熱気を発散します。
みぞおちがゆるむのと連動して胸椎11番に弾力が出て、動きがスムーズになります。
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互いに共鳴
みぞおち-胸椎11番がゆるむ→胸全体がゆるむ
下腹が温まり、引き締まる
血海*後谿 (血海が下腹を温め、後谿が胸をゆるめて胸の残気を発散)
膝の内側の血海に小指の付け根あたりをふわっと載せておく。下腹が温かくなり、胸の中も最初は温かく感じますが、肩や腕の周りが涼しくなってきます(=胸の中から発散)
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互いの反応高まり
下腹は温まり
胸は熱気が発散涼しくなる
胸椎11番の疲れとり体操
仰向けに寝て、脚の力を抜きながら片方ずつ投げ出す。脚が脱力した感じがすればOKです。みぞおちの真裏の背中側が温かくなり、みぞおちとともに胸椎11番がゆるみます。
いつやってもリラックスできる体操です。リラックスできているときは簡単に脚が脱力できますが、緊張が強いとゆるみにくいことがあります。ゆるまない感じがするときは数回繰り返してだんだんゆるめば大丈夫です。