第一回ぼーちゃん単独(デビ)
「誰も、僕には期待して無いですから」
あっけらかんと開き直る言葉とは裏腹に、彼の目には力を感じる
若手が出待ち対応に追われる間をすり抜けながら
"戦えば負けない"
言葉にせずとも伝わる思いが、黒縁の外へ滲み出ている
ネタを舞台で披露する回数は年々少なくなり、MCとして後輩の引き立て役に回ることが多くなった
ライブを盛り上げた手応えは人気に直結することも無く
ふと歩みを止めれば
都合良く使われるだけの日々を送っているような感覚に襲われる
その度に安い酒をあおり、ライブギャラを失い、パチンコ玉を握り締めて眠りにつく
「一晩温めた玉は当たりやすいんですよ」
そんな毎日を変えたい
俺は何をやっているんだ
東京に何しに来たんだ思い出せよ!
勝ち負けを気にせずパチンコ打てる男になるんだろ!
己への憎悪にも似た強い思いが
ぼーちゃん単独へと彼を突き動かしたのだ
「ぼーちゃん単独、やらせてもらわれへんやろうか」
電話が来た時、私に断る理由はありませんでした
令和3年2月18日
第一回 ボーちゃん単独を開催するのです ゲスト:ニュークレープデビ Zoom配信「今夜も星が綺麗ですねEp.256」
1、ランボーちゃん 怒りの春日部
2、ボーちゃん3分クッキング
3、コボーちゃん 4コマ漫画
4、映画ボーちゃん キョーレツ人形王国の復讐
https://t.co/Ns7Ew0VVar @YouTubeより
※頂いたサポートは配信の維持費とデビに渡りますので悪しからず