ホントは何もないのかも
頻繁に思い出す世にも奇妙な物語のエピソードがある。
タイトルは忘れたけど、菅野美穂が主役だった話。
多分女優さんの設定で、色んなことをやらかしちゃうんだけど、結局すべて空想で本当は何もない白い部屋にいるだけのお話。
本当は何もない白い部屋にひとりでいて、周りにいる人も出来事も全部空想なんじゃないかと思ってしまう。
そう思うたびにあの話を思い出しているのか。
あの話を思い出すたびにそう思っているのかはよくわからない。
本当はこの世界には何もないのかもしれない。
良いことも悪いことも、好きな人も嫌いな人も全部私が勝手に作ってるだけかもしれない。
そんな感覚に度々陥る。
今ここでこうしていることも、全部空想かも。
そう思って怖くなったり安心したりしている。
トラウマになっているというのとはまた何かが違う感覚であの話のラストシーンを繰り返し思い出す。
多分これからもずっと忘れずに、思い出しては気持ちの整理をするんだろう。
現実かどうか分からない世界にいる感覚があるから、全部嘘だと分かることが好きなのかもしれない。
何だったっけなあの話のタイトル。
もう一回観たらどんな気分になるんだろう。
とりあえず、この世界が本当に私の空想なんだったらもっとハッピーな世界であれよ。