「あなたの保健室」始めました！

miffymiffy9

2020年5月29日 17:38

"保健室の先生"

として勤務して約20年。

私が1番大切にしてきたことは、

「手当て」

でした。

これまで、心理学やカウンセリング、コーチングなど、

さまざまな学びをして来た中で、とても心に残っている言葉があります。

「相手を変えるのは、言葉ではない。あなたの思いが人を変える。」

つまり、口先だけで人を変えることはできない。

心からその人を思いやり、心から変えたいと思うことで、初めてその人の心を動かすことが出来るということなのです。

その言葉は今でも私の大切な信条となっています。

不安や、孤独、悩みを抱えて保健室にやって来る子どもたちの背中に手を当てながら、

「あなたは1人じゃないのよ。一緒に考えようね。」

と、パワーを送り続けてきました。

共に悩み、共に考え、少しずつ成長する子どもたちを見守って来た日々は、

私にとっては、とても濃く、充実した日々でした。

数えてみると、これまで保健室からサポートして来た子どもの数は、
3,000人 を超えていました。

私の人生で、こんなにたくさんの出逢いがあったことに感謝しかありません。

また、不登校や、軽度発達障害などで、子育てに悩んでいらっしゃる保護者からのご相談も数えきれないくらいありました。

ご自身の子育てを責められたり、

思春期の我が子が理解できなくなったり、

手に負えなくなったり…。

思春期のお子さんの子育ては、どの親御さんにとっても、とてもエネルギーのいるものです。

ご相談の中では、まずは、親御さんの思い、お悩みを吐き出していただくことを大事にしてきました。

その中で、自然とご自身のお子さんへの関わり方の特徴に気づかれたり、お子さんの心の叫びに気づかれたり、ささやかな気づきによって、お子さんとの関係が少しずつ変わっていく様子を見守って来ました。

やはり、ご相談にわざわざいらっしゃる親御さんは、

"誰よりも我が子を思っていらっしゃる"

のです。

また、子どもの指導、学級経営、教員間の人間関係、ご自身の適性などに悩み、保健室を訪れる先生方の相談に乗ることも多く、もがきながらも、子どもと共に成長されている先生方の姿も、たくさん見守ってきました。

年々、先生たちにとって、

"学校が働きにくい環境"

になっている気がします…。

「保健室の先生」という仕事は、私にとってはとてもやりがいのある仕事で、

「事実は小説よりも奇なり」

という言葉がぴったりなくらい、多種多様な事件、出来事にも遭遇することができました。

2020年3月に「保健室の先生」を辞めて、

今はオランダで、主人と一緒に旅行会社を運営をしています。

長年の夢を叶え「保健室の先生」になったのですが、結婚して、昔からのもう一つの夢だった

"海外移住＆起業"

が、いつしか私たち夫婦の夢になっていったのです。

その、もう一つの夢がようやく叶い、オランダに移住することができ、オランダでもこれまで様々な方々と出逢うことができました。

旅行業では、オランダ現地ツアーをご利用いただいた数多くのお客様との出逢い。

ホームステイでは、留学生、インターンシップ、研究者、旅行者、移住者など100組以上の方との出逢い。

また、私たちの経験を活かした移住相談では、海外移住に向けて進まれているたくさんの方との出逢い。

そのたくさんの出逢いの中で、オランダでも、なんだか

"保健室みたい"

と、感じることが多々あります。

・留学生や移住者、旅行者のお悩み相談や人生相談、恋愛相談♪

・怪我や病気の緊急時対応、車での医療機関送迎

・病気の看病

・食事サポート

・保健・安全・防犯のアドバイス

・オランダ生活情報の提供

・パスポート紛失サポート

・教員を目指す方へのアドバイス

・教員採用試験面接官の経験から、面接のアドバイス

また、私は中国の日本人学校での勤務経験もあるため、

・保健室の先生として日本人学校で働く方法

など、レアな相談を受けることもあります。

また、オランダ移住＆起業経験を活かし、

・海外移住する方法

・海外起業の方法

・オランダ移住のメリット、デメリット

など様々なご相談もお受けしています。

このような経験から、学校だけでなく、

もっと幅広い年代の方や、様々な環境に置かれた方など、

「みんながもっと気軽に利用出来る保健室をつくりたい！」

と強く思うようになってきたのです。

様々な構想を経て、ようやくこの度、