ニューヨークの郊外の引っ越し事情
アメリカ人はよく引っ越しをする。一生で10回の引っ越しをするのが平均というデータがあるが、周囲を見ても、結構な回数を引っ越ししている人がいる。
なんと先日、ミッフィの唯一のお友達のチャーリー君家族が引っ越しをするというニュースが飛び込んできた。
チャーリー君はゴールデンドゥードルの男の子で、とてもフレンドリー。最初は怖がっていたミッフィも、何度も散歩で会ううち、とうとう犬同士の挨拶であるお尻クンクンの儀礼もできるようになった。鼻面を合わせて見つめ合っている姿をいつか写真に撮りたいと思っていた矢先だった。
日本の中古住宅は、価格が新築に比べてぐっと価格が落ちると聞くけれど、アメリカ、特にニューヨークは、全くそれは当てはまらない。そもそも新築自体が少ない。宅地の開発にはいろいろ規制もあり、現在存在する住宅を買うか借りるかして、住むのが普通。
学校のレベルが高い地域は、だいたい日本でいう市町村税も高いので、学齢期の子供がいなくなると、みんな税金の低い場所に引っ越したり、ダウンサイズして、小さな家やアパートに引っ越すのだ。特に州税のないフロリダは、長い冬の生活に飽きたニューヨーカーには魅力的な転居地だ。
このようにして中古住宅のマーケットは健全なサイクルで回っていく。空の巣の世代に取って代わって小さな子供連れの家庭が、転居してくるのだ。この世代は働き盛りでお金も遣う。地元のお店にとってはいいお客さんになる。その世代が子育てを終了するころに、また中古住宅は売りに出される、という繰り返しなのだ。
チャーリー君のママは、引っ越しの作業に追われていて、最近、必ず散歩で会うと、どれだけのガラクタが家にあるか、何を捨てるべきか、何を新しく買うべきかを力説してくれて、「あなたも早く準備したほうがいいわよー」とアドバイスをくれたりする。まあーほぼ毎日。。。
その間、チャーリー君とミッフィは、おしりクンクン儀礼と適当に遊んでも、まだ話し続ける飼い主殿に見つからないよう、こっそり草を食べたり、道路の端のカラカラに乾燥されたミミズジャーキーを食べたりしている。
我が家もそろそろ引っ越しかなーと思うと、まずは家の中の不要なものを捨てていこう!と思っている。
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