12月トレーニングの振り返り
幼児クラス
幼児クラスのテーマは、“周り(相手)を観ながら運ぶ”でした。
ボールを運ぶ際の姿勢やボールの置き所を意識しながらトレーニングを行いました。
ボールに気を取られすぎて顔を下げてドリブルしたり、ボールを蹴ってしまって自分の身体からボールを離してしまう子どもが多く見受けられました。
コーチが指定するマーカーの色をドリブルで通過したり、コーンの間を守る相手をかわしてゴールへ向かうトレーニングを反復で行うことで、ドリブルスピードやボールの触り方に変化が見られるようになりました。
ドリブルスピードを調節することで顔を上げやすくなりますし、身体からボールが離れにくくなります。
年明けからも周りを観ながら運べるように、身体からボールが離れないボールコントロールを身に付けられるように、継続してトレーニングを行っていきます。
1,2年生クラス
1,2年生クラスのテーマは、“ドリブル(運ぶ&かわす)“でした。
4月からトレーニングをしている子どもたちは復習、途中からの子どもたちには初めて伝えましたが、相手を観る、相手がいないスペースにボールを運ぶ、相手をかわすの3点を意識しながらトレーニングを行っています。
相手がいない状況でのトレーニングでは真っ直ぐ進むドリブルやコーンをかわすドリブルを行い、反復してトレーニングを行うことで思い通りにボールを扱える子どもたちが増えました。
相手がいる1対1では、攻撃側は相手を観てからドリブルを開始する(リアクション)トレーニングを多く行いました。
相手を観た中でどこのスペースに?どれくらいのスピードで?ドリブルするのかを判断していきます。
相手を観て成功する回数は増えてきたので、成功体験を更に増やせるように、トレーニングや試合形式でも子どもたちに伝え続けていきます。
4月,5月にも同様のテーマでトレーニングを行いましたが、その時に比べて、格段にドリブルが上手な子が増えました。
継続してトレーニングを行う必要性を改めて感じております。
1,2年生クラスは同じテーマのトレーニングを定期的に繰り返していきながら、自然とやれることを増やしていけるように引き続き、トレーニングを行っていきます。
3,4年生クラス
3,4年生クラスのテーマは、“後ろ向きからの対人(1対1〜2対2)”でした。
ボール状況に応じた判断を意識しながらトレーニングを行いました。
1対1のトレーニングでは、コーチからの配球で後ろ向きの状況からゴールに対していつ?どのように?前向きになるのかを考えながらトレーニングを行いました。
ボールを触る前に相手がきてるのか必ず観てからターン(前向き)をするのかを判断します。
相手がきてなければターン(前向き)、相手がきてればボールキープ(守る)、そして相手が奪いにきたタイミングで前向きになることを考えながら行いました。
2対2のトレーニングでは、パスの選択肢が増えた状況で、味方の受けるポジション(位置)がより重要になります。
攻撃側の2人のうちどちらかが前向きになれれば相手ゴールへ向かいやすくなります。
それは試合形式になっても同じことが言えます。
状況に応じた判断ができるように、そしてより前向きにプレーができるように、継続してトレーニングを行っていきます。
5,6年生クラス
5.6年生クラスのテーマは、“マイナスサポート“でした。
ボールを持っている人より後ろに下がってパスコースを作るのがマイナスサポートです。
前に行けなくなった状況や、相手を後ろに引き出したい状況で使えると効果的です。
DFは10mより30mの広いスペースを守る方が大変です。
前に進むのが大切なのは、大前提で後ろのスペースを広げて使うのが大切だということを伝えました。
マイナスサポートを使う時に身体の向きが良くなかったり、顔を上げれてなかったりすると、ただ後ろに下がっただけで失点するリスクが高まります。
これまでの積み重ねがあって、身体の向きというフレーズを伝えるだけで子ども達は意識するようになってきてます。
子ども達は自分たちが思ってる以上に成長しているので、残り3ヶ月は今より少しでもサッカーが好きになって上手くなるように、継続して取り組んでいきます。