美大生・芸大生が得意なトランスファラブルスキルトップ3とは?
「美大生・芸大生=就職」というイメージがあまり湧かないも多いかもしれませんが、仕事においてクリエイティブな発想や働き方を求められることが多くなっており、クリエイティブに人材の活躍の場は広がっています。
参考:トランスファラブルスキル(Transferable Skills)とは?
では、具体的に美大生・芸大生が得意なスキルは何なのだろう?を世界QSランキング アート&デザイン第2位のロンドン芸術大学のCareers and Employability(キャリア&就職課)が発行した記事を参考にみていこうと思います。
創造性(Creativity)
創造性(creativity)、革新性(innovation)、適応能力(the ability to adapt)は、今日の職場において必要なスキルです。
ブレグジットや新型コロナウィルス(Covid)などの最近の出来事は、労働市場に影響を与え、雇用主は自分たちの仕事のやり方を考え直すことを余儀なくされています。困難な状況に創造性(creativity)を発揮することで、異なる視点から物事を見たり、新しいアイデアを生み出したりすることができます。ラテラルシンキング(間接的かつ創造的なアプローチで問題を解決すること)は、様々な業界で付加価値を生むことができます。
→履歴書作成のヒント:大学で磨いたアイデア出しや問題解決などの創造的なプロセスは、多くの状況や業界で役に立ちます。
プロジェクトマネジメント(Project Management)
クリエイティブ系の卒業生であれば在学中にプロジェクトを完了させているはずですが、これによってプロジェクトマネジメントのスキルをアピールすることができます。もし他の人と共同でプロジェクトを行った場合、チームの一員として働く能力や対人スキルを証明することができます。
誰かのために働く場合でも、自分のために働く場合でも、関連情報をリサーチして見つける能力は、情報に基づいた意思決定(informed decision-making)に不可欠です。
→履歴書作成のヒント:締め切りを守り、時間を管理し、活動を組織化/企画し、大きな仕事を小さな仕事に分解することは、すべてプロジェクトマネジメントの形式です。
コミュニケーション(Communication)
さまざまな対象者に情報を明確に伝えることができるのは、必須のスキルです。卒業制作で特定の対象者(鑑賞者)を設定し、そのニーズに合わせた製品やプロジェクトを制作していれば、対象者(鑑賞者)を理解していると言えます。このトランスファラブルスキルにより、他の人に効果的に働きかけることができます。就職活動では、自分の長所をすべて列挙するのではなく、雇用主や市場のニーズに合わせて、それらを再構成しましょう。
面接のコツ:雇用主は、面接や売り込みの前にその企業をリサーチしておくことを期待していますので、必ず会社のWebサイトを見て、ターゲット層や動機について理解を深めるようにしましょう。
まとめ
美大・芸大生は、ビジュアルでのコミュニケーションが得意な一方で、言語でのアピールが苦手な学生も多いかと思います。学生時代には多くの課題やプロジェクトをこなし、グループ(チーム)ワークもある学科やコース多いでしょう。上記を参考にして、自分の経験や能力を正当にアピールできる履歴書作成を目指してください!
参考リンク:
この記事は、ロンドン芸術大学(University of the Arts London)の以下の投稿を訳したものです。フルバージョンは下記のリンクより。