#19 109シネマズ大阪エキスポシティ
万博公園にある映画館
今回は、南大阪在住の私にはめずらしく、大阪の北の方の映画館を取り上げます。109シネマズ大阪エキスポシティです。第七藝術劇場とシアターセブンの紹介のときに書いたとおり、大阪南部の民の私には淀川を越えるのに相当なハードルがあるのですが、109シネマズ大阪エキスポシティには淀川を越えてでも行きたくなる魅力があります。その理由は、映画好きの方ならお分かりと思いますが…。
109シネマズ大阪エキスポシティ
https://www.109cinemas.net/osaka-expocity/
109シネマズ大阪エキスポシティは、万博公園にある巨大な商業施設EXPOCITY(エキスポシティ)に入っています。エキスポシティは、エキスポランド閉園後の再開発にかなり時間がかかっていたと思うので、まだ開業してから5年くらいでしょうか。ここには、ららぽーとEXPOCITYもあり、南大阪では見たことのないスイーツのお店がたくさん入っています。映画の時間に余裕を見て行ってしまった日には、私は食べ歩き三昧になる危険なスポットです。
109シネマズ大阪エキスポシティの場所
109シネマズ大阪エキスポシティの入るエキスポシティは、吹田市にある万博公園にあります。大阪モノレールの万博記念公園駅を降りると、すぐ目の前に見えているのですが、歩くと駅から案外距離があります。徒歩2分だそうですが…まあそんなもんですかね。
大阪モノレールは、大阪北部を東西に走っています。阪急電車や北大阪急行線、大阪メトロに京阪電車と、主要路線と各駅でつながっているので便利です。南大阪から行くには乗り換えに時間がかかって行きにくいところですが、大阪空港から大阪モノレール1本で行けると思うと、日本全国の各地から空路を使って来るぶんには案外便利かもしれません。アクセスの詳細は、ららぽーとEXPOCITYのサイトがわかりやすかったので、リンクを貼っておきます。
ららぽーとEXPOCITY交通アクセス(電車)
https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/expocity/access/train.html
土日祝には、阪急大阪梅田駅から万博公園駅まで直通の往復バスが出ています。また、平日には無料シャトルバスもあります。無料シャトルバスは、JR千里丘駅、阪急北千里駅、阪急南千里駅の各駅とエキスポシティの往復です。ただ、いずれのバスも現在は運休しているようです。
ららぽーとEXPOCITY交通アクセス(バス)
https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/expocity/access/bus.html
車で行くのも、高速道路の出入口が近くて便利です。ただ、私はいつもカーナビに頼りっぱなしで道案内はできそうにないので、これも、ららぽーとEXPOCITYのサイトへのリンクを貼っておきます。
ららぽーとEXPOCITY交通アクセス
https://mitsui-shopping-park.com/lalaport/expocity/access/index.html
109シネマズ大阪エキスポシティで映画を見ると、駐車場が3時間無料になるサービスがあります。平日と土曜なら、もともとの2時間無料がプラスで5時間無料になるので、2本立てにも安心です。無料サービスの時間を超えると、30分ごとに200円かかります。ららぽーとEXPOCITYのサイト内で、駐車場の混雑状況がリアルタイムで見られるようになっているのも便利です。
そういえば、この近くに昔はドライブインシアターがありましたっけ。万博公園の外周のどこかに。もう20年以上前だと思いますが。当時は学生で車を持っていなかったので、一度行ってみたいと思いつつ、行けずじまいでした。
会員制度・シネマポイントカード
109シネマズ大阪エキスポシティには、「シネマポイントカード」の会員制度があります。入会手数料は1,000円で、年会費は無料です。劇場チケットカウンターで申し込めますが、入会手数料の支払いは現金のみです。
会員になると、毎週火曜日がシネマポイントカードデイで、映画1本1,300円になります。また、毎月19日はポイント会員感謝の日で、1,200円です。さらに、2,700円のエグゼクティブシートが、会員はいつでも通常料金で利用できます。
会員特典として、ポイントサービスもあります。まず入会時に2ポイントもらえます。また、有料鑑賞1回につき1ポイント付与され、6ポイントたまると1回無料鑑賞できます。3D作品は6ポイントに追加料金400円で利用できますが、IMAXや4DX、特別興行にはポイント観賞は利用できません。また、3ポイント利用により1,200円で鑑賞できるオンライン限定の特典もあります。こちらは、3D、IMAX、4DXともに、追加料金を払って利用可能です。なお、3ポイント利用時にはポイントの加算はありません。
ポイントの有効期限は、鑑賞日の翌月から6ヶ月です。6ヶ月に一度以上109シネマズ大阪エキスポシティで映画を見るなら、ポイントが失効することなく利用できます。
料金・割引サービスなど
109シネマズ大阪エキスポシティの料金は、通常の2D作品なら、一般1,900円、大学生1,500円、3歳から高校生まで1,000円です。3D作品では、これに追加料金が400円かかります。IMAXの2Dの場合は追加料金が600円、IMAXの3Dの場合は追加料金が1,000円です。
割引料金やスペシャルシートの料金は、次のようになっています。以下はすべて通常の2D料金で、3D、IMAX2D、IMAX3Dには、それぞれ1人当たり前述の追加料金がかかります。
・シニア 60歳以上/1,200円
・障がい者手帳割引 1,000円(付き添い2名まで)
・109シネマズの日 毎月10日/1,200円
・レイトショー 20時以降の回/1,300円
・ファーストデイ 毎月1日/1,200円
・レディースデイ 毎週水曜日/女性1,200円
・夫婦50割引 どちらか50歳以上の夫婦
/2人で2,400円
・ペアデイ 毎月22日(男女問わずペア)
/2人で2,400円
・スペシャルシート エグゼクティブシート/2,700円
また、シネマポイントカード会員の特別料金は、次のようになっています。こちらも、以下すべて通常の2D料金で、3D、IMAX2D、IMAX3Dには前述の追加料金がかかります。
・ポイント会員感謝の日 毎月19日/1,200円
・シネマポイントカードデイ 毎週火曜日/1,300円
IMAXレーザー/GTテクノロジー
109シネマズ大阪エキスポシティといえば、なんといっても次世代レーザーのIMAXですよね。と思ったら、今はもう次世代レーザーって言わないみたいですね。IMAXレーザー/GTテクノロジーって呼ぶみたいです。開業当初は、「日本初のIMAX次世代レーザー」「日本でここだけ!」みたいな話でした。ここのIMAXは、本当にすごいです。これがあるから、私ははるばる淀川を越えてでもエキスポシティまで映画を見に行きます。
私がエキスポシティのIMAXで最初に見たのは、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』でした。ここのIMAXがすごいということは噂に聞いていたものの、私にとって淀川越えは、おそらくみなさんが想像する以上にハードルが高く、なかなか万博公園まで足をのばす気になれずにいました。でも、IMAXでの撮影にこだわりを持つクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』は、普通のスクリーンで見ると本来意図された映像ではなくなる、みたいな話も耳にしたため、しぶしぶ109シネマズ大阪エキスポシティまで見に行きました。『ダンケルク』は他の映画館ですでに見ていたのですが、本当に全然違いました。これはもう、特にクリストファー・ノーラン監督作は、いくら淀川越えにハードルがあろうと今後はエキスポシティのIMAXで見ねば!と決意したほどの映像体験でした。
そんなわけで、9月公開予定のクリストファー・ノーラン監督の新作『TENET』は、いくら万博公園が遠かろうと、どんなに忙しかろうと、109シネマズ大阪エキスポシティで見たいと思っています。その頃には、少しは世の中が元に戻っているといいなあ、と思うところです。
※料金やサービスは、2020年4月現在の情報です。