見出し画像

PyCon JP 2022で登壇してきました

MIERUNEでバックエンドを担当しております阿部(@selfsryo)です。

タイトルにもある通り、10月14-16日にTOC有明コンベンションホールで開催されたPyCon JP2022で発表してきました。

※PyCon JPとは(以下公式ページから引用)

PyCon JPとは、日本で開催されるプログラミング言語Pythonに関する国際カンファレンスです。 PyCon(Python Conference)はアメリカをはじめ世界中で開催されており、PyCon JPはそのうちの日本で開催されているものです。

https://manual.pycon.jp/overview/about.html

弊社MIERUNEは、位置情報に関するサービスを得意分野としています。そういった位置情報を持ったデータ、ならびにそれらを扱う技術全般を、GIS(Geographic Information System)といいます。

そんなGISの会社であるMIERUNEが、どうしてPyCon JPで発表したの?という疑問にお応えします。

GISにとって、Pythonは非常に親和性が高いプログラミング言語の1つです。 例えば、オープンソースのGISアプリケーションであるQGISのプラグインもPythonで開発することができますし、主要なオープンソースGISライブラリであるGDALもPython用ラッパーが充実しています。

弊社では、QGISプラグイン開発の他に、サーバーサイドでもPython製フレームワークのDjangoを用いていたり、なにかとPythonを扱う機会が多いです。
そこで、GISの普及のためにも、ぜひ弊社からPyCon JPで発表しよう!という運びとなり、弊社から阿部と井口(@kanahiro_iguchi)の2名が発表を行う形となりました。

PyCon JP2022は3年ぶりのオンサイト開催とのことで、非常に盛況でした(14-15の2日間で、なんと参加者は532人!)。私自身オンサイトでのカンファレンス参加は初めてだったので、熱気を肌で感じられたのはとても良い経験となりました。

当日朝の様子
スピーカーTシャツ

弊社から参加した阿部、井口の両名とも、DAY1である10月14日に発表を行いました。

弊社メンバーの井口は「Python/PyQtとQGISではじめる公共交通分析」というテーマで発表を行いました。

弊社GitHubリポジトリで公開しているオープンソースのQGISプラグインであるGTFS-GOの開発についての紹介です。

GTFSとは、公共交通機関にまつわるあらゆる情報を格納するための国際規格で、オープンデータとして公開されています。

GISのバックグラウンドがない方々に対する発表ということもあり、「QGISとは」に始まり、GTFS-GOの紹介、および技術的な裏話など、盛り沢山の内容になっております。

なお、GTFS-GOについては、弊社のQGISブログでも紹介されていますので、興味のある方は是非以下の記事をご覧ください。

私は、「GeoDjango ORMと地理空間データの世界」というテーマで発表を行いました。

冒頭でも書きましたが、弊社ではサーバーサイドにDjangoというWebフレームワークを用いる機会が多いです。 本発表では、Djangoの持つGeoDjangoというGIS用ライブラリの紹介、およびそれによってどのようにGISデータを操作できるかを、地図上にどのように表示されるかのデモ画面を交ぜつつ紹介しました。

GeoDjangoがなにかを知りたい方がいらっしゃいましたら、以前書いたQiita記事を載せておくので、是非こちらもご覧ください。

また、2日目の終わりに開催された、オフィシャルパーティーにも参加してきました。様々な方々と交流する良い機会となりました。

パーティーの食事

会の途中で部屋の照明を落とした夜景撮影タイムが設けられ、20Fからの夜景を撮影することができました。

懇親会会場から撮影した夜景

全体を通して、今回のPyConではGISを扱ったセッションが例年より多かったです。(PyCon JP公式の事前YouTubeでも、Geo系の発表が多いとトークされていました)

こういったイベント活動を通して、GIS業界の認知度をもっと向上していければいいなと思います。 今回のPyConを通して、GIS、ならびに弊社について興味を持ってくださった方が1人でも増えたら嬉しいです。


また最後にはなりますが、準備にご尽力くださったスタッフの皆様、ならびにスポンサーの皆様、誠にありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?