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札幌時計台でIT勉強会やってみた! -エンジニアよ大志を抱け!-

はじめに

肉、焼いてますか?どうもMIERUNEのソフトウェアエンジニアのSUDAです!

私たち「MIERUNE(みえるね)」は、北海道を拠点とする位置情報技術の専門家集団です。

そんなMIERUNEがほぼ各月で開催しているオフライン勉強会「MIERUNE BBQ」を、この度、前代未聞?!の札幌時計台で開催しました!

今回はその様子をお届けします!

クラーク先生の横で話す登壇者

MIERUNE BBQとは

「MIERUNE BBQ(以下、BBQ)」とは、登壇者が持ち寄った幅広い"技術ネタ"を、BBQのように囲みワイワイ語り合うオフライン勉強会です。
これまでも札幌・道内在住のエンジニア・デザイナー・学生の方など様々な方々が集い、web技術やデザイン・マネジメント・設計など多彩なトピックで盛り上がってきました🍖

また勉強会後に行われる懇親会では、他勉強会よりも更に参加者同士が気軽に交流できるような雰囲気を大切にしており、多くの方々に「ありがたい」「楽しい」「美味しかった(?)」と好評をいただいております。

そんなBBQには、これまで述べ200名以上の方々に参加いただき、近年大変な盛り上がりを見せている札幌のコミュニティの中でも、異彩を放つ存在となっていると自負しております。

私自身も第1回から参加し第3回には登壇、MIERUNEに興味を持ちそのまま入社した言わば「BBQ入社勢」。そんな私も第8回からは運営として、参加者の皆さんにより"美味しく""楽しめる"場を作ってゆきたいと考えています。

そんなBBQですが、おかげさまで遂に第10回を迎え、特別編としてあの「札幌時計台」で開催しました〜!

時計台LT

社内デザイナー加藤によるアイキャッチ

時は開催3ヶ月前、、、

ワイ「記念すべき第10回どこでやる??」
メンバー「札幌時計台の2階借りれるらしいよ」
ワイ「借ります」
ワイ「借りました」

雑談でこぼれ落ちた情報から予約まで1日で決定した「時計台LT」!予約ドリブンで進めていくことに!

そして情報公開はもちろんBBQ。#9のクロージングにて告知しました!

告知してからというもの「時計台でできるの?!」という声が方々から聞こえ、その度に我々は「実はね…できるんですよ」とドヤリングを繰り返しておりました😚

・・・

そしてついに迎えた開催日! 当日は入り口にポスターを貼りだし、みなさんをお出迎え!

そして続々と訪れる参加者

開幕の合図となる「時計台の鐘」が鳴る18時に近づくにつれ、多くの人々が集結し、今か今かとその時を待ちわびていました。
また好き好きに会場内の展示物を見学し、時計台の歴史や構造について学びながら、会場の雰囲気を楽しんでいました。

中にはスキャンする人も!

・・・

そしていよいよ18時の鐘の音と共に、時計台LTが開幕しました!

オープニング/クロージングで使用したスライドもご覧ください!

今回のBBQでは普段の「#MIERUNEBBQ」に加えて「#時計台LT」を付けていただき、多くの方に感想をポストしていただきました!
「#時計台LT」は今回のBBQだけでなく、今後未来永劫続くであろう「時計台LT」を開催するときには、ぜひ使っていただければと思います!

登壇

今回は5名の方に登壇いただきました!
どれも濃いお話ばかりでボルテージMAX!時計台も熱気でムンムン!

そんな登壇内容はこちら👇

MIERUNE BBQにおけるユーザー中心設計()

BBQ前運営のYasuto FurukawaによるBBQ設計についてのお話!
元コミュニティ初心者で「BBQ皆勤」「BBQ入社勢」の私としては、まさにBBQにハマり・コミュニティや会社に興味をもったきっかけを言語化しており、大変勉強になりました。

これまで心がけていた・守ってきた

  • 来たくなるしかけ

  • 「よい場づくり」をつくる

  • 初心者さんwelcome

を始め、「より学びに」「より楽しめる」そんな場を皆さんと共に作っていきたいと思います!

また、ありがたいことに度々「BBQのアレ、真似していいっすか?」とお声がありますが、もう自由に使っていただければと思います!
取り組みについてはNoteにまとめているので、こちらもぜひご覧ください

そしてBBQ#20の会場は、まさかあの…!?ということで、お楽しみに!


会議時間を4分の1にした下準備について

発電所やガス工事の元現場監督からソフトウェア開発にシフトした峠さんによるお話!

そんな峠さんだからこその、ハードウェア開発とソフトウェア開発の違いから、どのようにプロジェクトを管理するかについての発表でした。Backlogでプロジェクトを運用するため利用ルールを元に、会議時間短縮を達成した取り組みやBacklogの魅力について惜しみなく話していただきました!

具体的には

  • 進捗報告や作業依頼をBacklogで管理: 子課題を使って催促や進捗確認を行う。

  • 資料提示と指摘管理: Backlog上で資料の提示や指摘を行い、指摘への回答も同時に管理。

  • 会議のフォーカス: 資料説明や意思決定を事前に確認し、会議では具体的なテーマに集中。 などに取り組んで、会議時間を4分の1に短縮することに成功したとのこと!

これらは会議時間の短縮だけでなく、プロジェクトの進行スピード向上やメンバーのモチベーション向上にも繋がることが期待されるのではないでしょうか。

2024/12/24に行われる『Backlog World 2024』@パシフィコ横浜ノース では、峠さんの"ナニカ"があるかもしれません👀


立方体異世界生成魔法(キュービックディメンション・ジェネレーションマジック)

MIERUNEの 魔導士 エンジニアSatoshi Komatsuによるお話!

このタイトルが来た時メチャクチャ笑いました。
要約すると「実際の地形からMinecraftの地形を生成するツール」についての発表でした。

タイトルとは裏腹に、フロントエンドにはSvelteを、バックエンドの変換にはRustを用いるなど、モダンな技術を取り入れたツールに参加者からは感嘆の声が上がっておりました!
(ちなみにMIERUNEではSvelteを札幌初?!標準スタックとして採用しています)

リアルな地形データをMinecraftに落とし込むことは、より現実に近いワールドでの没入体験だけでなく、現実社会とバーチャル世界を融合させた独自の創造活動の起点となりクリエイティビティを刺激させるなど、Minecraft体験をさらに豊かなものにしていく可能性があると考えられるでしょう!

FYI: ちなみに彼はBBQ#1で「Webエンジニアに転生したらCSS魔道士になった件」というタイトルで発表しているので、こちらもぜひご覧ください!


ソフトウェアエンジニアリングの知見を活かしてデータ基盤をいい感じにする on Snowflake

元ソフトウェアエンジニアで現データエンジニア&データプラットフォームエンジニアの六車(むぐるま)さんによるお話!

海外を始め日本でも盛り上がりを見せている「Snowflake」の魅力、そしてそれらデータウェアハウスを運用・活用するデータエンジニアリングにおいて、ソフトウェアエンジニアのノウハウはどのように活かせるのかお話しいただきました。

企業の戦略的意思決定を支えるデータエンジニアには、多様なスキルが求められます。
例えば、システムアーキテクチャ・DB設計・CI/CD・ネットワーク・IaCなどのソフトウェアエンジニアリングの経験・スキルはデータ品質の担保やスケーラビリティなアーキテクチャ設計など、データエンジニアリングの多くの側面で活用できます。

データドリブンな意思決定を支援する強力なデータ基盤を構築することの重要性が高まる昨今、ソフトウェアエンジニアが新たに挑戦する場として非常に魅力的な領域と言えるでしょう!


XR大好き集団がWebGISを作ってみた!

「XR技術を活用した市民参加型まちづくり」を推進するホロラボから武仙さんによるお話!

データと人を繋ぐインターフェースとしてのXR技術を活用したWebGISについて、その活用事例や技術的なポイントについてお話いただきました。

データの可視化やワークショップなどの手法を活用し、地域の課題解決や未来の共創に取り組むホロラボの活動は、地域社会におけるデータ活用の可能性を示すものとして非常に興味深いものでした。

GISエンジニアをしている私としても、実現できるとは思っていなかったコト、想像すらできていなかったモノなどが、XRで実現できていることできることに非常に興奮しました!

また懇親会ではApple Vision Proの体験会が行われ、多くの方が体験することができました!

今回気をつけたこと

「札幌時計台」で大勢の方々にお集まりいただくにあたり、我々運営は以下のことに気をつけていました。

  1. 身体的安全性の確保

  2. 心理的安全性の確保

  3. 重要文化財の保全

これらの取り組みについて紹介します。

1. 身体的安全性の確保

札幌時計台を予約した時のこと、7月末に行う場合かなりの高温多湿であることが予想されるとスタッフさんから注意喚起がありました。
確かに窓は安全のため半分程度しか空きませんし、冷房器具もスポットクーラーのみ。業務用扇風機があっても熱い空気を掻き回すオートロウリゥ状態でした。

そこで、少しでも参加者の熱中症リスクを下げ快適に参加していただくための対策として、道を挟んで向かいにあるセイコーマートで「京極の名水500ml」「凍った麦茶500ml」の1人あたり2本ずつ、計6ケースを仕込むことで熱中症を出さないよう努めました。

さらに冷却グッズとしてノベルティにうちわを作成!
めずらしいノベルティに多くの方に喜んでいただけました。
実際にはあおいでもあったか〜い空気しか来ないのですが、それでもノベルティとしての可愛さや実用性?もあり、ちょっとした応援グッズやインタラクション(手を上げるのような)のグッズとして活用していただきました。

ちなみにこのうちわ、300枚発注して200枚以上余っているので誰かもらってください随所でお配りします!

日が近づくにつれ天気予報と睨めっこし、ビビりながら準備を重ね当日を迎えることに。幸運なことにピーカン晴れにも関わらず気温は27℃というまさに「時計台日和」に恵まれました。おかげで懸念していた熱中症の心配もなく、参加者の皆さんには快適に参加いただけたかと思います。

2. 心理的安全性の確保

今回はありがたいことに80名近い方々にお越しいただきました!
その中でも初めての方や勉強会に慣れていない方々にも楽しんでいただけるよう、安心して参加していただけるような雰囲気づくりに努めました。

例えば我々のスタンスの表明。
「Yes andの精神」「ネタが分からなくてもOK!」

「気軽にスタッフに頼って!」

さらに随所にうちわを用いたインタラクションを取り入れることで、コミュニティの一員として場を盛り上げていただきました。

暖かい皆様のお陰で、無事何事もなく終わることができました!

3. 重要文化財の保全

札幌時計台は

北海道における明治洋風木造建築の代表的なもので、北海道開拓史上記念すべき遺構の一つ

札幌市時計台:時計台のあゆみ

として国の重量文化財に指定されています。

そんな歴史ある場所を借りての「時計台LT」ですが、かつて札幌時計台で行われたLT会なんてあったでしょうか。
私がリサーチした限り見当たりませんでした。

未来永劫続くであろう?時計台LTの第一回に汚点を残すわけにはいかないということで、時計台スタッフさんから伝えられた注意事項を忠実に守るよう努めました。

例えば

  • 建物を損傷しないこと

    • 椅子は動かさない

    • 火は焚かない

    • 肉は焼かない

    • ホタテは焼かない

    • 壇上のクラーク先生は壊さない(とても繊細らしい)

  • 食事禁止

    • 糖分入りの飲み物は厳禁

    • 水・お茶はOK!

↑公開しているオープニング/クロージングのスライドをご参照ください!

とても繊細なクラーク先生。中にはスキャンした人も…

参加者皆さんが気をつけていただいたおかげで、無事綺麗な状態でお返しすることができました!
ご協力いただいたき、ありがとうございました!

まとめ

登壇者の皆さんのありがたいここでしか聞けないお話の数々、大変勉強になりました!
オフライン限定のBBQならではのグルーヴ感、そして札幌時計台の雰囲気が相まって、今回のBBQは大変盛り上がりました!

そして、札幌時計台のLT会場の価値を再認識することができました。
北海道の学術発展の礎を築いた札幌農学校、 現北海道大学の歴史的遺産たる札幌時計台は、演武場や式典会場、そして図書館へと幾多の学生の精進を見守ってきました。この学びの殿堂が、時代を超え脈々と受け継がれた教育の精神を体現していることを鑑みれば、現代におけるナレッジ共有の場、すなわちLT会場としての活用は、崇高な伝統を現代に適用させつつ正当な継承する、極めて意義深い取り組みであると言えるでしょう。
この歴史的空間において、先人たちの叡智と我々の革新的思考が融合することにより、新たな知的創造の潮流が生み出されることは疑いようがなく、その教育的・文化的価値は計り知れないものがあると確信しています。

以下「時計台LT」が最高な理由4選!

  1. 雰囲気が最高!
    歴史ある重要文化財でのLTは盛り上がること間違いなし!

  2. キャパは広く、立地も最高!
    最大150人までOK!札幌の中心部でアクセスも抜群!周囲に飲食店・コンビニも多数!

  3. 設備が充実!
    プロジェクター・スクリーン・マイク・スピーカー・クラーク先生完備!
    一部(ピアノなど)以外は無料で使用可能!

  4. 安い!
    17:30-21:00の3時間半で¥6,000(税込)!
    法人が借りても¥12,000(税込)!
    ※ 条件によって異なるので公式サイトをご確認ください

会場としてのパワーもあり、盛り上がること間違いなしの「時計台LT」、ぜひ皆さんも開催してみてください!

また「時計台LT」を開催の際には、今回使用した「#時計台LT」を活用していただければと思います!

懇親会

お待ちかねの懇親会は札幌時計台となりの時計台ビル地下1階にあるMIERUNE御用達中国料理店『順香(シュンシャン)』で行われました。なんとお店を全面貸切!

予約時に「立食形式ってできますかね〜?」と軽い気持ちで聞く私に対して「中華は座って食べなきゃ美味しくない!」と熱いこだわりを持つママ。
座食での懇親会の盛り上がりに不安を持つ私とは裏腹に、それはもう大変な盛り上がりとなりました!

これが

↓こう!

始まりこそ大人しく座っていたみなさんも、時間が経つにつれて徐々に立ち上がる人が増えていきました。1人、また1人と立ち上がり…気がついたら半分以上の方が立って!歩いて!話して!盛り上がって!活発に交流を深めていました。もう隣の人と大声で話さないと聞こえなくくらいに!予想以上の盛り上がりに、私自身そしてママも良い意味で驚かされました👏👏👏

さらに盛り上げたのは、武仙さんによるApple Vision Proの体験会!なんと中には順香スタッフさんまでもが興味津々で体験しておりました!ありがとうございました!

料理も大変美味しく、参加者の皆さんから絶賛の声が相次ぎました!
特に私が『順香』の逸品と称してやまない「炮土豆丝(じゃがいもとセロリの千切りサラダ)」。本来は宴会メニューに無いのですが、是非みなさんに食べて欲しい!という思いから、"イモスポンサー"として7kgデプロイさせていただきました!

この「炮土豆丝」シンプルながら抜群の美味しさで、特定の農家の特定の品種しか使わないこだわりっぷり。これを読んでまだ食したことがないあなた、『順香』に来たら絶対に食べてください。

卓上のどんぶりが「炮土豆丝」

そして今回の懇親会ですが、学生(博士後期課程まで可)無料とさせていただきました。これにより多くの学生さんが多くの社外人やエンジニアと気軽に交流できる機会を提供することができたと考えています。
MIERUNEは「コミュニティ活動する学生を応援します!」というモットーのもと、今後もこのような機会を提供していきたいと考えています。

終始笑顔・笑い声が絶えず、参加者同士の新たなつながりを生む素晴らしい懇親会となりました。

時計台LT終わりの懇親会会場に『順香』を利用して本当によかったです。みなさんもぜひご利用ください!

『順香』をオススメする理由4選

  1. マイク・スピーカー完備!
    いくら盛り上がっても、大丈夫!

  2. 料理がうまい!
    全部うまい!特に「炮土豆丝」!

  3. 通路が広い!
    キャパ6, 70人で入っても、通路が広いので交流が捗る!

  4. 程よい広さ!
    6,70人詰め込んでも通路が広く歩き回れる、参加者同士の交流がしやすい!

※MIERUNE・須田は『順香』から1円も受け取ってません

素敵なママが皆さんをお待ちしております!

最後に

今回の時計台LTそして懇親会は、地元札幌のコミュニティの熱気を発信する素晴らしい機会になったと思います。特に、道外からの多くの参加者を迎えたことにより、札幌のコミュニティ・エンジニアシーンの活気を肌で感じていただけたことは大変嬉しい成果です。

多くの道外参加者の方々から「札幌のコミュニティ、アツいね!」という言葉を聞くことができました。確かに規模こそ大阪・福岡ほど大きくないかもしれませんが、それら大都市に匹敵する熱量を秘めていると私は感じております。

今回は無事成功に終わりましたが、この成功を一過性のものとせず、今後も継続して札幌のコミュニティ・エンジニアシーンを盛り上げられるよう、MIERUNE・私自身がその一端を担えたらと考えています。

今後のイベントや勉強会、カンファレンスでも、今回のような熱量の高い交流が続き、札幌のコミュニティがますます成長していくことを楽しみにしています!

・・・

そんなBBQですが、20回、30回と続く予定です。
初めての方や漠然とエンジニアに興味のある方、ぜひ足を運んでみてください!
あなたのお越しをお待ちしています!

次回は、9/18(木) 18:15- に開催予定です!

MIERUNEが行うイベントもチェック👀

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