1期リアタイ世代のおっさんによる「ストライクウィッチーズ15周年記念 シークレットオペレーション函館」参加感想
(2023.6.7)ちょっぴり追記しました。
10万払って行ってきました。
ストライクウィッチーズ1期放映時、僕はすでに社会人でした。1話は深夜に目が覚めたときに偶然リアタイ視聴しまして、そこからあれよあれよとはまり、イベントは公式の最初のもの(DSのゲーム発売記念の抽選イベントin両国)から、劇場版上映後数年くらいの間はすべて行っていました。その後何もないのにイベントみたいのが多すぎて引いてしまい、ブレイブ、発進します、RtBあたりは冷めていたわけですね。
そしてルミナスウィッチーズが昨年放映されたのですが、脚本が非常によくてびっくりしました。僕はウィッチーズシリーズで一番脚本がしっかりしているのがルミナスだと思っています。そして「もう一度行ってみようかな」と思ったのが今回です。会場が函館かつ参加費用が10万ということであれば、声優見たさに関東のイベントなら全部行く学生みたいのも少ないかなというのも大きかったです。おっさんだからね、しょうがないね。
昔のように、イベント中にキャストの言葉を一言一句すべて覚えて、イベント終了後に最寄りのホテルに入り速攻で2chにレポを落とすような記憶力も体力もとっくに失われましたから、これはレポではなく感想です。
1日目
オープニングイベント
会場が函館空港のレセプションルームだったわけですが、開場待ちの中にどう見ても西山さん(角川でストライク関係をかつて担当されていた方。最初のうちのイベント司会はほぼ西山さんだった)がいてびっくりしたわけですが、ついつい隣のオタクと「あれ西山さんっすよね」みたいな話をしてしまいました。ただ、西山さんを知らない参加者の方もいて、時代だなあと。
1人ずつ受付でしたが、今回120人の最大応募枠に対して104人が参加。前日の荒天にもかかわらず全員遅刻も欠席もなかったのはすごい。2列に並んだ参加者の間をキャストが通って登場というところから。1mくらいで見る福圓さんは可愛かったです(強調)。登場するときにも一人一人に手を振ったり各キャストがかなりがんばっていました。
冒頭で各キャストから簡単なご挨拶がありましたが、シルヴィ役の吉北さんがシークレットオペレーション初参加、かつ仙台出身ということもあり北日本開催で嬉しそうなのはこちらも楽しくなりました。
その後点呼ということで、参加番号順に前に出て声優さんにHNを呼ばれて返事をし、少しでも顔を覚えてもらおうコーナーでした。参加番号104番は西山さんでしたが、福圓さんに真顔で「なんでいるんですか?」と。夕食時にお話しする機会がありましたが、「「枠余ってますから行きませんか?もうとっておきましたから」と無茶苦茶を言われた」とのことでしたが、昔から見てる身としては、西山さんがこうやって参加してくれてるのが嬉しかったですね。
終わった後は、レセプションルームのレイアウトを参加者で元に戻したわけですが、参加者の誰ひとり「元の状態」を知るわけもなく、尋ねられた旅行社の人が「半沢直樹みたいな風に」とか無茶苦茶を言っていました。写真を撮るなりホワイトボードに描くなりしときなさいな。
五稜郭タワー
空港からはバスに乗って五稜郭タワーへ。キャストと参加者は別々のバスでした。バスのお隣の方も割と年代が近く(と言っても「1期放映時大学生だった」と言われていたので、まあそういうことなわけだが)色々話せて面白かったですね。こういうところでちゃんと会話できる人が隣というのは大きいです。
一応今回のイベントは五稜郭と501の部隊章とを結びつけてのことだったらしいですが、言われるまで気が付かなかったわ。
この時点ですでに15分くらい押しており、元々50分あるはずだった五稜郭タワーの見学時間が15分に短縮され、参加者みんなで「五稜郭RTAかな?」とか言ってました。3年前にクソゲーのおかげで五稜郭来てて助かりましたね。ここで予定されていた集合写真もキャンセルになり、ややグダグダでしたが、バスに乗った参加者にキャスト陣が全力で手を振ったり、この辺はかなりキャスト陣のサービス精神に助けられてたなと。
観光遊覧船ブルームーン
五稜郭タワーから函館港に移動してここから遊覧船です。
遊覧船の2階に撮影コーナーを設け、遊覧中にキャストとの個別写真を撮ってもらえます。両横が園崎さんと福圓さん、後ろに鳴海さん、古仲さん、吉北さんというわけですが、何を話したかは覚えていませんが、五稜郭タワーで買ったシマエナガのぬいぐるみを持っていたら、鳴海さんが持っていたモフィぬいぐるみをつけてワシャワシャしてくれました。ちなみに福圓さんが顔を寄せてピースしてくれたので、写真をもらい次第10年来の付き合いのTLの福圓さんファンに「いぇーい、見てるぅ?」って送りつけようと思います。
五稜郭タワーで中止になった集合写真も、下船後に港に隣接するレンガ街で撮ったわけですが、あの、これは公道なんじゃないですかね…。
バスごとに3班に分かれての集合撮影でしたが、並んだところ丁度福圓さんと園崎さんの後ろ側で、園崎さんが「写真撮るのに中腰になるのは直前でいいよ。明日もあるんだから」と声をかけてくれたり、福圓さんが「無理しないでね」と言ってくれたり、これはかなり場所得でしたね。僕の隣の若者は、持っていたモフィのぬいぐるみを鳴海さんに持ってもらい撮影してもらえて放心状態みたいになってて面白かったです。あと、後ろから見る福圓さんのヘアメイクが後ろ側がふわっとする感じで可愛かったです。
函館大沼プリンスホテル 夕食イベント
この時点で本来ホテルに着くまでに30分以上押すという事態に。むしろホテル側とよく夕食時間の調整ができたなと。最終的には夕食開始予定が19時半だったのに、20時20分開始になってましたからね。結局全般1時間ほど押す形になりましたが、最後までホスト役に徹したホテルのスタッフさんたちは流石でした。
夕食の冒頭、今回の企画会社の方から「予定通り行程が行かないこと」のお詫びと、「キャストを撮らない」といったリテラシーを守る参加者に感謝の弁がありました。この辺から企画会社の人がぶっ壊れ始めてる気がする。「この手の近いイベントは声優さんに断られることも多いのですが、ストライク関係ということで快く引き受けてくださいました」と。
夕食は大沼プリンスということでどれも美味しかったです。
同じテーブルの方とも色々話せました。
ぼく「ストライク始まったときに小学生だった方もいるらしいですね。」
オタク「僕もです」
オタク「僕は中学生でした」
みたいなハートフルな会話でテーブルを凍り付かせてすいませんでした。
夕食開始後しばらくしてキャストが入ってイベントに。冒頭は朗読劇でしたが、501とルミナスの邂逅ということでなかなかいいシナリオだったのではないでしょうか。本当に久しぶりに、生声で芳佳やお姉ちゃんの演技を聴きましたね。その後のトークイベントでは、次のシクオペはどこでやりたいとかそんな話でしたが、なんとなくだが古仲さんの出した東京ドイツ村なんじゃないのこれ。
ちょっとしたトークイベントのあと、鳴海さんへのサプライズのお誕生日企画があり、「古仲は知ってると思うけど私はサプライズに弱いの」と泣いてみえてました。参加者全員しっかりHBDの歌を歌っていたのよかったですね。
その後キャストが各テーブルを回っての写真撮影の後、イベントは22時くらいに終了でした。「ごめんね。本当はこの後みんなで一晩中大富豪やりたいんだけど、私もう40歳だから」とか福圓さんが面白かったですね。
キャストが捌けた後、ここで今回のシークレットオペレーションということで、各キャストへ渡す大きな旗への寄せ書き作りに。こういうときにささっとイラストを描ける方は本当に羨ましいです。
この中で別テーブルだった西山さんとも話す機会がありました。
ぼく「1期終わった後のDSのゲーム発売イベントの頃から参加してますけど、こういうのも楽しいですね」
西山「DSってあれですか?ぷにぷにするやつ?」
ぼく「いや、その前の周回プレイすると武器枠が詰まって進行不能になるやつです」と言ったら西山さんがテーブルに突っ伏していました。シミュレーションゲームとしてはいい出来だったんだけどね、バグがね。
ぼく「鈴木貴昭さんや、あとはインフルにかかった監督の代打でフミカネさんが登壇されたときですね」
西山「その面子が登壇者って相当昔ですね」
ぼく「昔はイベントで今日のエンジン音とか無茶苦茶やってましたよね」
西山「まったく当てさせる気のないやつね。なのになぜか1人は生き残るガチ勢がいるという」
とかそんな話をしていたところで、周辺の参加者の方も加わってきましたが、みんな1期の時は学生と言われていて眩暈がしました。「そういうコーナーやってる頃のイベントにも参加してみたかった」とおっしゃる方がいましたが、軍オタでもない自分は「お、おう…」と言うしかなく、更に「あ、これは生き字引枠になってるな」と。
西山さんを介して色々な参加者と話していると、15年間で1期、2期、劇場版、OVA、ブレイブ、発進します、RtB、ルミナスと展開している中で、途中ではまって1期から見返している人がすごい多かったことにびっくりしました。「1期をリアルタイムで見てみたかった」と言われたので、「深夜にリアタイしてたらパンツ丸出しで空飛ぶアニメが始まってとんでもねえなと思いました。でもキャラ絵は最高にかわいかったです」と率直にお答えしておきました。
結局1時間ほど押し、最後に寄せ書きを前に参加者全員で記念写真を撮り23時に1日目は終了。23時に終わるアニメイベントとか初めてだわ。最後に企画会社の方から「お願いですから23時20分までは大浴場に行かないでください。特に女性。理由は言わないでもわかりますよね」との注意があり、23時20分まで誰一人廊下に出ている気配すらなかったのは流石でした。
1日目終了後も、ルミナスの3人はスペース配信でちょっとした振り返りをしてくれたり、園崎さんや福圓さんはTwitterで写真をあげてくれたり、この辺りは15年前じゃ考えられない盛り上げ方だなと。
2日目
ちょっと早起きして、前日真っ暗で撮れなかったホテルの正面玄関を撮っておきました。北海道はこの時期が緑が濃くていいですね。朝食もなかなか美味しかったです。北海道は乳製品がおいしいね。
さて、直前および当日配られたツアーガイドには「9時半出発予定」としか書いてなかったわけです。確か企画発表のときには「2日目朝もイベントが…???」みたいに書いてあったのですが、てっきりイベントなくなったか、本当にすぐ終わるのにしたのかなと思っており、「まあチェックアウト混むだろうから9時前には出るか」くらいでロビーでゴロゴロしていました。ところが企画会社の方が9時過ぎに「あれ…これで全員なわけないですよね…」と。オタクたちが上記の事実をお伝えすると頭を抱えてしまい、要は本来は「9時〇分集合」と伝えるはずが、何回もバージョン更新するうちに抜けてしまったと。
1日目よろしく列を作ってキャストを拍手でお迎えするようなやつでしたが、参加者が全員揃うまで、ホテルの正面玄関に謎の集団がやくざの親分のお迎えみたいに待っている状態になり、一般の人たちが珍獣を見る目で見ていました。当たり前だわ。
一応フォローしておくと、本来は1日目同様の点呼コーナーをするつもりだったのが、驟雨があり、急遽お出迎え企画に切り替えたり、企画の方はかなり頑張っていたと思います。
函館山
ロープウェイは2班に分けて、かつ声優さんと同じゴンドラというかなり贅沢な企画でした。ぼくは福圓さんと古仲さんと同じ箱でしたが、どうでしょう、コンビニの店員さんと客との距離くらいでしたね。
函館山ですさまじい暴風の中で集合写真を撮りまして、並びは前日の同じということでまたも園崎さんや福圓さんの真後ろでした。「髪セットしても風が強いとですね」と福圓さんにお話しすると、「古仲ちゃんの被害が一番酷いんだよ」と。古仲さんが髪が乱れて口に入ったりえらいことになってましたわね。
その後函館山のホールでミニイベント。本来は1時間くらいやる予定でしたが、時間が押して30分くらいに超圧縮されていました。企画会社の方もなんとか当初通りの時間できないかと頑張っていましたが、帰りの飛行機とかあるとなかなかね。
ここで今回のツアーグッズということで写真立てと、五稜郭でいただいた5人の写真もいただきました。結構いい作りだなと。
プレゼントコーナーではなぜかキャストのサインよりもしっかり書き込まれている西山さんのサインまでありました。当然の権利のように僕は当たりませんでしたが、福圓さんが「外れちゃったみんなには私が投げキッスをあげる!チュチュチュチュチュ!」と全方位にやっていて和みました。
簡単なトークイベントの後、昨日書いた寄せ書きフラッグをスタッフよりお渡し。自分はルミナスの3人が泣いてしまうのでは…と思っていたら、福圓さん、園崎さんが号泣していたのがびっくりしました。園崎さんの「15年の間にもいいこともあったし、悪いこともそりゃあったと思うよ。でも、こうやってみんなと集まれるんだろから、生きていこうね」って話はぐっときましたわね。福圓さんも寄せ書きを読まれて「人生の節目で作品と出会ったことを書いてもらえてうれしい」と。
15年の間にTLにいたストライクオタクも、結婚したり、オタクやめたり、行方不明になったり、亡くなったり、別ジャンルに行ったり、相互ブロックしたり、色々でした。15年ってそんなもんですわね。今回1期をリアタイしている人の方がむしろ少数派だったのもびっくりしましたけど、そういう間にも新規のファンが入っていることにももっとびっくりしました。僕のTLは1期リアタイ勢の方が多いですから、今言えるのは「脚本が本当にいいから、是非ルミナスを見てほしい」ってことですかね。
最後に今回のツアーのダイジェスト映像が流れ、出演者や企画、そして全参加者のHNも流れたのですが、なかなかいい出来で、園崎さんや福圓さんが「あとでこの動画くれ」とか言ってて面白かったです。むしろ参加者にもくれ。
おまけ
帰りのロープウェイもキャストといっしょの箱でした(多分本当はずらす予定だったんでしょうけど、時間押しててこうしたのかな?)。福圓さんから「この後どうすんの?もう一泊すんの?3泊4日で来てるんだ?旅行いいよねえ」みたいに話しかけてもらえたので、僕はもう今回はこれで満足です。その横で古仲さんがフロッケのぬいぐるみで遊んでました。
最後は駐車場で、キャストのみなさんが手を振ってバスを送り出してくれました。
解散場所は函館駅と空港とで選べましたが、函館駅で降りて昼食を食べた僕が見たのは、駅のベンチで疲れ果てて座っている企画会社の方でした。通りすがるオタクたちに口々に「おつかれさまでした」と言われていました。僕も言った。多分今回の一番の萌えキャラはこの人だったと思う。
総じて時間管理がアレだった部分もありまし、「使わないかも」と言われていたものの事前アンケートであったキャストへの質問が全く出番がなかったりでしたが、キャストの頑張りと企画側の真摯な対応で満足感の高いイベントでした。まさに「ストライクファンの就学旅行」でしたね。
雑駁な感想でしたが、古参兵として残しておきます。
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