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やりたいことを実現する力とそれに引き込む力 鳴海米がち収穫祭感想

2024.10.21 写真と所々追記と修正
2024.10.22 バスの中の話を少々追記

 がち収穫祭行ってきました。
 6月の誕生日イベントで「本当に稲刈りのイベントをやります」と言われたときは「何言ってんだこの人…」みたいな感覚でしたが、実際参加してみたところ、来てくれる人を楽しませたいという強い気持ちがあったうえで、そこに更に自分のやりたいことをこれでもかと詰め込んで、そしてそのコンテンツに引き込んでいくのが鳴海先輩なのだなあと感じた1日でした。
 スポットごとに感想を。


バスガイド鳴海

 参加案内には「当日は時間厳守でお願いします。遅刻されても対応できません」と書いてあったのに、集合時間の8時になってもバスどころか係員すらいないのはちょっと笑いました。ちなみに東京ガス労働組合の観光バスとおなじ待ち合わせ場所だったため、時々オタクが「東京ガスの人ですか」とか聞かれていた。

映りが悪くてすいません

 参加者がバス乗車後にお三方が乗り込み、古仲、結木のおふたりはオバーオールに三つ編みのかわいらしい農作業着姿、鳴海先輩はバスガイド姿でちゃんと小さいお帽子もかぶって見えました。ちなみに当日参加者にも配られた旅のしおり(表紙に名前欄もある)をキャストの方々も持っていたのですが、ちらっと見えたみさきちの手持ちの旅のしおりには、ちゃんと名前欄にお名前書いてたのがほっこりしましたね。
 鳴海先輩からバスガイド的に、途中からみさきちとこなちにもバトンタッチして、所々後ろの席の我々に普通に読み方を教わりつつ、本日の行程や見どころをご紹介がありました。鳴海先輩が「本物の農家の人は今日も田んぼ行ってて来れないんだよ、阿呆鳥さんっていうんだけど、知ってるよねみんな」と、参加を熱望していたもののやむなく仕事で断念した方にしっかり言及してたのもよく見てるわねと思いましたね。
 なお前日3人+ほそさんと一緒だったとのことで、急遽ほそさんにも電話をかけて出演していただいていました(ノーギャラ)が、約束の時間から過ぎていたため、歯磨き中のほそさんが電話に出てもにゃもにゃ喋ってるのが可愛かったですね。ちなみに、約束の時間はアラームをかけていたのですが、アラーム音を変えていたため気付かなかったとのことで、確かに途中からシャララン…みたいな音がやたらしていてなんだろうと思いました。みさきちが気付いたあとむっちゃ慌てて面白かったです。
 本日の行程紹介の後は、後ほど鳴海先輩が直筆の名札を書くということで、点呼と顔を覚えようというコーナーでしたが、これが非常に丁寧で、一人一人にかなりの時間をかけておられました。驚いたのは、口頭で各自のHNを聞いて「名前のここまでが平仮名で、うしろがカタカナだよね」とか「大文字の〇で、次の△が小文字だよね」とか、ほとんどの方のHNを正確に覚えてたような。よく見てるなあと。私は前回のtalkportがあったからか、「みえちゃんて呼ぶことにしてるんだよね」と言われましたが、正直自分と同世代か年上が多かったストライクのオタク以外からちゃん付けで呼ばれるのは非常に懐かしく、新鮮でしたね。

稲刈り

 バスから降りて田んぼに向かう(徒歩20分くらい)あたりから異様に晴れてしまい、稲刈り時間中はとんでもない暑さでびびりました。

こんな感じのところ

 田んぼの一面を40人で刈るということで、ふつーに鳴海先輩、こなち、みさきちも混ざりながらの稲刈りを。稲刈りは小学生のとき以来でしたが、やってみると「一回刈るごとに立ち上がらずに、すぐ次の株をまとめて片手がいっぱいになるまで刈っていくべき」とか「刈った稲を干すときはしっかり詰めていく」とか、そーいやこんなんだったなと思い出していくので、教育というのはすごいですわね。
 途中で先輩が撮影に回り始め、皆から「国王がサボっている」と言われてましたが、ああやって回りながらみんなに平等にコミュニケーションをとっていこうとするのは流石だなと思いました。変についていくオタクもいなかったのはよかったと思います。こなちはカエルを見つけて鳴海先輩に持っていくわ、みさきちは靴どころかズボン部分まで泥だらけになっていっぱい作業していたり、各自の色が見えてよかったですね。
 そして最後は鳴海先輩が刈るということで自然とみんなが自重しはじめ、見栄えがするように周囲の草を払ったりと、謎の団結力があったのもよかったと思います。

昼食と物販

 稲刈り後は昼食と物販でしたが、田んぼのど真ん中の畦道で物販をやった声優イベントは初めてじゃないのか…。ストライク時代のフォロワーたちが「田んぼで物販やってて意味不明な上にクレカ対応してて草」と笑っていました。何故畦道でクレカ対応していて、ファンミーティングの池袋のアニメイトは現金のみだったのか…。
 昼食はぼんごさんのおにぎりでしたが、お茶とおにぎりがみさきちとこなちから手渡しとかも嬉しかったですね。なお当日は登山用の服で参加していたのですが、おにぎりもらうときにみさきちが気づいてくれまして
 みさきち「お、モンベルじゃーん」
 こなち 「もん…べる?」
 みさきち「キャンプとかのメーカーよ?今日私も上着モンベルの持ってきたんだけど暑くて使わなかったねー」

 みたいな会話ができて、またみさきちという人物にひとつ発見がありましたね。おそろいなるのには暑すぎましたね。

おにぎり。でかい

 おにぎりは3人が選んだ具ということで、鳴海先輩が選んだ鶏唐揚げマヨ、みさきちが選んだマグロの角煮、こなちが選んだお味噌の焼きおにぎりの3種でした。鶏唐揚げマヨがかなり美味しかったですね。しかしおにぎりでかい…。完食したこなちのお腹の容量はどうなっているんだろう。
 昼食タイムは3人が各自のところを回りながら、それこそ東屋の椅子の隣に座りながらお話するとかできましたので、楽しかったですね。シクオペなんかだと参加者と出演者が遠かったり、昼ごはんの時間は出演者はその後のコーナーの用意時間に充てられたりしてることが多かったのですが、「みんなで昼ごはん」といった時間がすごせたのも、鳴海先輩のこだわりだったんじゃないかなと感じましたね。

4ショット撮影会

 ご飯のあとは、名札の名前を鳴海先輩に書いてもらったうえでの撮影会でした。これもまた丁寧で、各自のスマホでワンショットだけじゃなく、縦・横・拡大とか何回か撮ってくださったのも丁寧でよかったです。炎天下で3人は本当に大変だったと思います。
 なお早めに撮影が終わった参加者は東屋で着替えたり休んだりしていましたが、ご老人の団体にTシャツやトートバックの「鳴海米収穫祭」の文字を見られ、「鳴海米っていうのはどこのお米ですか」とか「収穫祭ってなにかあったんですか」と聞かれていて、ちょっと面白かったです。

バス移動

 東伏見稲荷神社までは再びバス移動でしたが、ここで3人は6月の収穫祭の衣装(収穫祭Tシャツをアレンジしたご衣裳)に変わっていましたね。
 バスの中では収穫祭ゲームという名の山手線ゲームをやり、終了後はバスガイドマイクを通じて鳴海先輩が童謡や合唱曲を歌っていく、かなりゆるい時間でした。白昼夢かなんかだったんじゃないのか。
 
鳴海・結木「(ノリノリで)♪ヤマネコバンガロー…知らない?」
 参加者(世代じゃなくて知らない)
 こなち「え、私も知らない…私こっち側?」
 
とか、
 こなち「合唱あるあるといえば、
     ♪めぐるめぐる……(溜め)……風~でしょ」
 
とか、謎の時間でしたね。

東伏見稲荷神社 

神社入り口

 こちらでご祈祷を。終始厳粛な雰囲気の儀式の中で、宮司さんの祝詞に「がち収穫祭に集いし農民~」とか出てきたり、儀式終わった瞬間に宮司さんが「お天気はもちましたか?」「それじゃここでみんなで集合写真とりましょうか」とかいきなりフランクになったのが面白かったですね。
 更に拝殿の前でも集合写真を撮りました(鳴海先輩がTLにあげてくれたやつですね)が、その直前、たまたまみさきちとこなちの近くに立っていたら、思い切りこなちのお腹がぐるるるるーと鳴ったのが聞こえ「お前さっきあんだけ食べてただろ!」とみさきちにツッコまれていて面白かったです。おやつタイムだからね、しょうがないね。
 ただXにも書きましたが、バスではこなちの後ろだったのですが、常々スタッフに「こっちを先に説明した方がよくないですか」と確認したり、時々鳴海先輩に耳打ちしてアシストしてるのが見えました。また、田んぼで皆が集合したのを見てみさきちが走ってこようとするのを「前髪崩れちゃうから走っちゃだめ!」って大声で止めてたり、本当に色々気が付いて、しっかり周りを助けられる頭のいい人なのだなと実感しました。

トークライブin大型バス

 帰りのバスに乗り込んだところで、鳴海先輩がバス車内を歩いて一人一人に手作りのお守りを配ってくれました。急遽こうしたいと思って徹夜だったようですが、手作りのものをいただけると思ってなかったので本当にうれしかったですね。その後は3人が一人ずつ謎のオリジナルソングをバスの車内を歩きながら歌ってくれる謎ライブが繰り広げられました(バス車内を回りながらやりたいというお考えだったんでしょうね。走ってるバスでやると道交法違反になるので、駐車した車内で行われました)。
 帰路でも謎のお歌や、参加者全員を巻き込んで収穫祭の歌を歌わせるサバトみたいな感じでしたが、最後の最後の挨拶になって、鳴海先輩から「みんなが楽しめたら、まずは私が楽しめたらいいなと思って企画しました。最後までついてきてくれてありがとう」といったご挨拶でいい感じに締めるのも、流石でしたね。

終了後

 バスの外に鳴海先輩が立ち、一人一人にかなり長時間握手したりお話してくれる時間が最後にありました。みさきちとこなちは次の順番の人とかなりゆっくりこちらも話してもらえました。
 みさきちからは「私、恥を捨てれたかな?」といったtalkportのときを踏まえたお話があったので、「本当にがんばれました」と答えておきました。こなちからは「席が近かったので色々振ったけどすぐに答えてくれて助かりました」といったお話がありましたね。
 鳴海先輩からは「事務所にOKもらったんだ」とお話があったうえで握手を。「初めて握手できたね」と。握手についてもやはり盛り込みたかったんでしょうね。ルミナスでこれまで握手会とかあったのかもですが、自分がイベント行くようになってからは少なくとも機会はありませんでしたね。しかし鳴海先輩が「初めてちゃんと握手できたね」と言ってくれたのは、ああやっぱこの人すごい色々見てるんだなと改めて感心しました。(←TLでお聞きしたところ、ルミナスでも悪手の機会はなかったみたいですね。やはり握手する場を設けたいって強いお気持ちがあったんですね)
 
「手おっきい!」と驚かれたので、昔楽器やってて…みたいな話をしてしまいましたが、こういうところでちゃんと「今日たしかったです」と素直に言えないのが、自分はダメなオタクだと思いました。

 というわけで、16年来のストライク1期時代からのフォロワーには「あいつ会社でもそれなりのポジションになってるのに、声優と稲刈りするために朝8時集合してるのウケる」みたいに言われながらも参加しましたが、本当に楽しい1日でした。鳴海先輩の「これをやりたい」を詰め込んだ1日だったと思いますし、ファンにしっかりついてこさせるだけの魅力があったと思います。
 多分「名札に落書きして回る」とかもご本人のお話からするとやりたかったのかな?と思いますが、それは来年またやりたいことを増やして実現すればよいし、この人なら実現できるんだろうなとそんなことを考えました。

 終わりです

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